前回までのあらすじ
大学生のイカサマに、笑いをこらえきれないギャンブラーズ。
本編あらすじ
手が開示される前にフルハウスを指摘した村雨。
マナブは悪びれる風でもなく、「おめでとさん 予想的中のフルハウスだ」とダイスを見せた。
イカサマに気付いたかどうかは重要ではなく、大事なのはその対策をどうするか。
対策があるならここで使ってくるはずとマナブは考えるも、真経津は10のワンペア。
ミツルは意外な展開に動揺する。
タッグマッチであれば、どちらか一方が勝てば負けた方は払う必要はない。
最終ゲームはマナブの親番なので、場代を最低の10枚にすれば真経津達はもう絶対に逆転できない。
だがそこで、真経津が現在のレートを確認する。
「100円の15%をサイコロ振った32回分アップだからえーと…」
「15×32+100で580円!」
しかし、それをマナブが否定する。
「100円の15%アップじゃねぇよ 15%ずつアップする元金が100円だ」
「今のレートは 1枚8756円」
このまま40回まで振れば、レートは2万7千円ほどになる。
「ねぇお兄さん 一つお願い聞いてくれる?」
「オイなんだよ 今さら泣き言なんか言うんじゃねーぞ?」
「レートが低すぎるよ 2回戦からは10倍にしよう」
このままでは100枚勝っても270万円…イマイチ燃えない…と、真経津・獅子神・村雨は好き放題言い出す。
その様子に、彼らはかなりの金持ちで、負けても文句を言わずに金を払うはず、もうこれでコイツらと戦う必要がない───
そう思いながらも、自分が安心している事に恐怖を感じているミツル。
そしてマナブは、彼らが金持ちであると考えた結果、コイツらからは奪れると欲を出す。
マナブが場代の宣言をしようとしたところを、ミツルが制止する。
だが、全くとりあおうとしないマナブにとうとうミツルは切れ、「オメーじゃ勝てねーっつってんだよ!!! 自殺にオレを巻き込むなボケッ!!!」と叫ぶ。
叫び終えた後、ミツルは悪魔からの視線を感じる。
「…ああ そんな… オレじゃん…」
真経津達に操られたミツルにけしかけられたマナブは「このゲームの場代は参加者全員から強制徴収で上限はねぇ」「最終ゲーム 場代は300枚だ」と宣言してしまう。
横から見ていた獅子神は、真経津と村雨の性格の悪さに呆れていた。
───ネズミを追い込むだけ追い込んで 噛みに来させて楽しんでやがる
そしてそんなネズミ…もといマナブの手は、Kの5カード。
「…記録更新だな 人生最悪の選択」
感想
操られたミツル君
人ってそうやって殺されんじゃねぇの?と感づいたところはよかったのに…。
さて、この先81話にてとある人物が似たような状況になりました。
ヤングジャンプ本編での展開と、少年ジャンププラスでの更新タイミングが近いので、なんだか面白い偶然だなぁ…と感じてます。
名前も覚えてない
真経津さんがマナブ君に話し掛ける際、「お兄さん」と呼んでいます。
名前を覚える気がなさそうですね。
思えば真経津さん名物「トントントントン」もなかったので、本当にこれ、お遊びなんですねぇ…。