前回までのあらすじ
ハナちゃんの恋模様に、大盛り上がりの読者たち!
本編あらすじ
第2セット1ラウンド目、山吹に先手を取られた獅子神・村雨ペア。
続けて2ラウンド目───
第2セット2ラウンド | 数字 | 残り手札 | 累計提示額 |
【親】山吹 | 3 | 1,4 | 2 |
獅子神 | 3 | 1,2 | 7 |
時雨 | 2 | 1,3 | 0 |
村雨 | 2 | 3,4 | 0 |
提示額が重複した事により、2ラウンド目の落札は無し。
ベラベラ演説をかましたわりに決め切れなかった事を揶揄う獅子神だったが、
最も読みやすいタイミングである山吹の親番で読み切れなかった事実を時雨が嘲笑う。
3ラウンド目の手札を選ぶ中、獅子神はこの場で自分だけが「戦える武器」を持っていない事に焦りを覚えていた。
「その調子でドンドン悩め 足掻く程 読みやすくなる」
必死で札を選ぶも、開く前から「2」を選んだ事を読み取られる。
「まさかとは思いますが ただ大きい順に札を出してません?」
「そんなので事が上手く運ぶのなら 世界はもっと幸せに満ちていますよ」
第2セット3ラウンド目───
第2セット3ラウンド | 数字 | 残り手札 | 累計提示額 |
山吹 | 4 | 1 | 6 |
【親】獅子神 | 2 | 1 | 7 |
時雨 | 3 | 1 | 0 |
村雨 | 3 | 4 | 0 |
最大額を提示した山吹の落札決定。
時雨は「足に重りを付けられた状態」のため知性に精彩を欠いている村雨を嘲るものの、
「あなたが本当に賢いのなら 私に向けるべきは挑発ではなく感謝のはずだ」
と一蹴される。
そして「6」の電撃にて落札を完了する山吹。
「2」では余裕の笑みを浮かべていたものの、「6」ではあまりの痛みに怒りの涙を滲ませた。
第2セットは山吹・時雨ペアの勝利。
罵倒交じりに勝ち誇る加賀の反応に、「彼女は なぜ僕を恨んでいるんです?」と渋谷に問いかける梅野。
その話題はさらりと流れ、梅野はこの場で獅子神だけが実力が足りていない事を言及する。
だが、獅子神をこの場に呼んだ人間は宇佐美である事から、何か考えがあるのだろうと落ち着く。
「それでは第3セット1ラウンド 村雨様の”親”から札を選択してください」
誤字でしょうか?
おそらく親は時雨さんかと思います。
獅子神は「"4"を出す」事を決めつつも、その先に何も無かったら、と考える。
「時に獅子神君 君に1つ尋ねたい」
「何も持っていないことは 何よりも辛いとお考えですか?」
意味の分からない問いかけだったが、山吹が「相棒が性格悪くてワリーな」「そんな事聞いてやるなよ ”貧乏人”に」とダメ押しとばかりに口を出す。
「持たざることを最悪と思っているなら そこには誤解がある」
「一度得たものを失うことこそ 真の最悪と知るでしょう」
第3セット1ラウンド───
第3セット1ラウンド | 数字 | 残り手札 | 累計提示額 |
山吹 | 1 | 2,3,4 | 6 |
獅子神 | 4 | 1,2,3 | 11 |
【親】時雨 | 1 | 2,3,4 | 0 |
村雨 | 1 | 2,3,4 | 0 |
感想
宇佐美主任の考えとは…!?
敵はおろか、行員にすらギャンブラーレベルの違いを指摘されてしまった獅子神さん。
しかし、それがまさかの宇佐美主任による仕込みだったとは…。
宇佐美主任の狙いは、一体何なのでしょうか?
思えば宇佐美主任は、御手洗君の事もレベルアップさせるために一度負けさせています。
御手洗君を伊藤班に取られてしまったのは、予想外だったみたいですが…
となると、獅子神さんのレベルアップを考えている…?
伊藤主任は、行員を英雄に仕立て上げましたが、宇佐美主任はひょっとすると、獅子神さんを本来の意味での英雄(スターギャンブラー)にしようとしている…?のかもしれません。
電撃ダメージ増加!
「2」では余裕の笑みを見せていた山吹さんでしたが、「6」ではとうとう表情を失くしていました。
いやもう…
本当に、電撃シーンは迫力があります。痛そう…!
今回最後に落札した獅子神さんの落札額は「11」…。
「6」の2倍近い数字です。
今から来週の始まりが怖い…。