前回までのあらすじ
圧殺！
毒殺！！
大☆爆☆発！！！
本編あらすじ
「デビルズマイン・ツインズ」のルール説明は続く。
基本的なラウンドの流れを説明した後、
・両プレイヤーが同ラウンド中に「ブランク」の岩を選んだ場合、同じラウンドをもう一度やり直す
・もし両プレイヤーが岩を削り切っていた場合は「より遅く掘り抜いた側」、完全に同時だった場合、もしくは２０ラウンド終了後６０分経過しても死者がいない場合は「総採掘回数の少ないプレイヤー側」に致死量の猛毒を散布する
・通信・暴力・３分以上の遅延行為は禁止
といった追加ルールを説明。
そして前哨戦にて互いに１本ずつ手に入れた「スケルトンキー」の効果が明かされる。
「スケルトンキーは勝負を一変させるチートコードへのアクセスキー！！」
「使用者はプレイヤー一人を対象とし 次の３つの特性の内一つを適用させることができます！！」
特性「潔癖症」───自分が削岩したラウンドで自動的に「人魂」による洗浄が行われる
特性「ワーカホリック」───毎ラウンド所持するツルハシが一本増加
特性「運命論者」───特性を得た瞬間、自分の「ヘル・インゴッド」が端数切り上げで現在の半分のブロック数まで減少
ゲーム中一度だけ、いかなるタイミングでも「スケルトンキー」を使用することが出来、その効果は永続する。
しかし逆にいえば、その効果はゲーム終了まで変更不可となる。
これらの説明を聞きながら頭を指で叩く真経津。
…を、真似る三角。
最後に、勝者には「ヘックスメダル」が２枚贈られる事が伝えられ、ゲームが幕を開けた。
「これから死んじゃう人に言うのもなんだけど 最期まで楽しもう」
「賛成だな 人は死んでも記憶に残る」「思い出すなら楽しそうな姿がいい」
「ボクは思い出になる気も 君を思い出すつもりもない」
「常識のない奴だな 死人に選択権はないんだ」
睨み合う二人だったが、白金から促されジャンケンで先攻後攻を決めることに。
「じゃーんけーん」「ポンッ」
「あいこで」「ショッ！」
「ショッ！」
「ショッ！」
「ショッ」
「ショッ」
終わらないジャンケン。
「…ねぇ」「さっさと始めたいんだけど」
「ん？」「ああ それもそうか」
その途端、ジャンケンはあっさり決着。
三角の勝利で、「トレジャー」側スタートとなった。
「両プレイヤー入室してください！！」「当然ですがゲーム終了まで退室はできません！！」
入室した部屋の中を見回す真経津。
二人の着席を確認後、「トレジャー」三角の方に４種のカードが配られる。
「ルールむずくね？」
「あのもじゃもじゃ何言ってるか一つもわかんね」「バカ？」「契約書とか読めないタイプ？」「アタシソリティアもよくわからないのよぉ～」「いやフツーに聞いてたら分かるだろ？」「理解する気がないんでしょうね」「は？ウザ」「要はこのカード並べりゃいいんでしょ？」
「先に謝っておくけど オレはたまに騒がしくなっちゃうんだ」
「悪気はないから勘弁してくれ ああそれともう一つ」
「お前の人生を奪う それも一応謝っとくよ」
その言葉を放つ三角の背後に、無数の人影を見る真経津。
「…ナルホド 君だけ団体戦って訳だ」
感想
デビルズマイン・ツインズのルール全容
今回はゲームの流れが分かりやすく提示されていましたね。
手に入れた「宝物」がどのタイミングで使用されるのかも明示されました。
そして追加で明かされた
・ループの存在
・20ラウンド完走後の対応
・反則行為＝即死（※なお反則行為に「暴力」が存在）
・スケルトンキーの効果
について。
これらと真経津さんの反応を見て思ったのは
・ゲームの部屋から出る方法がある？（白金主任は一応「ゲーム終了まで退室できない」と言ってはいましたが…）
・スケルトンキーの効果は相手に押し付ける事も出来る？
といった事です。
ど…
どうなんでしょうね…？？？
「税金みてぇな鬱陶しさだな」
確定申告が始まるこの時期にこのセリフ、なんてタイムリーな(笑)
トントントントントントントン
あなたが真似すると怖い！！！(怒)(涙)
深読みし過ぎマン
本項目は筆者の妄想を楽しむ内容となっております。
「シヴァリング・ファイア」では、白金主任が一度だけ発した言葉が真経津さんのヒントになっていました。
という事は今回も…？と思い、白金主任の発言を読み返したところ！
「何をやっても命を落とす地獄の旅路」
という発言が！引っかかりました！！
「何をやっても命を落とす」…？
それってつまり、
何もしない＝地上に行こうとはせず、地獄に留まる事 が生存する唯一の道なのでは！？！？
そう考えると…
可能な限り掘らない！
掘らずに生き残る！！
これしかない！！！
…え？毒？
真経津さんならレディ・ポイズンのように吸いこむ空気を選別して猛毒ガスの中でも活動できるはず───！！！
