前回までのあらすじ
吸い込む空気を選別して生き残るしか道はない、ってｺﾄ…！？
本編あらすじ
第１Ｒ前半、三角が「トレジャー」をセットし、「マイナー」側の真経津が岩を選択する。
真経津はやや戸惑った様子で「どうやってるのかはわからないけど ずいぶんと余裕なんだね」「わざわざ点をくれるなんて」と岩を選ぶ。
「悪ふざけなんかじゃないって 本当はわかってるだろ？」
「俺はよく見たいだけだ お前の生きてる姿を」
両プレイヤーの選択が終わり、結果が開示される。
| １Ｒ前半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
| 真経津 | ３０ | ＋１ | ０／５ | 無気力瓶 |
| 三角 | ３０ | －１ | ０／５ | ？ |
「怪しみながらも取れるモノは取っておく やっぱりお前は強い奴だな」
「そりゃどうも "さっきの"人にもよろし「あ───もうツイてないわ！」
再び「おしゃべり」に戻ってしまう三角。
そして「トレジャー」「マイナー」側を交代し、真経津が「トレジャー」のカードをセットする。
「皆で相談しながら 仲良く戦うのは構わないけど」「死ぬ直前でわめかないでよ？ "みんなが悪かった"って」
「「皆で相談しながら 仲良く戦うのは構わないけど」」「「死ぬ直前でわめかないでよ？ "みんなが悪かった"って」」
またも真経津の言葉をオウム返ししながら、掘る岩を選択する三角。
「大丈夫だよ オレ達はそんな上辺の関係じゃない」「ちゃんと自覚してる 皆はオレの一部だって」
周りを置いてけぼりにしながら会話を進める二人。
そして結果は───
| １Ｒ後半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
| 真経津 | ３０ | ＋１ | ０／５ | 無気力瓶 |
| 三角 | ３０ | ±０ | ０／５ | なし |
「う───ん」「そんなに簡単にはいかないか」
三角は何のアイテムも得られず、削岩もできない。
結果、真経津の「ヘル・インゴット」のみが削岩される事に。
落下防止の柵が取り付けられているものの、削岩の轟音が室内に響き渡るため耳を抑える真経津。
そしてその様子を、ネット中継にて見ていた獅子神達。
前までの自分なら「真経津は絶好調」と言っていたが、今はさすがに違うという事は分かる、と獅子神。
この場の誰も三角の目的は分からないものの、「三角が弱すぎる」ことは確かだ、と断じる黎明。
強い・上手な人間が弱い・下手な人間のフリをしようとも、必ずどこかに本来の優秀さが出てしまうもの。
だがしかし、先ほどの三角にはそれが全く感じられない。
会場に入ってきた時とはまるで別人だったため、真経津も驚いたのだろう、と村雨。
「別人って…そんじゃまさか 多重人格だって言うつもりか？」
「安直に考えればそういうことになるが 私の考えは違うな」と答える天堂。
「あの男は もっと邪悪な大罪人だ」
そんな会話がなされている事を知ってか知らずか、第２Ｒ、「トレジャー」を設置する真経津は「ちょっとプライベートな話だけど」と前置きした上で、三角が多重人格者なのか、それとも殺した相手を取り込めると信じている生粋の殺人鬼なのかを尋ねていた。
「何を訳のわからないことを言ってるんだ？」「人を殺したら取り込めるなんて完全にイカれた奴の発想じゃないか」
そもそも、自分は賭場の外で人を殺した事なんて一度もない、と返す三角。
「オレはたくさん友達を作って 楽しく暮らしたいだけなんだ」
「でもなんでかなぁ」
「友達になれたと思ったら 皆自分から死を選ぶんだ」
「オレは嬉しくて悲しいよ 新しい友達」
感想
watching you
「悪ふざけなんかじゃないって～」「～お前の生きてる姿を」
の２コマで三角さんがしていたポーズは、watching youというジェスチャーですね。
その名の通り、「（お前を）見ているからな」というハンドサインです。
血界戦線 Back 2 Back9巻より
血界戦線でも、キュリアスが去り際にやってましたね。
劣勢めの撤退シーンでしたが、こんなジェスチャーをやって見せたため、格は落ちていなかったように思えました。
弱い？
絶対弱くはないんですが、雰囲気がまるで別人な事にギャンブラーズも警戒しています。
例えば、眞鍋先生と戦った時、真経津さんは御手洗君の真似をしていました。
もちろん最終的には真似をしていた事がバレましたが、なかなかいい所まで騙せていたと思います。
「未熟者を放っておけない」眞鍋先生の弱点(?)に合致していたためかもしれませんが…
そして今回の三角さん。
なんか…真経津さんと似ているような気がしません？
真経津さんは「装い」、三角さんは「取り込む」。
いずれこの違いが、明確に出てくる時が来るのでしょうか…
「ちょっとプライベートな話だけど」
あらまあ、真経津さんが賭場でそんな話をするなんて。
あっでも、天堂さんと戦った時もデリケートな話題出してましたね。葬儀方法の話題。
「何を訳のわからないことを言ってるんだ？」
お前が言うなオブザイヤー。
にしてもなるほど、三角さんはコピーが済んだら自分から殺していたのではなく、コピーされた相手が自分から死んでいたのですね。
まあ確かに…気付けば自分と一挙手一投足同じ事をされ、考えも口調も一緒で、そんな相手が四六時中そばにいたら気が狂ってしまうかも。
しかも三角さんは悪意からそれをしているのではなく、「友達になりたいから」やっている。
ほほう…天堂さんの言う通り、そりゃ邪悪ですわ。
唐突も唐突なんですが、私Occultic;Nineってアニメの主題歌「聖数３の二乗」の歌詞の一部が好きなんですよ。
「善なる 究極の悪」
三角さんにピッタリかもしれませんね～～～！
