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【ジャンケットバンク】第36話 感想 決着の、その後。

2022年6月14日

前回までのあらすじ

雛形が餓死するまで終わらないゲーム。

それが「ジャックポット・ジニー」の正体。

見世物になりたくないのなら 潰される道も残ってる」という真経津だが…

本編あらすじ

ひとしきり扉を蹴り続け、やがて雛形は「まだ 終わってない」と表情を歪める。

支払いが済むまで出られないのは真経津も同じ。であれば、どちらが先に餓死するか、我慢比べをしてやる、と言う。

しかしそこでまさかの土屋田が口を挟む。

真経津は外に出れる …というか 実際出てただろ?

第2ラウンド、真経津が治療のため退室した際、支払いが済んでいないのは雛形だけだった。

真経津はあえて堂々と退出する事で「自分も出られるか?」という考えから目を逸らさせたのだという。

このゲームは奪い合いではなく押し付け合い。

圧勝も、ギリギリで勝つのもダメ。

命を守るには、ボロ負けしなければならない。

読ませ 勝たせ 与え 奪わせ 手柄を譲り 認め 讃え 少しだけ怯えてみせる

そうやって君は驕り バカみたいに金貨の山を築き上げた

他人事をいくら描いても 自分の糧にはならなかったね

しかし、今の雛形の感情は、間違いなく雛形だけの現実。

雛形さん これでわかったろ

鏡の中に 君を助ける答えはない

真経津は御手洗に、自分があとどれくらいで退室できるか確認する。

…50分後です

決着がつくまで時間がかかりそうだ 支払いが済んだら家に帰っていいよね?

真経津が去った後も、御手洗はその場に立ち尽くしていた。

土屋田は雛形の”器”にすがり、「オレがスゲェ奴じゃなくてすまねぇ…!!」と涙を流していた。

最初から期待なんてしていない、と言う雛形に「わかってる だが いくらなんでももう少しくらいって考えちまうんだ」と嘆く土屋田。

やがて雛形は呆れたように「天才銀行員が反省するとは オレの作品が台無しだな」とこぼした。

そして最期に自分の役に立たせるため、「鏡を持ってこい 自画像を描く」と告げた。

絵が潰れてしまうから降参などしない、と言い切る雛形に、土屋田も「まったくイカれてるぜ」と一見昔と変わらないような軽口を返した。

鏡を取りに向かう土屋田と、御手洗の視線が一瞬交わる。が───

すべての雰囲気を壊す、拍手の音。

ご来場の皆様 大変長らくお待たせいたしました

給仕の格好をした男たちが、食事やワインを運び込み始めた。

ここから先は特別業務部5課”特別営業課” 周防要が皆様のお相手をつとめます

感想

かつての意趣返し

土屋田さんの性格が雛形さんに作り上げられた”作品”だと判明した時の、雛形さんのセリフ。

そして今回真経津さんが雛形さんに話した内容は、完全にそれを踏襲していました。

28話
出典:ジャンケットバンク コミックス4巻より

36話(今回)
出典:ジャンケットバンク コミックス4巻より

並べて思いましたが、2人のポーズもほぼ同じですね…

土屋田さんと雛形さん

歪んだ関係の2人でしたが、最期の最後で、歩み寄れました。

こちらに関しては是非とも…本編をご覧ください…

特5!?

確かに、御手洗君が属するのが「特別業務部4課」だったため、他の課がある事は分かっていましたが…

「特別営業課」とな?

食事を運び込んできた事から、あの感じの悪~い観客たちの給仕をするようです。

というか…観客たちにとっては、ここからが本番という事なのでしょうか?

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