前回までのあらすじ
『チェダー、死す』
本編あらすじ
とうとう二人だけとなったEz Mode。
弱気になっていくうじゃめだったが、ちーくんこと「千尋」が「大丈夫 僕ゲームだけは得意だから」と励ましの言葉をかける。
それもそのはず、うじゃめが全幅の信頼を置く千尋は、なんとEz Modeのゲームを全て作った男であり、ゲームが始まると人が変わったかのように冷酷になるという。
そんな千尋と真経津が戦うゲームは「ジュエルシャワー・ハイガーデン」。
自分の宝箱に宝石をピッタリ100個集めるゲームで、宝石はパイプを通って送られる。
プレイヤーはそれぞれ宝石の数を2倍に増やす「宝石倍化」、パイプの流れを切り替える「切替」、宝石を貯めている宝物庫を開く「開放」のどれか一つをターンごとに選ぶ。
・宝石の数はデフォルト5個であり、2人とも「宝石倍化」を選べばストックされる宝石数は4倍になる
・2人とも「切替」を選べばパイプの流れは変化しない。ループを避けるため次ラウンドでは「切替」を選べない
・何を選んだとしても効果が出る順番は「宝石倍化」→「切替」→「開放」
・宝石をピッタリ100個集め、5秒以上経過すれば勝利
・3分以上の遅延は反則、暴力も破壊も持ち込みもダメ
・負けたらステージから落ちる
といったルール説明がなされ、ゲーム開始となる。
今までと比べ明らかにレベルの高いゲーム。
それを千尋がプレイする事によって、絶対に負けは無いと踏んでいたうじゃめだったが、獅子神から「んなことしたらもっと勝ち目なくなるだろうが」「まどろっこしいことしねぇで 相撲とかで戦っとけよ」と遅すぎる忠告を貰う。
一方、ゲーム開始直後、切り替え弁を自分の側に取得した千尋だったが、突如として目の前に現れた真経津の鏡に動揺し、身動きできないでいた。
───何コレ?
───誰のなんの何?
鏡に映る姿に「ゲームでしか他人と繋がれない僕を馬鹿にしてるのか!?」「そんなことない!!…いやそうかもしれないけど…だからこそ僕は勝たなきゃいけないんだっ!!」と動揺し、更に今現在、自分が何をしていたのかも覚束なくなっていく。
その時思い浮かんだのは、うじゃめ───アヤメとの思い出。
友達との「シャキモン」バトルで無双していたアヤメは、強さの秘訣は「千尋に教わった」「千尋はオレの先生なんだ」と一人ぼっちでゲームしていた千尋を紹介し、そこから千尋も友達の輪に───「オイ千尋ッ!!」
「何ボーっと突っ立ってんだ!? 残り時間10秒しかねぇぞっ!!!」
「うわぁっ!!わっ!!!」
慌てて「宝石倍化」を選ぶ千尋。
真経津も同じ「宝石倍化」を選んでいたため、このターンは宝物庫に宝石が20個貯まって終了となった。
「さっきちょっと聞こえちゃったんだけどさ 君とボクは似た者同士みたいだね」
「ボクも ゲームは得意なんだ」
感想
とうとう「コンビ対決」になっちゃった
どう考えてもおかしいだろ…
そして「ミステリアス無職」、ツボる…!
ジュエルシャワー・ハイガーデン
ちょっと真面目に考えると、宝石をパイプから宝箱へ送り出すローラーに何か仕掛けがされそうですよね。
普通に考えれば、あんなローラーなくても自然に宝石は落ちるでしょうし…。
「宝箱から落ちた宝石は当然カウントされない」と本編中で説明があったので、ある程度宝石が貯まってきたら真経津さんの方だけローラーの勢いが強くなり、勢いよく射出された宝石は宝箱に入らず下に落ちてしまう…みたいな仕掛けはありそうです。
デモンストレーションで、真経津さんは宝箱の中を覗いていたので、もしかすると真経津さんの方だけ底を浅くしている、みたいな小細工もされていたりして。
おーすごい、今回ちょっと真面目に考えちゃいましたよ。
まあ最後の「負けた奴はとにかく落ちる」がもうダメでしたけど。
ちーくんこと千尋くんさァ…
ワンヘッドギャンブラーじゃなさそうですね。ごめんなさい。
鏡を見た時のリアクション、今までで一番好きかもです。
「何コレ?」「誰のなんの何?」
私も真経津さんに会って鏡が出てきたらこのセリフを使おうと思います。
相撲勝負
真経津さんもちーくんも、フィジカルそんなに強くなさそうなので、マジでいい勝負になったかもしれません。
…っていうか、ギャンブラー達の相撲勝負、見てみたいかも…。
もう、うじゃめ君と黎明君、相撲で決着つければいいんじゃないんですか???
