前回までのあらすじ
土屋田さん、ワンへギャンブラー特効持ちである事が判明!
本編あらすじ
空気の悪い宇佐美班。
御手洗は、自身が申請した真経津の通り名「デギズマン」が銀行にとってかなりマズイ名前である事を知らずに失礼な真似をしてしまった、と宇佐美に謝罪するも、謝っている割に通り名の修正申告が一度も出されていないと返される。
「ここでは無駄な説教も謝罪も不要です」「話を明確にしましょう」
「君はギャンブラーのためならば 銀行の秩序を破壊してもいいと考えていますね?」
「はい」
御手洗は、金なんかのために凄い人たちが死んでいくこの状況が、ギャンブラーを道具のようにコマのように扱う伊藤や宇佐美のことが、そして何より、そんな2人の足元にも及ばない無力な自分に腹が立つ、と訴える。
それを聞いた宇佐美は「つまり君は何をどうすべきかもわからず 怒りに任せてささやかな反抗に出た子供というわけですね」と評しながらも、
「素晴らしい」「だから君を引き抜いたんですよ」
と笑顔で答えた。
宇佐美の持論では、人は真に憧れたモノにはなれないという。
自分もそうなりたいと願うなら、先を行く者に怒りや嫉妬を覚えるものだと。
ギャンブラーに心から憧れ、行員に分不相応な怒りを抱いている御手洗は、まさに「行員」である。
「自由に戦い抜いてください 怒りや憤りを抱えたまま」
「まずは目前の 解任戦最終戦を」
その後、トイレで手を洗っていた御手洗は、鏡に映る眞鍋から「立派だったな 驚いたぞ暉」「他人を認めて また一つ成長したな」と声を掛けられた。
御手洗はそれに驚くでもなく「はい」「成長には 価値がありますから」と返した。
またその後御手洗は、とある小学校を訪れていた。
校門の外から小学校を眺めている御手洗に、当然教員が「保護者の方ですか?」と声を掛ける。
「ああスミマセン!」
「実は僕 眞鍋先生の教え子だったんですよ」
御手洗の言葉を訝しがりながらも、教員は「先生は…2か月前に亡くなりました」と答える。
「知ってますよ」「だから彼のいた場所を見に来たんです」
教員は、子供達がまだ眞鍋の死を受け入れられずに情緒不安定になってしまっている事、大人はやっと彼から解放されたと告げ、「アンタが誰なのかは知らないが もう放っておいてくれ」と御手洗を突き放した。
「…残念だ」
「僕の大事なモノを 皆が大切にはできないんだな」
舞台は再び宇佐美班。
渋谷は「自由に戦い抜けとは 主任も人が悪い」「御手洗君は真経津君だけじゃなく眞鍋君の毒気にもやられている」「今にも壊れそうな男に一体何をやらせようとしているのか」と尋ねる。
「渋谷君」「サッカーという競技において 最も重要な存在はなんだと思いますか?」
ポジションの話かと思いきや、宇佐美は「ボールですよ」と回答。
「何人名選手が揃おうと ボールがなければ戦いは動かない」
特4の人間は皆良くも悪くも計算高く、理性的な動きをするため波乱は起きない。
「だからこそ御手洗君が必要なのです」
出会った人間全員の影響を受け、思い込みによってそこら中を飛び回る。
どれだけ正確に扱おうとしても完璧には動きを予測できない。
そのズレこそが勝機をもたらすのだ、と宇佐美。
「無軌道によく跳ねる それが彼の仕事ですよ」
感想
「その謝罪風の音」
相変わらずキレッキレですね宇佐美主任
謝るポーズは取っているけど、実際にやるべき事やってないじゃん、との事。
それはまあ、キレッキレにもなりますねムカつくから…。
(意訳)「訳分からん動きをするのがお前の仕事」
やだなあこんな事職場で言われたら自分は立ち直れない…
さすがに宇佐美主任もそこは御手洗君には伏せてますけど…。
>>>突然の眞鍋先生祭り開催<<<
ビックリしました!!
たった1戦の出会いでここまで御手洗君を毒すとは…(しかも「教え子」自認しちゃってるし…)ワンへギャンブラー恐るべし…
…とも思いましたが、これはワンへギャンブラー+真経津さんの対戦相手だから、というブーストがかかっているように思えます。
真経津さんが関わった相手だからこそ、御手洗君も積極的に関わって自ら致死量の毒をせっせと摂り込みに行っているような…

…って書きましたが、担当行員のゲーム相手以外でワンへギャンブラーと関わる事ってほぼ無いのでは?
真経津さんが参加しないワンヘッドギャンブラー同士の戦いを御手洗君が観戦する(あるいは臨時で片方のギャンブラー担当となる)機会があれば、分かりそうなものですが…
眞鍋先生のクラスのその後も気になりますが、対応してくれた教員の反応も微妙そうな…
いやまあ保護者をボコ殴りにしている同僚って普通に嫌過ぎるな。
モンペ対応してくれてスッキリ!!なところももちろんあるでしょうが、リアルに同じ職場だと…うーん…嫌かも。
御手洗君のお部屋
御手洗君のお部屋が描写されたのは、コミックスの番外編を含めるとこれで3回目になります。
1回目:1巻、物語の本当に初期の初期
2回目:17巻(番外編)、描写的に伊藤班にいた頃?
3回目:今回
3回目の今回、部屋のレイアウトが変わってますね。

あのえげつない壁に目が行ってしまうのですが、ベッドの位置も違いますしよく見ると今までなかった柱があります。(ベッド自体は同じものっぽいです)
もしかすると、1,2回目に登場したところから引っ越しをした可能性もありますね。

銀行に近いor真経津さん邸に近い物件とか…