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【ジャンケットバンク】第60話 感想 すごい情報量だ

2021年12月23日

前回までのあらすじ

倉庫。

債務者達。

何も起きないはずもなく…

本編あらすじ

倉庫内の部屋は全部で120。

1号室の平均価格は9,000万であるのに対し、110号室以降の平均は800万円台。

それ以下の金額となると、バラ売りに回される…と語る宮本。

しかも彼らは”商品”であるため、一日に30万円ずつ値段が下がってしまい、毎週土曜のオークションで売れ残ってしまうと210万円が引かれてしまうという。

4,200万円に設定された御手洗には113日猶予がある。

と思いきや、2,500万円以下になると危険度が増す、と宮本は言う。

30万のコート着て泥遊びする奴はいないが 3,000円なら破れても諦めがつく

安値で落札されては、結局は雑に扱われ、地獄が待ち構える羽目になる。

一日に使える最低落札価格は所持分の50%なので、売れるためには投資する事も必要だ…と、宮本は御手洗を売店に連れて行く。

ポテトチップスが12万、靴下が25万と法外な価格の商品を売る店主・フジモトは、中古のつなぎを着た御手洗に

人間ハートが一番大事だが 汚ねぇ奴の内面なんざ誰も見ねぇぞ

とアドバイスを送るのだった。

そしてようやく9号室に着いた御手洗。

2段ベッドが二つ、奥にベルトコンベアーが設置された異様な部屋には、2人の同居人がいた。

自己紹介する御手洗を、

うおおお―――!! やったあああ!!

マトモそうな奴来た!!

と歓迎する同居人たち。

そこで御手洗は宮本に、何故そんなに色々と教えてくれたのか、と尋ねる。

宮本はかつて、優しい先輩に同じようにしてもらった事、見返りに何かを求められたことはなかった事を語った。

ソイツはすぐに売れてったケドさ いい奴ってのに久しぶりに会ってこう思った

オレはクズだけど ”クズにしちゃマシ”くらいにはなりてーなぁって

宮本の話に感じ入っていた御手洗だったが、そこで21時半を報せるブザーが鳴り響く。

同居人たちは御手洗をベルトコンベアーのところへ来るよう急かす。

唯一の楽しみ 食事の時間だ

稼働するベルトコンベアーから流れてきたのは―――残飯

…あの… コレ… 食べ残し…ですよね?

引いている御手洗ではあったが、宮本たちは構わずに食べ続ける。

なんと、この残飯は10分で次に行くという。

次?

なんとこの残飯すら、若い番号の部屋から順へ流れていき、3桁の部屋には食べカスすら残らないのだという。

ここは地獄で オレたちは餓鬼なんだ

覚悟を決めた御手洗は夕食を済ませ―――時刻は23時32分。

宮本は御手洗に歩み寄り、「日が変わる前に同居人の罰金をまとめて支払いに行く」ため、カードを渡すよう要求した。

それを聞いた御手洗は「”クズにしてはマシ”って話…信じたかったのに…残念です」と呟く。

ボクに色々と教えてくれたのは この嘘を信じさせるためだったんですね

そんな手には乗らない カードは絶対に渡しません

御手洗の返事に、宮本は一瞬冷酷な表情を浮かべるも、すぐに同居人たちと大笑い。

宮本さん怪しすぎ―――!! 誤解するって!!

言い方が詐欺師くせーんすわ!!ブハハハハハハ!!

笑いながら宮本は御手洗の肩に手を回し、「信用できるまでは一緒について来たらいいさ!」と部屋の外へ促す。

いやーマジでゴメン御手洗くん

ところで1個だけ言い忘れてたんだけど

夜11時以降は 権利を買ってない奴は外出禁止なんだ

カードは渡さなくていい お前がブッ倒れたら奪うから

感想

何も起きないはずもなく―――!!!

良い人だと信じたかったのに―――!!!

重要そうな情報がたくさん出ましたね

・倉庫内の部屋は全部で120

・1号室の平均価格は9,000万円、110号室以降の平均は800万円台

・最低落札価格が800万円を下回ると、バラ売りに回される

・最低落札価格は日に30万円ずつ下がっていく

・オークションは毎週土曜に開催され、そこで売れ残ると最低落札価格から210万円が引かれる

・最低落札価格が2,500万円を下回ると、買い取られても、ロクな目に遭わない

・一日に使える最低落札価格は所持分の50%まで

…うーん、情報量が多いです。

日々落札価格が下がっていく点は分かりやすいですが、一日に使える最低落札価格は所持分の50%までというのが、後々効いてきそうですね。

例えば現時点であれば、御手洗君は2,100万円までドカッと使えるわけですが…。

”優しい先輩”とは?

宮本自身が榊さんの後輩か、と思っていましたが、どうも”優しい先輩”の方がその人なんでしょうか…?

優しい先輩が榊さんの後輩…??

「すぐに売れてった」との事なので、9号室に入る価格=4,200万円前後の価格を保ったまま、売れて行ったのでしょうか。

今後の登場が期待されます…!

やはり”餓鬼”の集い場か

1日の終わりに、宮本は御手洗を騙そうとしてきます。

しかし、よく考えたら「日が変わる前に罰金を払いに行く」というのもおかしい話です。

宮本は御手洗に「オークションで一回売れ残ると7日分が値引きされる」と説明しているのです。

つまり、値引きは1週間に一度、まとめて行われるという事です。

まあ、この説明があってもなくても、御手洗君はカードを人に渡す事はしないでしょう。

そして最後、部屋から締め出されてしまった?御手洗君ですが…

これは、宮本も部屋から出ているのでしょうか?

恐らく、権利を買っている宮本は部屋の外でも平然としていられ、御手洗はその場でペナルティのため倒れる…という算段なのでしょう。

ただ、御手洗君も売店に寄ってはいるんですよね。

宮本が一緒にいたので、彼の目を盗んで何かを購入するのは難しそうですが…売店のシーン、描かれ方が途中でブツンと切れているように見えます。

もしかすると、御手洗君がここで何かを購入している可能性はありそうです。

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