前回までのあらすじ
名前:シグレケント
タイプ:あく・ゴースト
やんちゃな 性格。
ライフ・イズ・オークショニアで絶命した。
ふぐさしが 好物。
本編あらすじ
揺るぎないピカピカになれるなら、自分の命だって賭けられる。
それなら、敵───友の命も支払えるだろうか?
ゲームを観戦している宇佐美は、ここからは
・黎明にたいまつを渡せない(5本目点火すれば獅子神同様、時間制限がなくなる)
・黎明にハートも渡さない
戦いとなり、今までの比では無い程難しい読みを求められるだろうと言う。
だが伊藤は「敵を殺せるかどうかで悩む弱者にとっては読み合い以前の問題」と冷たく言い捨てる。
「弱者?むしろ逆ですよ」「弱い者はそんなことで悩めない」
「敵を殺せるほど強くなったから より厳しい課題(げんじつ)に苦しめられるんです」
宇佐美の言葉通り、獅子神は黎明の手を読むために黎明を見つめるたびに、「クソ野郎」の声に苦しめられていた。
『そこまでして勝たなくても いいじゃねぇか』『オメーは優しい奴だ』『アイツらがおかしいんだって』『まだ時期じゃない』『分相応』『辛いだろ?』『フツーなんだよ』『ムキになってもろくな事ねーぞ』
声を振り切ろうとする獅子神。
そこへ別の声が耳に届く。
「ヒデェことばっか言いやがる」
「そんなに自分が嫌いなのかよ」
14ラウンド、結果は───
【門番】黎明 | 居眠り | 歓迎 | 鉄壁 |
【旅人】獅子神 | ハンマー | ハート | たいまつ |
【門番】黎明のスコア | ハート-1 | ハート+1×2 | 変化なし |
ハッピーハート | ロウソク | |
獅子神 | 4 | 0本(無効状態) |
黎明 | 5→6 | 4本/5本 |
たいまつは渡さずに済んだが、ハートを一つ増やしてしまう結果に。
これにより黎明は残り時間がギリギリなものの、勝利にリーチをかける事になった。
「ツレないな敬一君 なんでそんな苦しそうな顔をしてる?」
「せっかく2人が 同じ世界にいるっていうのに」
15ラウンド目、ゲートキーパーの獅子神は5分間一切喋らずに黎明の手を読んだ。
前ラウンドに聞こえた別の声、僅かな違和感の正体に思いを馳せたものの、5分はあまりにも短すぎる。
15ラウンド目、結果は───
【門番】獅子神 | 居眠り | 鉄壁 | 歓迎 |
【旅人】黎明 | ハンマー | たいまつ | ハート |
【門番】獅子神のスコア | ハート-1 | 変化なし | ハート+1×2 |
ハッピーハート | ロウソク | |
獅子神 | 4→5 | 0本(無効状態) |
黎明 | 6 | 4本/5本 |
「オレがハートを得るチャンスはあと2回」
「だが2回目のチャンスは結果が出る前に時間切れで死んでしまう」
黎明の残り時間は、14分。
ハートを得る事が出来る門番は次の16ラウンド目と、その次の18ラウンド目。
「もう分かってると思うけど」
「次のラウンドが オレ達の命に答えを出す」
「迷っている内に 人生が終わらないようにね」
感想
狐の声を聴いて!!!
とは言ったものの、黎明を殺さずに獅子神さんが勝つ未来…
うーん…
黎明くんイカレとる
前話から分かっていた事ですが…
黎明を殺すかどうかで悩んでいるというのに
「ツレないな敬一君 なんでそんな苦しそうな顔をしてる?」
「せっかく2人が 同じ世界にいるっていうのに」
と声を掛けるの、本当にcrazyですね。
獅子神さんの出す答えは?
実質、次のラウンドで勝敗が決まりますね。
もちろん黎明くんも、全力でハートを獲りにいこうとするでしょうが…
ハートを渡さない⇒黎明の死、獅子神の勝利がほぼ確定
ハートを渡す⇒黎明勝利、黎明生存
と、獅子神さんの心持ちに委ねられるところが大きいです。
獅子神さんはどのような答えを出すのでしょうか…