前回までのあらすじ
本編あらすじ
第5ラウンド、黎明の「たいまつの死者」を「歓迎する門番」で迎え入れてしまった獅子神。
【門番】獅子神 | 鉄壁 | 居眠り | 歓迎 |
【旅人】黎明 | ハート | ハンマー | たいまつ |
【門番】獅子神のスコア | 変化なし | ハート-1 | たいまつ+1×2 |
ハッピーハート | ロウソク | |
獅子神 | 0 | 2本→4本/5本 |
黎明 | 2 | 1本/5本 |
これにより獅子神の持ち時間は半分の半分、残り34分となってしまった。
風前の灯火となった獅子神は、「お前はここで、死ぬほど何がしたかった?」と黎明に問われた事を思い返していた。
幸せとは言い難かった子供時代。
獅子神は、「スゲェ奴になりたかった」。
ボロボロのランドセルはブランドバッグになり、家の広さは5倍になり、スナック菓子ではなく三ツ星レストランで夕飯を食べられるようになっても、獅子神の心は満たされなかった。
「ピカピカ」な人間になりたくて、「ピカピカ」なフリをする大したことのない連中に怒った。
───自分がそいつらと違うという証が見つからないから。
そんな中で、獅子神は真経津晨と出会った。
絶対に人ごみに埋もれない、本物のピカピカ。
すり減りながらもこのまま進んでいけば、ピカピカが見つかるはず───
そう思っていた獅子神だったが、突如鼻と口から血を流す。
「あーあーあーあー 随分突然キたね」
「答え合わせってのはいつも 思ってたより早く来るモンだ」
画面越しにその様子を見ていた真経津たちは「…偶然? それとも分かってた?」「偶然と言いたい所だが あの男の性格を考えれば必然だな」と話し込む。
「一つだけ言えることは」
「あのマヌケには 試練が山程残っているということだ」
血を吐いた獅子神に対し、黎明は「さすがに気付いてると思うけど 5本のロウソクの毒の強さは同じじゃない」と解説を始める。
「1本火がつくごとに寿命が半分になっていくんだ」
「5本目のロウソクは1本目のロウソクより16倍毒性が強い」
「だから急に血反吐を吐く」「そろそろ実感が湧いてきただろ?」
「お前は死ぬんだ キッチリ時間通りにな」
「見るべきモノはない オレはもう飽きたよ」
時間たっぷりに第6ラウンドのゲートキーパーを配置した黎明。
残り時間わずか29分となった獅子神のトラベラー配置となったが、獅子神は突然笑いだす。
訝しむ黎明だったが、獅子神は「単に思ったんだ」「そりゃ弱ぇよな おんぶにだっこじゃあよ」と笑顔でトラベラーを配置。
獅子神は確かに強くなった。
だが、それは引率の先生───村雨がついていたから。
誰かをブチのめしたいのなら、自分だけの力でやらなければ。
「飽きただと? 知ったような口をきくんじゃねぇよ」
「オレが1番ウンザリしてんだ 自分の不甲斐なさに」
退屈そうにしていた黎明の目が開かれる。
「見ようが見まいが構わねぇが 先に一つだけ断っとくぜ」
「オレはオメーを殺さなきゃなんねぇ」
「ピカピカのオメーを 超えるためにな」
感想
真経津さんとの出会い
獅子神さんが強くなったのはもちろん村雨先生のご指導あっての事ですが、やはりきっかけとなったのは真経津さん…!
真経津さん好きとして結構嬉しいシーンでした。
毒の強さ
ロウソクによって毒の強さが違う、というのは全く思いつきませんでした!!
たくさんロウソクに火がつくと、毒のダメージが蓄積されて効きが早くなるのかなあ…といったふんわりとした思い込み…。
ジャンケットバンクはこの、「ふんわりとした思い込み」で後から「ええっ!?」と驚かされる展開が多いので、気を付けないとですね…。
「シヴァリング・ファイア」の個室のガラスを勝手に強化ガラスだと思い込んでいた事とか…
神
一人だけラーメンまで用意しとる…
黎明くんが「見る」シーン
ゆっくり開いて「んっ?」と見るシーン。
「あれ?よく見るとキミ結構イケてね??」といった感じがしてイイですね。
急にガッと目を見開くよりも、なんかこう…「あれ?よく見ると」といった感じが出てて。
【急募】語彙力