前回までのあらすじ
第2ラウンドも佳境へ。
両者の差が広がり続ける中、真経津に逆転の手は残されているのか…?
本編あらすじ
第2ラウンド5戦目。
互いに手札は「盗賊」と「魔人」のみ。
”次にお前は盗賊を出す”と雛形は言ったが、実際は
真経津───「魔人」
雛形───「盗賊」
だがそれは、真経津が雛形の思い通りにさせないためだけに出した”損する手”。
結局6戦目で
真経津───「盗賊」
雛形───「魔人」
となり、金貨は大幅に雛形が手に入れる結果に。
真経津 | 11,830 |
雛形 | 119,244 |
雛形にも「キョロキョロ目障り」呼ばわりされる御手洗は、今までのゲームとは違い、このゲームではが相手に干渉できる手段がないため、真経津に勝ち目があるのだろうかと考えていた。
そんな中、真経津が突然鼻血を出す。
土屋田は、それが「前回のゲームで耳をやられたせい」だと雛形に教える。
雛形は「負けた時”体調不良だ”と言い訳ができる」と笑い、それを聞いた真経津は医務室へ向かうことを決断。
”富の器”から出た真経津は、御手洗に「1つ頼みがあるんだけど…」と告げる。
一方雛形は、土屋田が真経津の担当権を奪う気であり、このまま自分が圧勝すれば真経津は死なずに済むと思っているのだろう、と勘づいていた。
両者は奇しくも、互いの担当行員に同じことを告げる。
「ボク(オレ)はちゃんと敵を殺す」
感想
御手洗君のたとえ話
「負けるためだけに続けるしかない緩やかな絶望」の例として御手洗君が挙げた、
・落ちたことを確信しながら受けるテスト
・絶対に間に合わないとわかっている仕事
・どうせ別れるんだろうなと思いながら過ごすデート
ですが…
最後(笑)
御手洗君、そのような経験がおありに?(笑)
真経津さんはなぜ治療を?
真経津さんは何となく、わざわざゲーム中に治療を受けるタイプには見えません。
となると、何らかの時間稼ぎか、会場の外で何らかの仕込みを行うか…?
どちらにせよ、何か意味のある行動であることは間違いないでしょう。