前回までのあらすじ
ミタライ アキラ は とく４ ウサミ はん に はいぞく された ！
１７じ まで に じごりんぎしょ を つくらないと ミタライ アキラ は さしおさえ ！
せんぱい の ウメノ ロクロウ が とりひき を もちかけて きたが … ！？
本編あらすじ
「今日の仕事に必要な情報をキャリア3か月分で売る」という梅野。
即決できずに固まる御手洗に、梅野は「自分の席は君の隣 気が向いたら声をかけろ」と言い、その場はおさまる。
自席についた御手洗は、事後稟議書を作るため、PCを起動した。
だがあまりの情報の多さに、15時半を回っても参考資料を見つける事が出来ない。
そんな姿を見かねた榊は
「ビビってねぇで必要なモノは買え」
「支払いをケチるとあっという間にトブぞ」
とアドバイスを送る。
だがそんな榊に渋谷は
「優しいねー」「もしかして責任感じちゃってるのかな？」
「榊くんがスカウトしてきた新人さんは 一週間でオークション行っちゃったもんね」
と揶揄めいた言葉をかける。
御手洗はとうとう梅野に情報を売って欲しいと頼む。
だが梅野は「それでは キャリア5か月分で売ってあげます」と、先ほどよりも多くのキャリアを要求してきた。
"時”には高い価値がある、鈍い決断は損害だ…と語る梅野に、御手洗は。
「梅野さん」
「僕から情報を買いませんか？」
話しながら見えた梅野のPC画面から、梅野が今日期限の書類を抱えていること、それが2箇所の計算ミスで数字がメチャクチャになっている事を見抜いていた。
「7か月分のキャリアをいただければ 5分で正しい数字を出せます」
御手洗の反撃ともいえる切り返しに沸き立つメンバー。
御手洗の発言が真実かハッタリか、賭ける流れに。
榊と渋谷はハッタリに賭ける。が、「しいな」と呼ばれた女性は、御手洗の目を覗き込むと
「真実に1票！ 御手洗君は数字にすごい自信あるって！」
と自信満々に答えた。
それを見た梅野は、自身がミスをした可能性が高い、と御手洗の取引に応じる事に。
キャリアを受け取った後、御手洗は計算ミスの箇所とそれにより間違ってしまっている部分の正しい数字を怒涛の如く挙げる。
もう一度聞きたいなら更に1か月分のキャリアを、と言う御手洗だったが、梅野は「覚えたので大丈夫です 素晴らしい才能ですね」とこちらも凄まじい能力を見せつける。
晴れて事後稟議書を作成できた御手洗に、しいなが「面白そうだから」とキャリアで銀行自体から直接買える権利のリストについて教える。
職場で堂々と葉巻を吸うための”喫煙権”、机を広くするための”エリア権”。
そして、1/2ライフランク以上のギャンブラーには特4の行員が一人担当について面倒を見るため、御手洗が真経津の戦いを見続けるためには”担当ギャンブラー指名権”―――通称”ジャンケット権”を買わなければならない。
次のゲームに真経津が勝てば、1/2ライフに昇格。それまでに御手洗は、ジャンケット権を買わなければならないが、それに必要なキャリアは5年―――
感想
宇佐美班は特殊能力持ち？
御手洗君と梅野さんのやり取り、完全に特殊能力バトルでしたね(笑)
御手洗君もヤバい計算能力の持ち主ですが、
2ページ11列2行が0.02%ではなく0.03% 同列7行が4.2%ではなく4.4%です なので3ページ7列12行が3427万5012 同ページ9列15行が2万7890 15列7行3927万6821 4ページ5列2行8792 6列10行2525万8062 12列2行5622 17列6行2896万1291
と、完全に仕返しとしか思えない勢いの答えに「覚えたので大丈夫です」とサラっと返す梅野さん。
そしてしいなさんも、御手洗君の目を覗き込む事で御手洗君の発言が真実だと見抜いています。
となると…榊さんや渋谷さんにも、何か特別な力があるのでしょうか！？
今回のやり取りでメンバーにも一目置かれたようですし、今後どのようにメンバーの詳細が明かされていくか期待です。
なんか可愛いクマがいるぞ！
宇佐美班のオフィスに、羽根の生えた可愛いクマちゃんのぬいぐるみが置いてあります。
可愛いクマちゃんですが、札束を抱えてます…(笑)
休載時のお知らせにも姿を見せていたので、実はジャンケットバンクの公式マスコットだったりして？
他、しいなさんのデスクにはウサギちゃんが。
梅野さんのデスクには、え、何？宇宙人？鬼？…がたくさんいます。
特にペン立てが個性的過ぎます…
ジャンケット権
とうとうタイトル回収です！
「ジャンケット」の意味を調べると、
《もてなすの意》カジノに大金を賭ける客を紹介したり、そうした客に対して宿泊先の手配や資金の融通などを行う仲介業者。
と出てきます。
ちなみに「junket」というお菓子もあるそうです。フルーチェみたいなもの？
さて、しいなさんが教えてくれた”購買部リスト”ですが、確認できる中でも多くの権利があります。
前回宇佐美さんが説明していた「仕事をやめる」権利は”辞職権”、「普通の課に転属」する権利は”普通課転属権”として記載されています。
”電話対応拒否権”なんかもある…。
しかしこの課に普通の電話がかかってくるのか…！？
