前回までのあらすじ
眞鍋せんせぇ~~~(T_T)
出てません。
本編あらすじ
2戦目が終わり、村雨の親番。
「悩んでいるフリはよせ」
「もうわかっているんだろ? そのクジに当たりはないと」
漆原に挑発されながらも、冷静に札を出す村雨。
3戦目の結果は───
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:5 労:1 | 藁の家 | 木の家 |
漆原 命:5 労:0 | 木の家 | オオカミ |
【親】村雨 命:4 労:0 | オオカミ | 藁の家 |
天堂 命:4 労:1 | レンガの家 | 木の家 |
なんと、「平和な世界」が成立し、3戦目はあいこ。
間髪入れず、第2ラウンドスタート。
親番である天堂は、
「あまりにも愚か 謙虚と卑屈の区別もつかんとはな」
「だがお前達の愚かさも 私が聞けば懺悔となる」
「一言残らず告白しろ 神の声が聞こえるまで」
と札を出す。
「くだらねぇな 謙虚だの懺悔だのゴチャゴチャと」
牙頭は、他人など無視してもっと好き勝手にやればいい、と言う。
「結局のところ 欲を満たせた奴は笑って 満たせなかった奴らがそれに怒り続ける」
「だからオレの敵は いつも怒ってる」
「やれやれ 結局クジを引き続けるしかないのか」
「実際に決着がつくまでは 誰もがもっともらしい口を利くからな」
牙頭、漆原が札を出し、村雨の手番。
「オイ先生」
「医者に待たされるのは慣れっこだが 心配だから聞かせてくれよ」
「診断はまだなのか? ヤブ医者」
「……」
「怯えているのか?」
「重症の患者ほど 病名を早く聞きたがる」
「全プレイヤー選択完了!!」
「流れを変えられるか2ラウンド1戦目───」
「オープン!!」
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:5 労:1 | オオカミ | レンガの家、木の家、藁の家 |
漆原 命:5 労:0 | 木の家 | オオカミ、レンガの家、藁の家 |
村雨 命:4 労:0 | 木の家 | オオカミ、レンガの家、藁の家 |
【親】天堂 命:4 労:1 | 藁の家 | オオカミ、レンガの家、木の家 |
この結果は、その場のプレイヤー達のみならず、観戦していた獅子神達をも驚かせるものだった。
ラウンド初戦、すべての手札を持つ状態で「親」。ここで天堂が最弱の「藁の家」を出すメリットはほとんど無いようなもの。
何か策があるのか。
だとしても問題は、本人以外誰もそれが分からない事。
村雨に「神の声」が届かなければ、天堂のこの行為はただの自殺行為となってしまう。
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:5 労:1→2 | オオカミ | レンガの家、木の家、藁の家 |
漆原 命:5 労:0 | 木の家 | オオカミ、レンガの家、藁の家 |
村雨 命:4 労:0 | 木の家 | オオカミ、レンガの家、藁の家 |
【親】天堂 命:4→3 労:1 | 藁の家 | オオカミ、レンガの家、木の家 |
感想
灰谷さんのよく分かる解説
こういう、「ルールまとめ」って助かりますよね!
天堂さんの意図
最終ページのユミピコのインパクト(笑)
これアレですよね、真経津さんの鏡に映っていた脳内のイメージと似ている気がします。
さて、敵味方オーディエンス全てが困惑する天堂さんの一手。
とはいえ、天堂さんが
「一言残らず告白しろ 神の声が聞こえるまで」
と言った時、意味深な村雨さんのカットが入ったので、ひょっとしてこれで何かピンと来た…?可能性もあります。
「一言残らず告白」って辺りが、何かありそうな気もしますが…。
読者の皆様は、いかがでしょうか。
「医者に待たされるのは慣れっこだが」
アッ、牙頭さんもアレなんですね、体調不良で病院行ってもちゃんと待つタイプなんですね…。
いやまあそりゃそうか…。
ウェイトレスさんにダル絡みしてた会社員たちをブン投げてたもんなぁ…。
私も以前病院で、待たされている事に苛立ち、看護師さん相手に文句を垂れている方をお見掛けしましたが、ああいうのマジでやめて欲しいです。
牙頭さんそういう人ブン投げてくんないかな。
いやむしろ村雨先生やっちゃって!