ジャンケットバンク ジャンケットバンク感想

【ジャンケットバンク】第167話 愛を笑った男が愛を説く

2024年11月7日

前回までのあらすじ

「戻ってきちゃった…♡」「あああああああ!!!」

本編あらすじ

https://twitter.com/itch_itch/status/1854186528072970338

時間により空気が戻り、再点火した獅子神のロウソク。

獅子神は「ずっと遊んでやがったな」「バカにしやがって」と激昂する。

だが黎明は「再点火できるか100%の確証はなく、確率を上げるためにギリギリまで待っただけ」「自分に”確率”なんてものを意識させるほど敬一君が強くなった」と話した上で、「敬一君は”時間”を見逃していた」と指摘。

時間を気にしていれば気付けたはずだ 自分が迷い遅延している間に 何が変わっていくのか
なぜオレが9ラウンド以降 一度もお前に”たいまつ”を渡さなかったのか
オレを相手に戦うには 時間をかけ過ぎた

互いに即死圏内の残り時間。

18ラウンド目、ゲートキーパーの黎明は人形の仮面を剥がし「終わりにしよう オレに”ハート”を2つ渡して」と獅子神を”脅迫”する。

だが獅子神は「オレが誘いに乗らなかったらどうする」「2分差しかないのだから、共倒れする可能性だってある」と静かに問いかける。

黎明は、それはもう戦いではなく心中だ、と返す。

この先に待つすべての喜びと楽しみ それと引き換えにでもオレを殺したいって言うんなら

終わりとしては悪くない そんなに愛されるなら

「───」

オレの負けだ

【門番】黎明居眠り歓迎鉄壁
【旅人】獅子神たいまつハートハンマー
【門番】黎明のスコアたいまつ+1ハート+1×2変化なし
ハッピーハートロウソク
獅子神31本/5本
黎明5→74本→5本/5本

決着ッ!!!
”デッドマンズ・キャンドルライト”!!
勝者 叶 黎明!!

毒の除去作業のため、しばらく個室内に留まる獅子神と黎明。

獅子神は、「全力で負けたオレに なにかアドバイスをくれ」とまっすぐに黎明を見る。

どんなに自分を魅力的だと思い込んでも 自分が魅力的かどうか決めるのは他人だ

だからこそ

自分くらいは思ってやれよ オレ最高ってな

笑う獅子神。

ムカつくぜ ピカピカ野郎が

ゲームが終わり、並んで座っていた宇佐美と伊藤は席を立つ。

2人同時に「結果は見えた」と、意味合いも真逆の言葉を放つ。

前座は終わり 次の戦いが全てを決める

宇佐美班代表───真経津晨。

伊藤班の代表は───かつて御手洗と言葉を交わし、人の命を簡単に刈り取っていた、あの男。

感想

決着!!!

やはりというか、黎明くんにも、”再点火する”という確証は無かったんですね…。

基本的に黎明くん、というか黎明くんクラスのギャンブラーは100%の確率がなければ行動を起こさない気がしますが、これは本当に”賭け”だったんですね…。

再点火しなかったらしなかったで「あ~あ」とあっけらかんと結果を受け入れそうな気がします…

そして終わり方。

前回の黎明くんの「敬一君がお願いするんだ オレに勝ってくださいってな」という言い方から、もうちょっと揉める終わり方になるかと思いましたが、静かな決着となりましたね。

「愛だってよ 愛!」

ピーキー・ピッグ・パレスにて、天堂の考え方についてこのように笑っていた黎明くん。

そんな黎明くんが「終わりとしては悪くない そんなに愛されるなら」と笑顔を浮かべていたのは、印象的でした。

別に黎明くんは、「愛」自体を笑っていたわけではありません。

ただ、ゲームで相対する相手に対し「愛」を持ち出した事をからかっていました。

ところが今回のゲーム…

あの…

ねえ…?

愛情タップリマシマシ、読者はすでに致死量の愛(どく)に溺れちゃいましたね。

獅子神さんが成長した事に伴い、黎明くんの心境にも変化…成長?があったのかもしれません。

自分くらいは

どうしても自分を卑下してしまう獅子神さんへの、最高のアドバイス。

獅子神さんが真っ直ぐにアドバイスを求め、そこから一連の流れが、本当に素敵でした。

決着がついたコマも何気に大好きです。
敗北を受け入れている表情の獅子神さん、
オーディエンスに向けて「オレの勝ちだぜ」とアピールしている黎明くんの振る舞い。

お前か

伊藤班の「化け物」ギャンブラーは、あの独り言の人で確定のようです…!

-ジャンケットバンク, ジャンケットバンク感想
-, , , , , , , ,