前回までのあらすじ
エナドリカレーチャレンジしたくなったか賭けません?
本編あらすじ
獅子神の自宅へ招かれたギャンブラー達。
豪勢な食事、怪我をしている獅子神。
獅子神は一昨日「1/2ライフ」ランクへ昇格したため、その祝賀会として真経津・村雨・叶を招待したのだった。
「4リンク」で真経津に敗北している村雨をおちょくる獅子神であったが、
「私も先月1/2ライフまで戻したからな」
と衝撃のカミングアウト。
思わぬ反撃を喰らった獅子神は、自分こそが最初に次のランクへ行ってやると息巻くが、村雨は冷静に「それは愚策だな あなたには向いていない」と返す。
なんと村雨はかつて、最高ランク「ワンヘッド」に昇格した事があった。
…が、一度も戦わず逃走した、と。
「残高の額で昇格が決まる下位ランクとは違い ”ラダー”の上位50名のみが”ワンヘッド”に昇格される」
”ラダー”については3巻23話に説明がありますが、
「1/2ライフランク以上のギャンブラー」と読み替えて良いと思います
ある日突然、昇格を告げられた村雨。
だが彼に、幸運が舞い込む。
村雨は、本当に偶然、ワンヘッド所属の男とすれ違ったのだ。
「その男が何位の人間で どこの誰かは知りもしなかったが」
「あの灰色の目を見た瞬間に 私は口座の金を使い切ると決めた」
続けて村雨は、
「自殺願望があるなら止めはしない」
「そもそも我々全員が1/2ライフ所属なのだから、あなた(獅子神)の初戦が楽である理由は一つもない」
と告げる。
獅子神はその言葉を重く受け止めていたものの、真経津は何故か、話の途中から様子を変えていた―――
一方、カラス銀行・伊藤班。
伊藤は御手洗に、「宇佐美班との交流戦が決まった」と告げた。
「ランクは"1/2ライフ” 日時や条件は交渉済みだ」
「担当するギャンブラーは貸してやる お前が担当として出場しろ」
目的が見えない御手洗は伊藤に問いかけるものの、「天堂弓彦(テンドウ ユミヒコ)を迎えに行け」とだけ返されるのだった。
更に場面は変わり、何処かの教会らしき場所。
神父・天堂弓彦は、告解室で罪を告白する人々の声を聴いていた。
「妻以外の女性を妊娠させてしまった」「泣き止まない娘をピンで刺してしまう」「老婆からカバンを奪ってしまった」
そう話す彼らは皆なぜか、己の罪が他者に暴かれてしまっていた。
どんどん弱る彼らは、己の中に悪魔がいると思い込み、最終的には悪魔を殺すためなら自殺は罪ではないと信じ、死に至る―――
そう仕向けているのが、神父・天堂弓彦。
罪の告白を聴く天堂だったが、やがて激昂する。
「神様がどうこう以前に!!!」
「人が許すワケねぇだろォがバアァァァアカ!!!」
「嘘をつくな良い事をしろ!! バカがバカに虚勢を張るなっ!!」
「お前らの食ったもんやポエムなどゴキブリより価値がない」
「この世で唯一価値のあるモノは―――」
「善人です この私のような」
「伺いましょうか 寄付を募りに」
感想
仲良しギャンブラーズ!
獅子神さん、1/2ライフランク昇格おめでとうございます!!
…いや、これ素直に喜んで良いんでしょうか?
少し悩ましいところですが、ひとまず獅子神さんは祝賀会を開きます。
そこへ真経津さん達を招くなんて…仲良しですね!
個人的には、黎明くんの「あ!晨君 乾杯乾杯! オレ乾杯無しで飲むのモヤモヤするんだ」にウケました。
また、ワンヘッドを目指す旨を発言した獅子神さんに対し、村雨さんはワンヘッドの恐ろしさを自身の体験から教えてくれました。
祝賀会にも来てくれたし…村雨さん、何気にこのメンバーを気に入ってますね?
ちなみに何気に、ワンヘッドの情報が初めて明かされています。
「最高ランク”ワンヘッド” 名前の通り2人が戦い1人のみが残る」
名前から想像はついておりましたが、やはりどちらかが死ぬゲームという事で確定のようです。
灰色の目の男とは…?
かつて御手洗君は、一目見ただけで村雨さんがマトモでない事を悟り、獅子神さんは「なんだアイツ バケモンか?」と評しました。
その村雨さんが、すれ違っただけで、対戦を全力を避けようとした相手。
目元に3点のホクロがある事以外、読者には全く情報が見えない状態です。
しかし、話を聞いていた真経津さんの表情はまるでギャンブル中のような真剣なものに変化していました。
「灰色の目」というキーワードで思い当たる人物がいたのか、村雨ほどのギャンブラーが対戦を避ける程の強者に興味を惹かれたのか―――
どちらなのかは現時点では定かではありませんが、この「灰色の目」の男との対戦もいずれ、起こりえるでしょう。
意外に共感を得られている?天堂さん
告解室を訪れる方々、うーーーーーーーーん、軒並みクズですね!!!
「神様がどうこう以前に…」のくだり、同意しかありません(笑)
本当に、どうして身近な人の声に耳を傾けるのではなく、神様に縋ろうとするのでしょうか?
結局彼らは、向かい合うべき問題に向き合っていないのでは…と考えてしまいます。
さて、クレイジーさを見せつけつつも読者から好感を得ているであろう天堂さん。
御手洗君と組んで、宇佐美班の誰かと戦うことになるようですが…
果たして、対戦相手は誰なのでしょう。
現時点で考えられるのは、
1.真経津さん
2.獅子神さん
のどちらかでしょう。
私としては…獅子神さんなのではないかと思います。
もし獅子神さんvs天堂さんとなると、カラス銀行の正式なゲームとしては初めて、真経津さんが出てこない対戦となります。
ザ・ショートホープはもちろん除外します。
少年漫画でもよくありますが、主人公が絡まないバトルって…先が読めなくてアツいと思いませんか??
(海南vs陵南とか…王城ホワイトナイツvs神龍寺ナーガとか…黄瀬vs青峰とか)
(スポーツばっかりですね…!?)
タイミング良く「1/2ライフランクに昇格した」という件もありますし、獅子神さんが対戦相手となる可能性は高そうです。
最後に
田中先生のツイートによると、なんと3月30日よりジャンプ+にてジャンケットバンクの連載が始まるようです!!!
これはすごい…!
他でいうと、「推しの子」もヤングジャンプとジャンプ+でのダブル連載を行なっていますね。
ヤングジャンプでは最新話を見るためにはコインが必要ですが、ジャンプ+では初回無料で連載ですかね…?
いずれにせよ、より読者が増える事は間違いありません!!
いつでもどこでも漫画が読める!!【DMMブックス】