前回までのあらすじ
ワンヘッドギャンブルの報酬はなんと、「特権」！
その特権を利用し、白昼堂々と惨劇を引き起こした男・眞鍋瑚太郎はなんと、小学校教員だった。
本編あらすじ
小学校の放課後。
誰もいなくなった教室で、一人の生徒・ナオヤが、眞鍋に相談をしていた。
友達のキーホルダーを壊してしまった事を謝ったのに、許してくれないというナオヤ。
聞けばナオヤは、友達のキーホルダーがうらやましくて、わざと壊したのだという。
「じゃあケンジが怒るのもしょうがないな」
「なんでっ！？オレちゃんと謝ったのに！！」
「それがまずいんだよナオヤ ”ゴメン”っていうのは反省を伝える言葉なんだ」
「”謝ったんだから許して当然”なんて言う奴 君だって許したくないだろ？」
眞鍋の「もう一度ちゃんと謝るんだ 許してくれてもくれなくても」「それでも仲直りできなかったら また明日僕の所に来な」という言葉に、晴れやかな顔で友達の家に向かったナオヤ。
入れ替わるようにやって来た同僚の教員が、曇った表情で保護者の来訪を告げる。
応接室で黒川美斗（ミント）の母親の応対をする眞鍋。
彼女は子供の成績が下がっている事、学芸会でやりたい役をやれなかった事について眞鍋にクレームを入れていた。
かしましい声にも動じる事無く、「美斗さんが悪い方向へ向かっているとお考えですか？」と問う眞鍋。
「人の話を遮るんじゃないわよ！！何度もそうだって言ってるでしょ頭の悪い教師ね！！」
「それなら原因はハッキリしてますよ」
「母親だからだ お前のようなゴミが」
激高した母親の髪を掴み、机に叩きつける眞鍋。
何度も繰り返しながら、彼女がホスト狂いである事、文句より感謝を子供に聞かせるべきである事、優遇されない事を差別と呼ぶべきでない事、テストの点だけで子供をはかってはならない事を叫ぶ眞鍋。
「美斗さんが育てたアサガオは クラスで一番立派に咲いたんですよ？」
泣きながらそう言った眞鍋はようやく母親を解放。
この事を黙っていなければ財産分与も親権も無しで捨てられるであろうと脅迫し、応接室を後にした。
そして廊下の窓から、カラス銀行の迎えのリムジンを確認。
「今行くので校門前に停車しないでください」と、迎えに来た蔵木に伝えた。
一方、真経津と御手洗。
彼らもまたリムジンに乗り、ワンヘッドのゲーム会場へ移動していた。
豪華なリムジンの中、目隠しをされた状態でポテチとジュースで寛ぐ真経津。
ワンヘッドゲームの内容は極秘扱いで一握りの人間にしか知らされず、1種につき1回しか使われない。
だが真経津は、移動の長さによるトイレの心配しかしていなかった。
ようやく着いた、巨大な倉庫の中。
そこには、デフォルメされた炎のキャラクターがソフトクリームを持った、ファミリーレストランのような店が建っていた。
今までとは桁違いの会場に、期待が高まる真経津。
そして既に会場に到着していた、宇佐美と伊藤。
「お前をこう呼べるのも今日が最後だな ”宇佐美主任”」
「実にいい響きだ 私をそう呼ぶ練習をしておいてください」
感想
日本の教育界に必要な先生じゃんすか
私自身は教育関係者ではないのですが、これは胸張って言えますね。
この先生は日本教育界の宝ですよ！！！
まず、子供が相談しようって思える先生ってところが良いですよね。
「この人は話を聞いてくれる大人」だと信頼されてるわけです。
そして眞鍋先生、「ああ あのロケモンの？」と、生徒のキーホルダーについてもしっかり把握しています。
生徒の事をよく見てる！！
話をする時も、生徒と目線が合うように、あえて座り込んでいますね。
何がマズかったのか子供に理解させ、「それでもダメなら」と、ちゃんと自分が後ろに控えている事を伝えています。
これなら子供も安心！
対モンペも、エクセレントな対応されてますね～～～！！！
話が通じないヤツには"理解"らせる！！
相手の弱みを握って反論できなくさせるゥ！！
この叱り内容、ユミピコ神父を彷彿とさせますね。
母親はきっと気にも留めなかったであろう、「アサガオをクラスで一番立派に咲かせた」という美斗さんの素敵な長所も挙げてます。
…。
子供への対応、ヤベェ保護者への実力行使。
この先生が（おそらく）明日にはこの世からいなくなるかと思うと…
ジャケバン史上、一番大きな損失かもしれません…。
「エンバンメイズ」みが出てきた会場！
山奥…
特別会場…
エンバンメイズのダーツ会場っぽいですね(笑)
遅ればせながら、今年に入ってから全巻読破しました。
最強プレイヤーは桂木鈴音、異論は認めない
アメリカンダイナー「シヴァリング・ファイア」、開店！
アメリカンダイナー…？
ファミリーレストラン…？
暗黒セレブ達はいつもよりかなり寛いだスタイルでの観戦です。
私、あらすじで
そこには、デフォルメされた炎のキャラクターがソフトクリームを持った、ファミリーレストランのような店が建っていた。
と書きましたが、宇佐美主任たち、倉庫の上側から観戦してるっぽいですよね。
お店っぽく見えるのはガワだけで、屋上はない…のか？
そして注目すべきは、マスコットキャラクター。
炎とソフトクリーム…
シヴァリングとはシバリング、要は寒い時に体がブルブル震えるアレの事です。
トリコのアイス・ヘル編を読んでください
なんですかね、今度は温度に関わるステージになるんでしょうか…？
続きが気になりますが、なんと、次週休載…！
エンバンメイズやトリコを読みながら待機してはいかがでしょうか(笑)
