前回までのあらすじ
世界の中も外(読者サイド)も、獅子神さんが心配!
本編あらすじ
対面する四者。
「外の奴らとは目つきから違う 捻りがいがあるぜ」
「あなたは別段代わり映えのしない顔だ 態度と同じくらい脳も大きいことを願う」
「本気で言ってるなら過大評価だったな 謙虚さを持たない強者などいない」
「この男の言葉は正しい お前たちは皆謙虚であるべきだ」
「恐れ多くも 神の眼前に立っているのだからな」
「なるほどね」
「神か 僕が1番嫌いな奴だ」
命を賭けたブタの盗り合い───「ピーキー・ピッグ・パレス」、開幕。
透明な壁に覆われたテーブル、椅子、そしてギャンブラー達を模したと思われるブタの人形。
「ここはブタ達の王国“ピーキー・ピッグ・パレス”!! 皆様にはブタと共に協力して自らの王宮を築いていただきます!!」
「今回の賭け金はなんと総額20億!! なんとかボクのものってことになりませんかね!?」
更に今回は、主任解任戦の第1回戦という事で、副賞として大将戦で自陣のプレイヤーにゲーム上の特権を与える「スケルトンキー」と、5億の追加報酬が支払われるという。
そしてタッグマッチのため、ルール説明も兼ねてデモプレイが開始されることに。
「チームメイトが隣に来るよう着席してください」
村雨の左側には牙頭。
「なーんか既に嫌な予感がするな 個室に入れられていいことなんか一度もなかった」
「…予感ではない」
「ニヤケ顔のマヌケが私の敵として座る あなたは既に不幸の体現者だ」
「態度がデカいのは職業病か? まだ診断も済んでねぇのに」
「なるほど 見かけよりも勤勉な男というわけか」
「このゲームの目的は自分以外のプレイヤーからブタを集め 自身の宮殿を完成させることにあります」
「そしてその戦いに用いられるのが この4枚のカード!!」
「”3匹の子ブタ”と ”悪いオオカミ”です」
デモプレイとして、ひとまず牙頭を「親」とし、そこから反時計回りにカードを一枚伏せて出す。
全プレイヤーがカードを出したところで、カードオープン。
プレイヤー | カード |
【親】牙頭 | オオカミ |
村雨 | オオカミ |
天堂 | 藁の家 |
漆原 | 木の家 |
デモプレイとしてこの上ない結果になった、という司会の灰谷。
「ここまでの手順を”建築フェイズ”と呼びます」
「そしてこのフェイズでカードが公開された際───」
「一枚以上場に”オオカミ”が存在する場合 ”襲撃フェイズ”へと移行いたします」
オオカミを出したプレイヤーは親から順番に、自分が攻撃する「ブタの家」か別の「オオカミ」を指定する。
ただし「オオカミ」が指定できるブタの家は、「その場に存在する最も低いグレードの家」。
3匹の子ブタの家は、童話の通り藁の家、木の家、レンガの家が存在する。
そしてレンガの家は、オオカミには絶対に壊せず狙うこともできない。
オオカミはズボラなのでその場で最も脆い家しか狙えず、また他のオオカミが既に狙っている獲物も指定できない。
デモプレイで言えば、牙頭はオオカミである村雨か藁の家の天堂しか狙えない。
また、牙頭が藁の家の天堂を狙った場合、オオカミである村雨は獲物を襲う事ができない。
そして木の家である漆原は、藁の家よりもグレードが高いため誰からも狙われない。
「もし自分の家がオオカミに攻撃された場合 中にいたブタはオオカミによって攫われてしまいます」
「こうして攫ってきたブタ達を労働力として使うことで 各プレイヤーは自身の宮殿の完成を目指すワケですが───」
「一つ重大な注意点をお知らせいたします」
「このブタ達はプレイヤーの命を表す」
「自らのブタを全て失った場合 自室の酸素濃度は極限まで低下いたします」
「ご存知でないかもしれませんが 酸素がないと人は死にますのでご了承ください」
感想
いつもの和やかな顔合わせ
牙頭さん⇒(おそらく)平常運転。
村雨さん⇒平常運転。
漆原さん⇒(おそらく)平常運転。
天堂さん⇒平常運転(神)。
(おそらく)平常運転の二人が引いとるやないですか……
ただし、漆原さんは神が嫌いらしいです。
漆原さんは運を天に任せる系ギャンブラー(だと思っている)なので、「神が嫌い」という発言はちょっと意外でした。
神頼みが嫌いって事なんですかね?
運はあくまで運で、神様がそういった確率をいじる事は許せない…とか?
そして個室に入った後の村雨さんと牙頭さんとのやり取り。
村雨さんが息を吐くように相手を煽るのはもちろんですが、牙頭さんの返し。
村雨さんの事を研究してきている…
読者全員知っていましたが、前回のタッグマッチのお相手達とはやはり格が違うようですね。
なんとかボクのものってことになりませんかね!?
ほんとそれ。
スケルトンキー
「自陣のプレイヤーにゲーム上の特権を与える」…
「特権」…
…
…うーん、村雨・天堂ペアが勝ったとして、真経津さんこれ使ってくれるんでしょうか…?
PPPのルール説明
村雨さんの嫌そうな顔が面白かったです(笑)
それはさておき、やはりライフ・イズ・オークショニアのパワーアップ版って感じですね。
前回は数字の大小だけでしたが、今回はそこにジャンケンのような関係性も加わっています。
どう考えてもジャンケンより複雑だとは思いますが…
おおまかなルールは分かりましたが、
・ブタをいくつ集めればいい?
・そもそも手持ちのブタはいくつ?
・何回戦あるの?
などなど、不明点もだいぶ多いです。
おそらく次回、それらの説明がされると思うのですが…
次回…次々回…休載…ッ!!
次は12/14(木)に再開されるそうです…ッ!!
残念ではありますが、今までの話を読み返したりコミックス最新13巻を読んだり原画展に行ったり考察する等して、楽しく待ちます!!