前回までのあらすじ
【悲報】三角母、哀しいくらいにまともな人だった。
本編あらすじ
凄い人達の前に立つ時、僕はいつも怯えている───
そう自認する御手洗は、これ以上三角に真経津を見て欲しくない、そんな声を上げそうになっていた。
削岩と、三角の個室の洗浄が終わり、第9ラウンド。
9R前半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 21 | ±0→+1 | 1/5→2/5 | なし |
三角 | 21 | ±0 | 0/5 | ? |
9R後半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 21 | +1→±0 | 2/5→1/5 | なし |
三角 | 21 | ±0→+2 | 0/5→2/5 | 先人のツルハシ、無気力瓶 |
札を選択する度に、三角の姿がちらついていた真経津。
第9ラウンドは、三角に完全に抑え込まれる形となる。
「人の気持ちを考えろ」───この「人」とは、「自分」に他ならない。
無自覚に理解を強要し合う、そんな世界では平和にならない。
だからこそ、自分が「理解ある世界」になるしかないのだと語る三角。
第10ラウンド、1戦目───
10R前半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 21 | ±0 | 1/5 | ? |
三角 | 19 | ±0→+1 | 2/5→3/5 | 無気力瓶 |
三角の「友人」たちは、「もういつも通りの流れじゃないか?」と雑談を始める。
そんな中、真経津は「三角さん 君は最悪だけど 最高の男だ」と三角に語り掛ける。
「理解したよ」「ボクは君に勝てない」
唖然とする御手洗。
三角は淡々と「最初からそう言ってただろ」「間違っても降参なんかするなよ?」と返す。
「もちろんしないさ」
「君には勝てなくても ゲームには勝つからね」
「友達と話ができるなら みんなに聞いてみるといいよ」
「必ずいるはずだ ボクと目が合った奴が」
「どうしたの? "わからない"って顔してるよ」
感想
御手洗君の一般人(パンピー)ムーブ
お前は相手を怯えさせる側だ!!!
「人の気持ちを考えろ」って言うヤツ
確かに、そういうヤツって大抵主語がデカいというか…。
「みんな○○って言ってるよ!」「いやー、みんなどう思うかな~…」…こういう時の「みんな」って、自分のことなんですよね。
「”自分は”こう思う」ってハッキリ言え───!
「三角 誉」には勝てずとも、ゲームには勝つ
そりゃあまあ、74人もいれば、何人かは足を引っ張りそうな人間もいるでしょう。
しかし、ワンヘッド戦を何度も勝ち続けている三角さん。「友達」に足を引っ張られるような事態、今まで一度もなかったのでしょうか…?
「目が合った」のは果たして誰なのか。
…ひょっとして、三角さんの中で全く変化しない、お母さん…?

にしても最終ページの真経津さん、睫毛の影が伸びてまるで悪魔みたい…