前回までのあらすじ
村雨さんとお兄さんが仲良しそうでSo Good!
本編あらすじ
「ライフ・イズ・オークショニア」後、伊藤に「御手洗(オモチャ)の坊主と一緒に」顔を出すよう伝言をする片伯部。
それを聞いた伊藤は「そろそろ潮時ということだ」「次の仕事が決まったぞ 御手洗暉」と言う。
…が、御手洗は意思を失くしたかのように座ったまま、何の反応も返さないのだった。
一方、真経津家。
真経津の退院の話を聞いた獅子神と村雨が呼び鈴を鳴らす。
と、ドアを開けて出てきたのはなんと天堂弓彦。
成長した獅子神の眼には、光輪と翼のように広がる眼、そして更に閉ざされた眼が映って見えた。
思わずドアを閉める獅子神。
そこへ更に黎明もやって来るが、やはり黎明も夥しい数の眼と本人をすっぽり包み込んでしまいそうな巨大な眼を持っていた。
獅子神の反応に、「聞いていたより優秀な人間に見える」「前よりずっと オレのことをよく見てるね」とそれぞれ言葉を送る天堂・黎明。
また2人は初対面だったのか、向かい合った瞬間お互いの「自分が世界の中心」という姿勢が伝わったらしく、相容れず睨み合いを始める。
そんな2人を無視して部屋の中に入った獅子神は、以前と変わりない真経津の姿を見るが、そこには自身と自身を見る夥しい数の眼…が映る鏡があった。
「気を付けてね」
「見えるモノが増える程」
「同じくらい わからなくなるモノも増える」
改めて、友人としてつるみ始めた彼らの恐ろしさを実感した獅子神だったが、「まあいいさ」「オレは一歩ずつだ」と切り替え、真経津の退院祝いが始まった。
それぞれが持ち寄ったお菓子を食べる中、宇佐美班と伊藤班の抗争の話が始まる。
抗争が始まれば、違う班に所属している彼らは潰し合うことも十分にあり得るのだ。
すわ殺し合いか、となるが、「オレ達全員 真経津に負けてんだ」「殺し合う程ランク高くねぇだろ?」と獅子神の冷静なツッコミ。
だがそこへ真経津のスマホにメッセージが。
「あ ボク 1ヘッド昇格だって」
「一番乗りだね 先に行って待ってるよ」
感想
今話も情報量が多い!!
久々の伊藤班
すごい量のエナドリ(笑)
そして伊藤主任の前のテーブル…なんかアウトドアっぽい雰囲気ですね?
この日の昼食担当は、登山が趣味の雪村さんだったりして。
電話&雪村さん越しではありましたが、この2人の主任のやり取りは初めてです。
どちらも引けを取らぬ強者感…!
そして御手洗君が…
獅子神スカウター
「ライフ・イズ・オークショニア」にて成長した獅子神さん。
そんな獅子神さんが村雨さんを見た際は、時雨・山吹コンビとは桁外れの数の眼が部屋を覆いつくすほどでしたが、天堂さん・黎明くん・真経津さんを見た際も、それぞれ違った描写が見えました。
天堂さんの眼はまるで天使のよう。
塞がれた眼は片目を失った事の暗示か、それとも真経津さんの鏡に出てきた「悪魔」の眼なのか。
黎明くんは、デカい。とにかくデカい。
しかしやはり、壁・床・天井を覆いつくす細やかな眼も存在しています。
そんな彼らを見た後で、真経津さんは異色でした。
相手を映す鏡。
そして鏡の中から見つめる眼。
なんか、ゾクッとしましたね…。
主人公である真経津さんの異質さが、ありありと描かれていました。
しかしこの、「序盤弱かったキャラが強くなり、当初格上の存在であった強者たちに認められる」的な演出を見ていると、本当に獅子神さんはギャンブラー側の準主人公ですよね…。
また私は真経津さんが大好きなので、本編再登場が嬉しいですし!!!レベルアップした獅子神さんと交わしたやり取りも大好きです!!!
天堂!生きとったんかワレェ!!
真経津さんの事を神様と呼ぶのか?「よしてよ 真経津くんでいい」なのか?
そこは判明しませんでしたが、再登場おめでとうございます!
秒で黎明くんと世界観の違いで喧嘩をし、謎の和解を見せるという…
そして最後の「5スロット…」!!!
唐突にネタキャラになりましたね!!
5スロットのギャンブラー達はご愁傷様ですが
1ヘッドキターーーーーー!!
「先に行って待ってるよ」って…
いやあの、ええ…
どっちか必ず死ぬやつ…
にしても、黎明くんはともかく、獅子神さん・村雨さん・天堂さんは、1ヘッドの話が来た場合どうするんでしょうか?
村雨さんは一度、はっきりと昇格を拒否していますが…
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