こちらの記事はコミックス未収録の内容をそれなりに含みます。ネタバレを見たくない方はお気を付けください。
はじめに
大金を求める者。
スリルを求める者。
優越感を求める者。
楽しさを求める者。
ありとあらゆるギャンブラーが集う、カラス銀行。
そんなカラス銀行で行われているゲーム、それらを紹介していきます。

前提として
カラス銀行では、ゲーム・ギャンブラーのランクが以下のように区分けされています。
5スロット |
4リンク |
1/2ライフ |
1ヘッド |
こちらは、下にいくほどギャンブラーとしてのランクが上がり、賭け金も大きなものになっていきます。
5スロットはいわば序の口。ごくありふれたカジノのゲームと変わりありません。
4リンクからは、ギャンブラーには賭博口座が与えられます。また、ゲーム中に重大な身体的損傷を負う可能性が出てきます。
1/2ライフは、ゲーム進行によってはギャンブラーが死亡する可能性が非常に高くなります。
1ヘッドについては、本編ではゲーム自体は登場していないものの、対戦者のどちらかが確実に命を落とす内容であることが村雨さんの口から語られています。
また、1ヘッドへの昇格については1/2ライフランク以上のギャンブラー上位50名が銀行側から指名される形となっています。
真経津さんは現在1/2ライフランクゲームに2回勝利しているものの、昇格の話は出てきていない状態です。
これらを踏まえて、カラス銀行のゲームを紹介していきます。
ウラギリスズメ

カラス銀行の5スロットランクで行われているゲーム。
「ハイド」側がどちらかの箱に宝石を隠し、「チェック」側がそれを当てる。それを交互に繰り返すといった、至極シンプルなルール。
ただし、「チェック」側が大きい”強欲のつづら”を選んだ場合、当たっても外れても賭け金は元の金額の±100%加減。
小さい”堅実のつづら”を選んだ場合、当たっても外れても賭け金は元の金額の半分しか動かない…といった、心理戦要素が加わる。
気分屋ルーシー

4リンクで登場したゲーム。
真経津と獅子神が対戦した際の賭け金は、8000万円。
ゲームの目的は、少女ルーシーの心を開き、彼女からの愛を得る事。
互いの金庫にハートを入れ、5面にそれぞれ最低1箇所以上の当たりを設定した後、交換。
交互に鍵を挿していき、1面から順々に当たりを見つけ、先に5面の当たり=ハートを金庫から出した者が勝利。
…これだけなら普通のゲームだが、問題が、ハズレに鍵を挿してしまった場合。
傷心のルーシーは、プレイヤーの手のひらに鍵を突き刺す事で鍵を返却する。
ちなみにこのルーシー、なんと公式YouTubeで悠木碧さんがCVを担当されてます…!
イメージピッタリすぎるので、ぜひ見てみてください…!
サウンド・オブ・サイレンス

4リンクで登場したゲーム。
真経津と村雨が対戦した際の賭け金は、1億6000万円。
ただし渋谷は「4リンクでやるゲームではない」と評している。
ゲームの目的は、相手より長く意識を保っている事。
「セット」側が「0秒」「2分」「3分」のレコードを配置し、「チョイス」側が1枚選択。
「チョイス」側は選んだレコードに記載されている時間分、有害音楽鑑賞を行わなければならない。また、音楽鑑賞後は役割を交代してこれを繰り返す。
この有害音楽は、累計5分の視聴で鼓膜を破壊し、それ以降は三半規管や脳に深刻なダメージを与える。
更に、累計10分1秒を超えた後は人間には絶対に耐えられない音を出し続けるため、実質、相手に10分1秒を引かせた方が勝ちとなる。
ジャックポット・ジニー

1/2ライフランクで登場したゲーム。
真経津と雛形が対戦した際の賭け金は、3億円。
互いに巨大な砂時計「富の器」に入り、6枚の手札からそれぞれ1枚を出し合う。
手札には「黄金」「盗賊」「魔人」の3種類が含まれており、ジャンケンのような関係性のそれらを使いながら、たった1枚の金貨を相手より多い枚数に増やしていく。
6枚の手札を使い切った時点で1ラウンド終了。これを3ラウンド繰り返す。
3ラウンド終了時点で相手より多くの金貨を所有しているか、対戦相手の死亡がゲームの勝利条件となる。
……このゲームについては是非とも、本編を読んでその内容を確かめてもらいたい。
アンハッピー・ホーリーグレイル

1/2ライフランクで登場したゲーム。
真経津と叶が対戦した際の賭け金は、6億円。
ゲームの目的は、10ラウンド終了時に相手より多くの聖水を得る事。
プレイヤーはそれぞれ「聖杯(チャリス)」側と「聖水(ポーション)」側を繰り返し、3つの聖杯、3つの聖水の中から1つずつ組み合わせを作る。
ただし、それぞれ3つのうちニセモノの聖杯が2つ、毒の仕込まれた聖水が2つ存在する。
本物の聖杯には「注がれた液体の性質を反転」する力があり、毒を注がれれば聖水に、聖水を注がれれば毒に変える。
ニセモノの聖杯には何の力もないので、注がれたモノの性質はそのまま。
また、毒は500㎖がほぼ致死量であり、聖水はその2倍の量で毒を中和する解毒剤の役割も持つ。
ペナルティは、取得した聖水と毒をすべて飲むことだが……
ザ・ショートホープ





こちらは今までのゲームとは毛色が異なり、「基本的人権を差し押さえられた債務者達が任意で参加する」ゲームとなる。
ルールは非常にシンプル、モニタに表示される柄と同じマークの床から離れるだけ。
ただし失敗すれば即座に電撃、そして床から落下させられるという、死に直結するゲーム。
また、ラウンドが進むにつれ床のマークが変化するなど、難易度が上がる仕掛けになっているようだ。
ブルー・テンパランス

1/2ライフランクで登場したゲーム。
真経津と天堂が対戦した際の賭け金は、12億円。
ゲームの目的は、相手側の天秤を自分より高く掲げること。
プレイヤーはそれぞれ「ブルー・ボックス」に入り、”配置側””選択側”の役を繰り返す。
”選択側”になった際はそれぞれ「どちら側の天秤に作用するか」「天秤に載せる石の増減数」を選ぶ。
「どちら側の天秤に作用するか」は自身で選べるが、「天秤に載せる石の増減数」は”配置側”がセットした3種類のカードから選択する。
両者が”配置側””選択側”を行った時点で、天秤の傾きが更新される。
天秤の傾きとブルー・ボックス内の圧力は連動しており、天秤が高くなれば減圧、低くなれば加圧される。
5分間選択を遅延させればペナルティが与えられる。
最後に
以上、カラス銀行で行われているゲーム一覧でした。
皆さんは、どのゲームをやりたいですか?
私は…
「ウラギリスズメ」で堅実のつづらにばかり宝石を入れ続け、ゆるやかに特別融資を受ける側の人間ですね…( ˘ω˘ )
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