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【ジャンケットバンク】第18話 感想 御手洗君の恍惚顔がすべてを持っていった説が有力です

2022年1月19日

前回までのあらすじ

第3ラウンド・村雨側の「チョイス」は、「0秒レコード」の位置のみが確実に分かる状態。

果たしてこの状況で、村雨は「0秒レコード」を選ぶのか…?

本編あらすじ

結局村雨は、唯一確実に分かっている「0秒レコード」を選択。

そんな村雨に「君はリスクなんか冒さない」と言う真経津。

村雨は腹立たしげにレコード視聴に向かう。

一方御手洗は、今までの流れを思い返していた。

結局御手洗は、御手洗の力で村雨を騙すことは出来なかった。

結局、村雨と同じように、真経津が御手洗の反応を利用しただけ。

脳裏によぎる、「このままだと いつか殺されますよ」という宇佐美の忠告。

───僕は成長も努力も期待されず ただの道具として利用され───

───そして 役に立てた

この上ない幸福感に包まれながら御手洗は、しいなにメールを送る。

一方、別室でゲームをモニターしていたしいなは、メールの内容に御手洗の正気を疑う。

あのコがやってるのはもう審査なんかじゃない… ただの信仰よ

メールの文面には、『次の村雨のチョイスで真経津さんが勝ちます。』とあった。

音響ブースに入り視聴を終えた村雨は、真経津が今まで狙い通りに動けていたのは、自分が3分レコードを渡していたからだと考える。

次に真経津が狙ってくる手は、村雨に「チョイス」させるために自身が「2分レコード」を引く事。

自分が何もヒントを与えなければ阻止できるはず―――と村雨は考えた。

セット

聞こえなかったから確認するけど もう”セット”って言ったよね?

村雨が視線を上げると、真経津が「一瞬だけ迷ったね レコードを選ぶ時」と語りだす。

真経津に不自然に思われないように、一番手前のレコードを選ぶしかなかった。

本当は、自分ですり替えをしたレコードを使いたくはなかった。

真経津に「3分」を渡すため、村雨は今まで「0秒」と「3分」のすり替えをしていた。

だが、すり替えをしたジャケットはフチがよれたり指紋がついてしまう。

つまり

この中で一番キレイなジャケットが”2分”

教えてくれてありがとう、と言いながら、真経津は「2分レコード」を手に音響ブースへ向かって行った。

有害音楽で真経津が苦しむ中、村雨の脳裏に今まで気にしていなかったはずの懸念点が次々と浮かぶ。

音響ブースの中のプレイヤーは、どうやってレコードを識別しているのか。

そもそも、何故レコードなのか。

―――真経津 晨は初めから 10分間すべてを自分で聴くつもりだった

それならば、何か策を持っているはず。

他の部位に比べて、真経津の耳からの出血が少なすぎる―――。

演奏を終了しました レコードを返却してください

感想

御手洗君がヤバい感情覚えちゃった!

”真経津さんの役に立てた”

その事実が、御手洗君にこの上ない喜びを与えています。

…御手洗君、どんどんヤバい段階に進んでません?

しいなさんの「審査じゃなくて信仰」、言い得て妙ですね。

御手洗君は真経津さんの考えは一切見抜けず、ただ役に立てた事を喜んでいる。

今回の話のタイトルは「案山子の幸福」です。

果たして案山子が、真経津さんの担当行員にふさわしいと言えるのでしょうか…?

村雨さんは何に気付いた?

「プレイヤーがどうやってレコードを判別しているか」。

常人であれば、「レコードってそういうものでしょ?」で終わりそうな疑問ですが、村雨さんはそこに着目しました。

そして、そもそも何故レコードなのか。

村雨さんは「人を壊す音を出すなら もっと優れた道具があるはず」と気付きます。

もっと優れた道具 #とは

また、真経津さんが最初から10分間すべてを自分で聴くつもりだった事、であれば車椅子の男のような状態にならないための策を持っているはず、と思い至ります。

ここで漫画では、音響ブース内の壁、真経津さんが爪で引っ搔いた防音壁の部分がアップになります。

防音壁にも種類があると思いますが、やわらかい素材なのでは、と予想できます。

真経津さんは初回、音楽で苦しみながら壁を引っ掻いていましたが―――

この時に、むしり取った素材を耳に詰めた?

シャレにならない苦しさである事は間違いないので、そんな状況でそんな事できる?という疑問はありますが…

真経津さんなら、やっているかも。

ゲームも佳境です。

続きが気になりますね!!

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