前回までのあらすじ
「サウンド・オブ・サイレンス」のダメージにより、鼻血を出した真経津。
治療のため一時席を外すことになったが…
本編あらすじ
真経津が治療で席を外している間、別室でゲームをモニタしていた伊藤班のメンバー・昼間唯(ヒルマ ユイ)と雪村真(ユキムラ マコト)は、同僚である土屋田の事をこき下ろしていた。
真経津と雛形、どちらが勝つか賭けるかと持ち掛けた昼間だったが、「意見が割れなきゃ賭けは成立しない」と雪村は断る。
そして治療を終えた真経津が会場に戻る。
真経津は御手洗に「どうだった?」と尋ね、御手洗は首を横に振って見せる。
「なら よかった」
苦悩する土屋田のスケッチを描いていた雛形は、時間を忘れていたようで、それを見せられた真経津は「…悪趣味だね」とつぶやく。
そして始まる最終戦、第3ラウンド。
ゲームの本質は変わらず、相手より後に「盗賊」か「魔人」を成功させなければ逆転はできない。
第1ラウンド、第2ラウンドともに読み負けた真経津だったが、「君は霧の中にいる」と雛形に告げる。
「君はその素晴らしい目と そこから生まれる的確な読みに自信満々だけど」
「どんなに鮮明に見えようと 理解できなきゃ意味はない」
そう言いながらカードを出した真経津に、雛形は「何やってんだお前? ついにイカれたのか?」と本当に理解できない様子で言葉を漏らす。
そしてカードオープン。
真経津───「魔人」
雛形───「黄金」
出典:ジャンケットバンク コミックス4巻より
感想
伊藤班 他のメンバー登場!
新たな行員・昼間と雪村が登場しました。
彼らが土屋田に監視映像をリークしていたようですが、土屋田の事をかなりけなしています。
まあ確かに、雛形さんのヤバさは、御手洗君ですら初見で感づいてましたから…
一応「独裁権」を持つ伊藤主任はメンバーに「ギャンブラーは爆弾と思って慎重に扱え」と教えていたようです。
それなのに…土屋田さん…。
そして彼らは、このゲームの勝者がどちらになるか既に分かっているようです。
一体どちらだと思っていたのでしょうね?
描きすぎ描きすぎ!
雛形さん、少なくとも5枚ほどクロッキーしてたみたいです。
ただ少し気になるのが、雛形さんはクロッキーに夢中になっていて、実際の時間経過が不明という事です。
鼻血の治療だけならさほど時間はかからないでしょうが、「サウンド・オブ・サイレンス」の傷なので、結構しっかりと診察されているかもしれません。
一体どれほどの時間が経っていたのか。
これは、カギになってきそうです。
誤字じゃないような…気が…
出典:ジャンケットバンク コミックス4巻より
「最期」…
切り札…じゃない…えっ??
「魔人」の効果は、相手の金貨の「90%」を奪うもの。
ただし、それは相手が「盗賊」を出した時だけ。
雛形さんは「黄金」を出していたので、当然…
全く意味のない手になります。
御手洗君が思わず「は?」とすんごい表情をしてしまったのも頷けます。
…???
皆さんは、真経津さんのこの行動、理解できますか?
できません