前回までのあらすじ
一般人ムーブと狂人ムーブを反復横跳びする男!
それが、御手洗暉という奴さ…!
本編あらすじ
第1ラウンド5戦目、眞鍋の「ICE」パーを安全に処理させてしまった真経津。
残り手札は1枚という事で、6戦目は自動で終了。
第1ラウンド5戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 | ICE チョキ(-2℃) | ICE グー(0℃) | -7℃ |
眞鍋 <3勝中> | ICE パー(-5℃) | ICE チョキ(-2℃) | +7℃ |
更に、「壊れた冷房」による「-10℃」を加え、真経津は「-17℃」眞鍋は「-3℃」の室温変化が起こる事に。
「支払いフェイズを開始いたします!!」
テーブル真上の空調機から吹き込む冷気に、真経津は立ち上がり壁にできるだけ身を寄せる。
また眞鍋もよく見れば席から離れており、不思議がる御手洗の耳に白金のアナウンスが届く。
「当ダイナーのモットーは ”何事も迅速に”」
「温度が変化すると聞いてご自宅のエアコンや 冷凍庫やサウナをイメージしているとすれば」
「”1ヘッド”への造詣が深いとは言えませんね」
温度変化を迅速に行う「風」。
それは人体への配慮が一切無い熱風や吹雪となり、プレイヤーを襲う。
「死因は室温だけではありません 風にも十分注意下さい」
30℃から開始した「シヴァリング・ファイア」、現在室温は
眞鍋 | 真経津 |
27℃ | 13℃ |
ここから第2ラウンド開始。
全4ラウンドの4分の1が終わったという事で、自分たちは「20歳」になったという眞鍋。
「許される内に必死に足掻け」「時は無限と思い込んでいる間にも」
「生まれ持った情熱は 急激に冷えていく」
「冷えていくんじゃなくて 冷えていってほしいんでしょ?」
「若者には失敗してほしいんだ 大人が安心するために」
「両プレイヤー選択完了!! 参りましょう2ラウンド1戦目!!」
「オーダー!!」
第2ラウンド1戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 | HOT パー(+5℃) | HOT チョキ(+2℃)、HOT グー(0℃)、 ICE パー(-5℃)、ICE チョキ(-2℃)、ICE グー(0℃) | +5℃ |
眞鍋 | ICE グー(0℃) | HOT パー(+5℃)、HOT チョキ(+2℃)、HOT グー(0℃)、 ICE パー(-5℃)、ICE チョキ(-2℃) | 0℃ |
2ラウンド開幕早々、眞鍋を出し抜いた真経津。
「"失敗した奴は臆病になる"」
「だから大きな選択を後回しにして そのままズルズルと負け続ける」
「君はそれを教えようとしたんでしょ?」
「君は読めない奴だけど 君の教育は読み易い」
真経津の言葉に、突然涙を流す眞鍋。
「誤解しないでくれ晨」
「確かに大人達の中にはチンケなプライドのために 若者の足を引っ張るゴミが紛れている」
「でも心から 人の成長を喜べる奴もいるんだ」
教師は「できる子」を基準にする訳にはいかなかった、と言う眞鍋。
「でもコレは個人授業で 君は優等生だ」
「ここからは 教育強度を上げる」
殺し合いをしながら、互いに自分の未来の話をしている状況が理解できない御手洗。
1ヘッドプレイヤーの眞鍋はともかく、なぜ真経津までそんなに普通にこの場に居られるのか、と考えたところで、御手洗は思い至る。
「もしかして 初めてじゃないんですか?」
感想
室温より風がヤバめ?
30℃から17℃。
日常生活でも、一日の中でこれくらいの気温差が起こるとしたら、だいぶツラいですよね。
それほどの変化を瞬時に引き起こす風…脅威ですね。
また泣いちゃった!
ようやく伏線が回収される…?
個人的には、真経津さんは「Dead or Alive」の状況でも普通にしていそうだな~(普段のゲームから命を賭ける気持ちで挑んでいそう)と思ったので、御手洗君と同じ考えには至りませんでした。
そういえば第2話で言ってましたよね。
デギズマン。
3年前、別の銀行が運営する賭場を潰したとされる人物。
正直、こんなヤベェ銀行賭場がゴロゴロ存在するなんて考えたくないですが
宇佐美主任は当初、「真経津がデギズマンであった場合、特4全員で対処する」と警戒を露わにしていました。
特4全員…
今にして思えば、あのメンバーフル参戦は豪華すぎるというか、熱いというか、オーバーキルな気もしますが、確かにカラス銀行と同等(?)の賭場を潰したギャンブラーかも?と思えば、その反応も頷けます。
ただ…
読者全員の認識だと思いますが、真経津さんってそこまで超越したギャンブラーではないような気もします。
「タフな真経津さん=タフツさん」というあだ名が浸透してしまうほど、どのゲームでも自分の身を削りに削って勝ちを取っている真経津さん。
例えば、村雨さんが一目見ただけで敬遠したという「灰色の目の男」のようなレベルのギャンブラーであれば、真経津さんは今までのように苦戦する事もなかったでしょうし。
でも、真経津さんとデギズマンは無関係ではないでしょうし…
入院中の意味深なシーン…
…え、真経津さんはデギズマンのクローンとか??
あとまぁ、最後の御手洗君のセリフ、どうしてもこの人を連想してしまいました。
ジャケバン大盛り上がり!!
ジャンケットバンク11巻発売!!
ポップアップコーナーの開催!!
波に乗りまくってますね…!
ポップアップコーナー、まだ行けていないので期間延長は嬉しいです。