本編あらすじ
真経津(マフツ)の言葉の真偽を確かめるため、第2面も「自身の設定した当たり鍵穴」の位置に鍵を刺す獅子神(シシガミ)。
解除は成功。
次いで、真経津も第2面の解除に成功する。
「この人は 敵に道を示した 傷を負わずに進める楽な道を…」
「でも大抵… そういう道の行き着く先は…」
御手洗(ミタライ)は真経津の誘いを悪魔のいざないかのように思うも、獅子神は動じる様子も見せず第3面も解除して見せる。
「おまえの考えは 大体わかった」
「ホント!?すごいね!君の策も楽しみ!」
楽し気に答えながら、真経津もまた第3面を解除する。
軽口を叩き合う2人の姿に、御手洗は進んで危険な道を行くその考えが理解できずに懊悩する。
いくら大金を手にしたって こんなことを続けてたらどうせいつか死んでしまう!!
―――ふと、御手洗は気付く。
どうせ、いつか死ぬ。
それならなぜ自分は、”退屈”な人生を生きている?
脳裏に浮かぶ、真経津の言葉。
「最高の遊び相手に出会えた時 ボクの人生は終わるんだ」
―――最期の最期…この人は、どんな顔で死ぬんだろう?
御手洗の胸に一つの思いが浮かび上がる中、第4ラウンドが始まる。
獅子神は、真経津は当たりの位置全てを把握しているわけではないと推測していた。
なぜなら、相手がイカサマを行う前提でいたため、第4面まではあえてイカサマ対策を行わず、最後の第5面だけは徹底した対策を行ったから。
そして―――2人は、互いに無傷のまま第4面を解除する。
そこで獅子神は思い当たる。
「獅子神と同じ場所を当たりに設定した」、このイカサマを秘密にしていれば、少なくとも第4面までは圧倒的に真経津に有利だったはず。
その有利を捨ててまで、最後の運勝負に持ち込もうとするなど、まるで自分に勝たせようと―――
『相手より先に自分の名入りのハートを金庫の外に出すこと これがゲームの勝利条件です』
気分屋ルーシーのゲームデモンストレーション、会場内の確認…
金庫から目を離したタイミングは、何度かあった。
この金庫 本当にオレのか?

感想
正方形の金庫だったので、てっきり第6面まであるかと思ってました…。
冒頭できちんと「5つの面にそれぞれ~」と説明されてましたね。うっかり。
相手が楽な道を示している時、たいてい人は警戒します。
「ちょっと話をするだけだから」と誘われて解放されない勧誘地獄になったり。
マルチ商法なんかも、そういう流れですよね。
誰でも分かる事なのに、獅子神さんは普通に真経津さんの誘いに乗っています。
自信があるからこその行動なのでしょうが、常識人である御手洗君からすれば、全く意味の分からない行動です。

しかし常識人?の御手洗も、常識人枠から外れそうな疑念が浮かんでしまいます。
「この人は どんな顔で死ぬんだろう?」
真経津さんの家に言った時にきいた「ギャンブルをする理由」についてのやり取りから、御手洗君はこんな事を思いついてしまいましたが。
いやー…そこ気になっちゃいましたか…。
そして最終局面を迎えるところで、獅子神さんは金庫のすり替えを疑いました。
そうなんですよね、ルールでは「自分の名入りハートを取り出す事」が勝利条件となっていて、必ずしも自分が取り出す必要はないようです。
…ど、どのタイミングで入れ替えを…?
確かに、派手なデモンストレーションもありましたし、すり替えをする隙はありそうです。
すり替えに定評?のある真経津さんなら、出来る…のかも?
獅子神さんと同じく「この金庫、本当に獅子神さんのか?」と疑いながら、次回へ!