前回までのあらすじ
本編あらすじ
第1ラウンド3戦目を終えた現在。
真経津は
・「ICE」のパーで勝つ
・「HOT」のパーで負ける
・「HOT」のチョキで負ける
という、このゲームでやってはいけない事を3つもやってしまっていた。
更に残る手札は3枚。
時間が経つごとに勝つ可能性が減っていく状況だが、真経津は
「勝負を可能性に丸投げする程 ボクは自分を疑ってないよ」
と言い放つ。
それを聞いた眞鍋は「どうしてこんな所に…いや」「こんな所にいるからこそか」「君は立派な若者だなぁあ!」と歓喜の涙を流した。
「参りましょう 勝負の分かれ目1ラウンド4戦目!! オーダー!!!」
第1ラウンド4戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 | HOT パー(+5℃) | ICE チョキ(-2℃) ICE グー(0℃) | -5℃ |
眞鍋 <3勝中> | HOT チョキ(+2℃) | ICE パー(-5℃) ICE チョキ(-2℃) | +7℃ |
眞鍋が3勝した事で、第1ラウンドはあと2戦で終了が決定した。
そんな中御手洗は、一瞥しただけで頭を開くような感覚をもたらす眞鍋を前に、「自分が敵の手助けをしているのではないか」「強者の前に立つには弱すぎるのではないか」という恐怖感に襲われていた。
だが、対面に立つ蔵木の姿に、ギャンブラー達の宴に参加した際の事を思い出す。
「テメーが弱っちいうちは 他人の強さなんて気付かねーもんだ」
「つまり自分が強くなったからこそ 人の凄さがわかるようになったってことですか?」
「そう言うとすげー偉そうだな だがまぁ”当社比”でそうだな」
片付けをしながら「どうしたら僕も強くなれますかね」と獅子神に相談する御手洗。
そんな中、村雨が冷蔵庫から明日の朝食用のハムをくすねる。
止めたと思った獅子神だったが、取り戻したのはすり替えられた壺だった。
「まぁアレだ」「見ての通りだよ」
「オレが考えてることなんざ 強え奴らは当然見抜いてる」
「オメーのミスで負ける程 真経津は弱くねーだろ」
───まずはしっかりと立て!! 役に立とうなんて考えるな!!
───真経津さんは 僕に殺される程弱くない!!!
「アレ?」
5戦目、眞鍋へ一矢報いるには「ICE」のグーで眞鍋の「ICE」パーに負けるしかない。
そんな局面で御手洗は、今「他人を認めて成長した」事実、そしてそれは先ほど眞鍋が言っていた通りでは───と気付く。
「オーダー!!!」
第1ラウンド5戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 | ICE チョキ(-2℃) | ICE グー(0℃) | -7℃ |
眞鍋 <3勝中> | ICE パー(-5℃) | ICE チョキ(-2℃) | +7℃ |
「危機感は人に素直さをもたらす」
「はしゃぎ回った子供たちも ようやく落ち着きを取り戻したな」
「皆さんが静かになるまで 1ラウンドかかりませんでした」
感想
泣いちゃったよこの人
四天王の先生が浮かびました。
ギャンブラーの宴(回想)!
明日の朝食のハム…って事は、お泊り会だったんですね!
楽しそ~~~!
そしてまさか村雨さんがつまみ食いを積極的にするとは(笑)
すり替え用に使った壺!!
お前、12話の壺じゃないか!!
そんな愉快な思い出で奮い立った御手洗君。
瞳が狂気に満ちているゥ~~~!
でもこのシーン結構好きです。
御手洗君が、己の狂気パワーを前向きな感じで使っているように見えて。
皆さんが静かになるまで
先生ならではのフレーズにフフっとなりました(笑)