前回までのあらすじ
もうルール全然分からん
溺死以外の死因たくさんありそ~~~!って事しか分からん
本編あらすじ
ルール説明が済んだので、先攻後攻を決めようとする白金。
だが村雨も室積も、まだ必須のはずの説明が済んでいないと声を重ねる。
「各ポイントの初期値が公開されていない」「それに”空気ポイントはリアルタイムで消費”と言ったが 詳細はおろか酸素マスクの形すらまだ見せられていないだろ?」
「”宝物ポイントの25%を伸縮ポイントに追加"」「端数が切り上げか切り捨てかハッキリと明言しろ」
面倒くさがる白金とは裏腹に、室積はこんなに気の合いそうな対戦相手を「救済」しなければならない事を悲しむ。
「その鬱陶しい慢心があなたを殺す 私は全く悲しまないがな」
「…フ フフフフ」「やっぱり惜しいな ジョークもこんなに面白い」
一旦手番決めは後にして、まずはステージへの入場を済ませることに。
水槽には出入り口がなく、プレイヤー達はステージの奈落を経由して下から水槽へ入る。
通話用のマイクを着け、水槽へ入った後、水の流出を防ぐため奈落は溶接で塞がれる。
鳥かごの中にはプレイボードがあり、今回は水没の可能性が高いため、カードではなく巨大コインを使うシステム。
また、酸素マスクも共に設置されており、スイッチを入れる事で好きなタイミングで使用可能。
と、ここで白金が先ほどの村雨たちの疑問に答える形でルール説明。
・「空気ポイント」はスイッチがONの間、1分につき1ポイント消費され続ける。
・プレイヤーが選択中でない時間はタイマーが止まる。
・空気ポイントの追加は各ラウンド終了時
・「宝物ポイント」による「伸縮ポイント」追加は、小数点以下切り捨て。
・各ポイントの初期値は、「空気・水位」は0ポイント、「伸縮ポイント」は水槽の約半分の高さである、55ポイント。
「さあこれ以上聞かれても何も答えませんっ!! 両プレイヤー手番を決定してください!!」
当然のように、自分が先攻である「トレジャー側」を選ぼうとする室積。
「ふざけるなマヌケ」と異を唱えた村雨によって、ジャンケンをすることに。
「…いいけど なんでそんなことするんだ?」
「僕が”やる”と言ったら 必ずそうなるのに」
ジャンケンの結果にて、先攻「トレジャー側」となった室積。
表示されている宝の在処を基に、送り込む兵士の数を選択する。
「悲しいという気持ちはあるけど 気持ちと行動は常に切り分けるべきだから───」
「ちゃんと呪いは解く」
室積の選択後、村雨の罠配置ターンとなる。
だがなぜか村雨は、ここで長考に入ってしまう。
───なんだ?
───アレは 一体なんなのだ?
村雨には、対面する室積が無機質な機械の箱に見えていた。
代謝や感情がどうこう以前に、人かどうかすら怪しいモノ。
かつてワンヘッドギャンブラーとすれ違った際、ワンヘッドから「逃げた」ことの正しさを、この男が証明している。
───だが
「そうでなければ 私がここにいる意味がない」
罠配置を終えた村雨。
1ラウンド1戦目の結果は───
| 宝 | 空気の実 自分の空気ポイント+2 | 雪降り棒 敵の水位ポイント+2 | キノコ叩き 敵の高度ポイント-2 |
| 罠 | バンシー 兵士全滅 | 居眠りパン 効果ナシ | コピーゴブリン 敵と同数の宝物入手 |
| 兵士 | 2 | 4 | 3 |
| 結果 | - | 村雨 水位ポイント+8 | 村雨 室積 伸縮ポイント-6 |
| 室積 | 村雨 | |
| 水位 | 0 | 0→8 |
| 伸縮 | 55→49 | 55→49 |
| 空気 | 0 | 0 |
| 宝物 | 0→7 | 0→3 |
「全ての呪いは 叶わぬ理想から生まれる」
「例えば ”僕に勝つ”みたいな」
「心配いらないよ 苦しみは今日で終わる」
感想
すごいキッチリした2人
ほんと、こんな場でなければ相性良さそうな2人です。
妖精さんの羽根
を、村雨さんがつけている!?!?!?と思ったのは私だけじゃないはずです。
ってか、スーツに羽根って…
ブルー・テンパランスの時なんて、全身宇宙服だったのに!!
あれくらい全身コスプレしてくれ!!
いややっぱ成人男性のピーターパンコスキッッッツイからやめて!!!
酸素マスク
これ、どのタイミングでポイントが消えるんですかね?
ポイントが消えた瞬間=マスクの機能停止 だと思うのですが、稼働して1分経ったタイミングで1ポイント消費? そうであれば、一応1分+もう少しは酸素に猶予があるって事になる…?
また、これは私の理解力不足だと思うのですが、「プレイヤーが選択中でない時間はタイマーが止まる」という事は、例えばリザルトオープン時なんかは普通に、マスクは稼働するんでしょうか?
両者水没した状態でもマスクから酸素供給されて、結果聞ける?
それともタイマーが止まるというのは、マスクの機能停止?
読者としては、実際にそのシーンを見て判断しますが、「じゃあお前実際にこのゲームやってね」と言われたら、酸素マスクの辺りは私、死ぬ程ルール確認させてもらいますよ…?
(それこそ白金主任にウザがられようが)
(命かかってるんで!!!)
「コインを落とさないように気をつけようね」
これ、引っかかりますね…
大体、水没すること前提のゲームであれば、タッチパネル的なもので事足りるような?
わざわざコインを使わせるとは…
寒さでかじかんで、コインを落としてしまう、といった展開を銀行側は期待しているんでしょうか…
箱
村雨さんから見て、室積さんは「箱」なんですね…。
いや「箱」っていうか、「機械」なんでしょうけど。
ここで今回のタイトル「逃走の証左」が示す通り、「やっぱりあの時ワンヘッドへ進まなかったのは正解だった」と顧みる村雨さん。
しかし、それでも「そうでなければ 私がここにいる意味がない」と、あくまでも自分の求める「答え」のため、無理難題に挑もうとしている村雨さん…
ええ…
カッコ良…
「気持ちと行動は常に切り分けるべきだから」
果たしてそうでしょうか?
恐らく、人の気持ちを慮るようになる前の村雨さんも、こういった考えの持ち主だったと思うのです。
「人から感情が消える事はない」という答えを導き出した村雨さん。
今も、心の赴くままにワンヘッドゲームへ挑んだ村雨さん。
変化の途上にある村雨さんと対峙しているのが、恐らくですが、昔のままの村雨さんのまま、メチャ強くなった室積さん…という事になるんですかね。
村雨さん視点
例えば真経津さんの場合って、ステージに入る前に、そのステージをよく観察しているような描写がありましたよね。
今回、それがありませんでした。
…大丈夫かな!?
