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【ジャンケットバンク】第149話 私たちもピカソ顔【ネタバレ】

2024年5月9日

前回までのあらすじ

天堂の悪魔の如き神業により追い詰められた、牙頭と漆原。

彼らに遺された道はただ一つ。

相棒を守るために、どちらかが己の命を捧げる事───

本編あらすじ

https://twitter.com/itch_itch/status/1788222334597255612

───オレには 友達がいなかった

やりたいことをやりたいようにやるため、やらなければならないことを考え実行してきた牙頭。

ただそれだけの事で、周りは牙頭を疎ましそうに見てきた。───ただ一人の友達を除いて。

周りのクソ野郎共に正しさを示すため。一人しかいない友達に、期待を持ってもらうため。

他人が「価値がある」と言っていたモノを集め続けてきた牙頭。

───いらねぇんだよ そんなモンは!!!

本当は、とっくの昔に十分幸せだったのだから。

───全部無価値であって欲しいんだ

理不尽に命を奪われたライバル。

善人も悪人も大人も子供も金持ちも貧乏も、不幸は降りかかる相手の顔など見ようとしない。

全部無意味で、無価値。

───そうじゃなきゃ 悲しいじゃないか

あんなに素晴らしいモノが、理由もなく消える世界なんて。

腹を括った二人は、互いへの言葉をかける。

オレ達が何を得て 何を失っても

僕達が何を間違い 何を忘れたとしても

重要なのは 今ここからだ

どんなに嘆いても 僕達はもう若返らない

楽しかった

神への生贄が決まる最終戦!! 11ラウンド3戦目 結果は───
オープン!!

プレイヤーカード残り手札
【親】牙頭
命:1 労:4
藁の家木の家
漆原
命:1 労:2
藁の家木の家
村雨
命:2 労:2
藁の家木の家
天堂
命:1 労:5
オオカミ木の家

愚かさに愚かさを重ね 死の淵に立つまで幸福に気付かなかった咎人共よ

神の恩赦だ 愚かさを引き摺りながら生きろ

「村雨を攻撃する 私の宮殿は完成だ」

───だから言ったのだ 悪趣味だと

感想

札が公開された直後の二人の表情

が、すごく好きです…!

「やっぱりお前はそうするよな」

「あ~あ、ガッちゃんらしい」

といった声が聞こえてきそうな表情でした。

悪魔的神業

ピカソ顔になっちゃった。

いやそらなるわ。

なんなら読んでる方もなったわ。

村雨さんもすっっっごい空気読んでますね…。

あそこで「趣味悪!知らん」となって「木の家」を出していたら全て台無しですもんね…。

しかしまぁ、村雨さんはあんな方(※)ですがどちらかといえば人の命を守る系のタイプなので、悪趣味であっても人命優先の手を選んだ…んでしょうね。

ライフ・イズ・オークショニア…?

アレはアレですよ、殺る気100%でしたから。

それはそれとして、死を目前にしての振り返りや、

重要なのは 今ここからだ
どんなに嘆いても 僕達はもう若返らない

このくだり、眞鍋先生を思い出してしまいました…。

ウッ、眞鍋せんせぇ……(´;ω;`)

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