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前回までのあらすじ
【検証】伊藤主任喋るとギャンブラー負ける説
本編あらすじ
黎明は、村雨の前にイチゴを置く事で、三角が今やっている離れ業の説明をした。
スーパーで売っているような状態のイチゴ。
それが村雨の前に置かれると、次に村雨は「獅子神にイチゴを洗わせ」「一人で全部食べ尽くす」。更に「出した皿が”ダサい”と文句をつける」…
親しい相手であれば、このように行動予測が行えるが、三角はそれを”友達”74人分すべて行っているのだ。
天堂はそんな三角を「74人の魂を喰った 純粋な邪悪」と称する。
「そしてこのままだと モノマネのレパートリーが一人増える」
「一刻の猶予もないのだ」
「すでにあの男は 真経津の挙動を完璧に模倣しているんだからな」
第7ラウンド2戦目、「トレジャー」側の真経津が宝をセットする。
真経津は、恐るべき知能をもって三角の成した事が「ただの予測、妄想」に過ぎない事を滑稽だと語る。
だが、対する「マイナー」側の三角は、真経津の言葉に目を輝かせる。
「…待て」
「ちょっと待ってくれ」
「そんな言い方をするってことは」
「違うのか?」
「お前は 妄想じゃなく人を理解する方法を知ってる?」
真経津が慄く中、結果オープン。
7R後半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 22 | +1 | 1/5 | なし |
三角 | 24 | 0→+1 | 0/5→1/5 | 先人のツルハシ |
「先人のツルハシ」を入手した三角。
それに伴う追加削岩の結果は───
7R後半(先人のツルハシ) | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 22 | +1→±0 | 1/5→0/5 | なし |
三角 | 24 | +1→+2 | 1/5→2/5 | 無気力瓶 |
なんと真経津の削岩を取り消し、自身は2連続の削岩。
とうとう岩残数が横並びとなった2人。
三角は「お前も特別な人間じゃなくなっていく」と語る。
皆が語る「わかり合ってる」「愛し合ってる」「想い合ってる」、そのどれもが妄想でしかない。
妄想に別の妄想をぶつけようとするから、誰もが永遠にわかり合えない。
「だからオレ達は 同じになる他 道はないんだ」
第8ラウンド、真経津の「トレジャー」側からスタート。
「前言を撤回するよ 君は知るほどにわからなくなる奴だ」
「全てを犠牲に理解を求める 君の目的地に興味が湧くよ」
「マイナー」側、三角。
「目的地? そんなの初めから言ってただろ?」
「幸せに暮らしたいんだ 皆で手を取り合って」
「彼女は言ってた オレはそうなれないって」
第8ラウンド1戦目、結果は───
8R前半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 22 | ±0 | 0/5 | ? |
三角 | 22 | ±0→+1 | 2/5→3/5 | 大喰らいの人魂 |
まるで岩の中身が見えているかのように、危なげなく「大喰らいの人魂」を入手した三角。
「トレジャー」側となった三角が「目的地の話だが 悪い癖でまた話が少し飛んでしまった」と話し始める。
「オレの友達は 日々変化し成長している」
新しい趣味・嗜好に目覚めたり、友達同士の会話で考えが変わったり、新しい友達を作ったり恋人になることすらあるという。
つまり、三角 誉という人間の中に、一つの世界があるのだ。
「そりゃまたすごいね」「そこから出てこないでくれると助かるんだけど」
「そうは行かないさ」「刺激がなければ世界は停滞してしまう」
平和で幸せな世界で暮らしたい。
しかし、そのためにはいくつか問題がある。
「74人の中にたった一人だけ なぜか何の変化もしない人物がいる」
「わかり合うことの大切さを教えてくれた オレの母親だ」
「オレが初めて理解した人は ずっとオレを化け物と呼んでる」
感想
「やってあげちゃうのもどうかと思うよ」
ほんそれ。
そんなんだからママ呼ばわりされるんやで…
「皿がダサいと文句をつける」と追撃を喰らった村雨さんの苦々しい表情が結構ツボです(笑)
「妄想じゃなく人を理解する方法」
ここ地味に気になります…。
真経津さんの発言の揚げ足を取った、とも取れますが、にしては真経津さんの反応が大げさすぎるような。
85話で、謎の人物が真経津さんの病室を訪れ
「見違えるようだな」
「冗談だ 実際に違う」
という、あまりにも謎過ぎる発言をしていきました。
そこから、世界観には全くそぐいませんが、真経津晨クローン人間説を1%くらい推しているのですが、この反応を見てると…おや…?
1%から2%くらいに上方修正しても良いか賭けません?
演出気になるマン
三角さんの削岩が終わり、2人の削岩数が並んだシーン。
真経津さんが三角さんに呑まれ始めている…ように見えるこの演出のシーン。
なんだか、気体が漂っているようにも見えます。
削岩が5連続で大爆発。
それを防ぐために、人魂で洗浄&浄化。
洗浄シーンで水?を撒いてその後吸引しているような演出がありますが、水に濡れる事でまた別の効果が出ていたり…?
うーん、考えすぎかなぁ…。
三角 誉の「母親」
「三角 誉」という世界の中で、変化を続ける友人たち。
その中で唯一変化せず、三角さんの事を「化け物」呼ばわりしているのが、なんと三角さんの「母親」。
これはかなり大きな情報ですよね。
母親が変化しない理由ですが、予想は2通りあります。
①「理解した」と言っているが、結局母親の事は”理解できなかった”
②母親自身の意志で変化を拒み、三角さんに「警告」を続けている
お話の流れとしては、①の方が真経津さんの突破口になり得ると思いますが…
どちらも、根底に「愛」があるのだろうな、と思います。
現時点で三角さんの母親像が全く明かされていないので、次話が更新された後にこの記事を読んだら恥ずか死ぬ可能性も大ですが…
①の場合
三角さんからお母さんへの「愛」が強く、「思い込み」で母親像を作ってしまった→結局理解が追い付かず、変化しないただのbotと化した
②の場合
お母さんから三角さんへの「愛」が三角さんの想定を上回っており、ずっと「このような事はやめるよう」警告の意味で「化け物」botと化している
さあ…どっちかな!?
どっちでもないかな!?!?