前回までのあらすじ
突然の壺!
コイントス強奪!!
サカキ!!!
本編あらすじ
互いにバチバチの中、第1ラウンド終了。
第2ラウンド、真経津が”配置側”、天堂が”選択側”となる。
「繰り返しますが 全てのカードを同じ向きに置くことは反則行為です 凡ミスで命を落とさないよう ご注意ください」
雪村の注意アナウンスが流れる中、真経津は天堂に
「嘘嫌いの神父さんに 聞きたいんだけど」
「嘘を盲信している君は 罪人とは呼ばないの?」
と問い、それに対し天堂は「ブチ殺すぞゴミクズ」と怒りをあらわにする。
だがその怒りもすぐに納め、
「救済してやろう もう人を騙さずに済むように」
とカードの選択を終える。
天堂が選択した結果
対象の天秤 | 天堂 |
石の増減 | 10個プラス |
となる。
第1、第2ラウンドともに真経津の減圧が決定した状況だが、御手洗は恐怖を感じていた。
―――敵の側から見る真経津さんは とてつもない怪物に映るのかと思ってたのに
―――実際は 蝶のように穏やかで無軌道…!!
―――遊んでいる時と なんら変わらないせいで 忘れそうになってしまう
―――ここが 地獄だってことを
2ラウンド終了した事で、天秤の傾きが変動する。
宇宙服を着たスタッフにより、天秤に「月の石」が積まれてゆく。
12個の「月の石」が天堂側に積まれたことで、それぞれ加圧・減圧が行われた。
減圧の感覚を計るように「トントントントン」を行っていた真経津だったが、減圧の影響か、途中でよろけてしまう。
「まさか もう倒れたりしないだろう?」
「罪人は苦しみ 正しき者は護られる これが神の意思だ」
「まあ ちょうどいいさ」
「平和ボケした神父さんには このくらいハンデをあげないとね」
第3ラウンドが始まる中、真経津の担当行員としてつく榊は「常識で考えれば天堂は”10”と”R”を上向きに並べるはず」「だが真経津が読み切れていない天堂に常識は通用しないのでは」と思考を巡らせる。
だが真経津は即決でカードを選択。
その結果―――
対象の天秤 | 天堂 |
石の増減 | 10個プラス |
「肝に銘じろ 弱者は信じるモノすら選べない」
感想
天堂さん怖い!(顔が)
開始早々キレる天堂さん。
完全に神父がやってはいけない顔をしていますね…。
御手洗君も引いているように見えますが、気になったのは真経津さんの言った「嘘を盲信している君は」という言葉。
嘘…?
前回、御手洗君がゲームのなにがしかの情報をリークした回のタイトルが「罪人の定石」、
そして今回のタイトルが「告げ口する罪」。
告げ口とは、天堂さんが行っているライフワーク(?)の事とも取れますし、御手洗君の行ったリークの事とも取れます。
あるいはその両方か…
御手洗君の反応は「真経津さんは僕のリークに気付いたのかも」というものにも見えなくもないですが…
「嘘」という言葉を使っていることで、「御手洗君は嘘の情報を神父に教えた」と真経津が見抜いたようにも思えます。
…さすがに深読みしすぎでしょうか。
「ジャックポット・ジニー」パターンか?
第2ラウンド、一見天堂さんに有利な引きに見えますが、真経津さんの表情が気になります。
これ、雛形戦で見せた表情に似ている気がするんです。
訓練されたジャンケットバンク読者の皆さまであれば、これで何が言いたいか、察して頂けたかと思います。
敵から見た真経津さん
確かに、敵サイドから見た真経津さん、新鮮です。
「遊んでいる時となんら変わらない」と御手洗君は慄いていますが、自宅でも地獄でも純粋に楽しく遊ぶ…これぞ真経津さんだなと思いました。
あと、おそらく真経津さんが今回一番テンション上がっていたのは、宇宙服のスタッフ登場シーンですね。
すごくイイ笑顔!
スタッフさんがちょっと手を挙げて去っていくのがまた(笑)
減圧・加圧の影響は…?
サウンド・オブ・サイレンスでは有害音楽、アンハッピー・ホーリーグレイルでは毒が真経津さんにダメージを与えました。
ちょっと今回の減圧は、どれくらいの負荷がかかっているのか分かりにくいですね。
サウンド・オブ・サイレンスでは迫力のある演出で真経津さんの苦しみが伝わりましたし、
アンハッピー・ホーリーグレイルは、作戦として毒の苦しみを文字通り血を飲み下し堪えていました。
どれだけのダメージが真経津さんに与えられているか分かりにくいのも、ひょっとすると意図的なものかも…?
目が回っているような描写があったので、すでにかなりのダメージを受けている可能性は高いです。
また、真経津さんが減圧されたのと同じ分だけ、天堂さんも加圧されているはずですが…
真経津さんに比べると、何かの影響を受けた描写が無いのも気になります。
そして、雪村さんのアナウンスでは減圧=負けという風に聞こえますが、果たして本当にそうなんでしょうか…?