★最新話【ジャンケットバンク】第184話 それ友達じゃないっす【ネタバレ】

前回までのあらすじ

そういえばヤンジャンコメ欄に「真経津さんと目が合ったのは”ボク””俺””あたし”だ！！！」みたいなファンが溢れていて、大変よろしゅうございました。

本編あらすじ

突如強気な態度を見せた真経津。

それは虚栄か果たして、結果は───

３回連続ブランクを引いた後の、初めてのアイテム獲得。

しかし、削岩カウンターが「２」となったため、次の一手で確実に「大喰らいの人魂」を獲らなければ即敗北となる。

だというのに真経津は、全く怖れる事無く速攻で２枚目の札を選択。

「大丈夫 そんなことにはなり得ないんだ」
「そうでしょ？ お姉さん」

結果は───

これには三角の「友達」も「三角本人」も驚いたようで、その場で会議が始まる。

「は？なんで？」「オイちゃんとやれよ！！何やってんだ！？」「あの人急に顔つきが変わりましたね」「コイツがミスったんじゃねーの？」「ヤバ」
「三角さんのせいなのかな？」
「彼は みんなを見てる？」

削岩と洗浄が終わり、１１ラウンド目。

「トレジャー」側の三角は動揺などなかったかのように即札を配置。

まぐれ当たりだと思っているのなら嬉しい誤算だ、と真経津は「”ツルハシ”と”瓶”はどこ？ 意地悪そうなオバさん」と三角に話し掛ける。

「何？」と無表情の三角だが、真経津は「ありがとう」「やっぱり 持つべきものは友達だね」と納得したように札を選択。

１１ラウンド１戦目、結果は───

真経津は三角を「何十人もの思考を再現し一つに束ねる」天才と称する。そして、そんな人間に読み勝つのはあまりにも無謀だと。

「だからボクは 君の友達を読む」

三角が完璧に模倣した、完璧じゃない人間たち。

三角が「うわ言」を話す時、名指しで声をかけられた時。三角は無意識に一瞬だけ「その友達」になってしまう。

真経津は、その瞬間の三角の選択を読んだのだ。

「君は皆を理解してる」
「でも その理解が君を殺す」

三角の前に、鏡が現れる。

手と手を繋いだ友達の「鎖」、それで描かれたパッチワークのような三角の姿。

だが三角は動揺する事なく、「友達」と共にその鏡を砕き潰した。

「何度言わせる 妄想を理解と呼ぶな」
「わかり合えた友達が オレを殺す訳ないだろ」

「オレは世界で 彼らはそこの住人なんだ」
「もしも自分が害となるなら」
「彼らは オレのための世界を去る」

「仇は討つぞ この人殺しが」

感想

「お姉さん」と「意地悪そうなオバさん」

多分そういう意味じゃないんでしょうが、前回ヤンジャンコメ欄の「真経津くんこっち向いて♡」合戦を見ていると、この女性たちは真経津さんに見とれちゃったのかな…///って勘繰りたくなります。

あと地味に、真経津さんが「意地悪なオバさん」ではなく「意地悪"そうな"オバさん」と言っていたのがキュンです。

鏡演出

手と手を繋ぎ合わせた、「友達」で描かれている三角さん。

つまり、「三角さん自身」は何も…無いのでしょうか？

また、他にも「友達」の数だけの鏡が浮かんでましたね。

茫洋としていますが、一応普通の人の形を保っているようです。

それはやはり、一度三角さんに取り込まれてしまった人格だから、シルエット程度しか映らなくなってしまっている、という事なのでしょうか…？

友達の関係じゃないよねー

前回

しかし、ワンヘッド戦を何度も勝ち続けている三角さん。「友達」に足を引っ張られるような事態、今まで一度もなかったのでしょうか…？

と書きましたが、三角さんの口ぶりだとこりゃ初めてじゃねえな…

しかも「お前のせいで死んだ！」みたいな事言ってるし。

さてさて。

「わかり合えた友達が オレを殺す訳ないだろ」

「オレは世界で 彼らはそこの住人なんだ」

「世界」と「住人」は、果たして対等な友達たり得るんでしょうか…？