前回までのあらすじ
三角ォ!お前!
最後のコマでビックリさせてくんのやめろよ!!!
本編あらすじ
三角は語る。
減圧の仕組みについて、真経津は自身の経験から遅くとも2ラウンド目には気付いていたのだろうと。
スコア差「2」で減圧を見抜いたのは称賛に値するとしつつも、戦いの経験は自身の方が多い、と断じる。
「"オレの友達を読み スコアで勝つ"」
「"オレだけに岩を掘らせ 減圧で勝つ"」
「お前には2通りの策があったが」
「減圧でオレを殺すためには いくつか大きな問題が残ってた」
減圧には、三角が大量に削岩する必要があったが、三角がどのくらい岩を掘るつもりなのかは真経津にも分からなかった。
何故ならこのゲームは、相手より1ブロックでも岩が減っていれば勝つことが出来る。
そこで三角は、真経津の策を「後押し」する事にした。
「…4ラウンドの やり直し」
呆然とする真経津の呟きに、三角は「やっとわかってくれたな」と答える。
三角は「岩を掘り抜く」と真経津に信じさせ、それに乗った真経津は真の策を隠しながら、三角の友人を読みスコアを稼いでいった。
だが結局、今のスコア差は9。もはや真の策を使うしかなかったが、そこでも問題があった。
「オレを殺すために必要な削岩数を お前は正確にはわかっていない」
減圧は明らかに用意された罠であり、「岩」「毒」「爆発」に次ぐ第4のペナルティ。
しかし他のペナルティとは違い、具体的な数値が明らかにされていないため「減圧」に至る「数」は推測するしかない。
「だから私達はお前と同じように推理した 岩の上昇が"点差"もしくは"残った岩の比率"のどちらを参照しているにしても」
「キーを使っても一手で掘り抜けない最小値"5ブロック" それより減るのはマジでやばいって踏んでる」
「だが今オレ達に"運命論者"を使ったら同じことをやり返すだけだ コッチの岩は上がるどころか下がっちまうだろうな」
「我々はお前が策を実行するように誘導してきた お前の望みなど手に取るように分かる」
「全部お見通しなんだよ」
「君は自分の岩を減らさずに 安全にボク達の岩だけを削りたい」
「だからコレを選ぶ」
そう言いながら、三角は「トレジャー」の一つ、「大喰らいの人魂」を見せつけるように公開した。
そして真経津は言われるがままに、それを選ぶ。
19R前半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 14 | ±0→+1 | 0/5→1/5 | 大喰らいの人魂 |
三角 | 5 | ±0 | 2/5 | ? |
「ひとつ 大事なことを聞かせてよ」
「君がどんなにボクの策を見抜いていても これ以上掘れば死ぬっていう現実は変わらない」
「どうやって逃れるの? 自分の終わりから」
「簡単な話だ」
「オレの問題は減圧だけ」
「だからそれを なくしてしまえばいいんだ」
19ラウンド2戦目、結果は───
19R後半 | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 14 | ±0→+1 | 1/5 | 大喰らいの人魂 |
三角 | 5 | ±0→+2 | 2/5→4/5 | 先人のツルハシ 大喰らいの人魂 |
なんと、自分から爆発圏内に進んだ三角。
しかし淡々と三角は続ける。
「ルールではこう言ってた」「"圧死"」「"中毒死"」「"大爆発"と」
「どうして"爆死"じゃないんだ? もしかしたらあるんじゃないのか?」
「爆発しても死なないタイミングが」
「たとえば」「岩がとても遠くにある時とか」
遠く頭上の岩を指し、三角が宣言する。
「スケルトン・キー使用」「"ワーカホリック"をオレに」
特性「ワーカホリック」により、ツルハシが1本追加された三角。
そのまま「無気力瓶」を得、三角の削岩カウンターは+3に。
19R後半(三角追加) | 岩残数 | 削岩数 | 連続削岩数 | 特殊アイテム |
真経津 | 14 | +1→±0 | 1/5→0/5 | 大喰らいの人魂 |
三角 | 5 | +2→+3 | 4/5→5/5 | 先人のツルハシ 大喰らいの人魂 無気力瓶 |
爆発が確定した三角は、それでも淡々と話す。
「ルールといえば 確かこうも言ってたな」
「"ヘル・インゴッド"は 非常に可燃性が高い」
「岩が吹き飛べば 気圧もすぐに元に戻る」
三角以外の人間たちが驚愕する中、始まる運命の削岩。
そして削岩の最中、とうとう三角のヘル・インゴッドが大爆発を起こした───
感想
もうさあ…
先週から驚きの連続なのよ…。
来週休載ってマジ…?
ともあれ、次回もビックリする自信がある…
もう三角さんが真経津さんみたい
いつもなら真経津さんがやるムーブじゃないっすか!!!
と思ったら…三角さんの中の真経津さんも喋ってるしぃ…
とうとう「スケルトン・キー」使用!
さんざん「裏をかいて相手に押し付ける」使い方しか考えていませんでしたが、まさかの自分に使用!
そして、わざと爆発を起こす…。
三角さんの岩残数は5、今回掘り抜くのは3ブロックですが、可燃性が高い事から残った2ブロックもすべて燃え尽きるのでしょう。
となると岩残数は0。
…ん0?
この後どうなる?
別に、相手より先に岩を無くしたからといって、勝ちにはなりません。
ワンヘッドなので、「相手が死亡」しない限りはゲームは終わりません。
ここでおさらいですが、このゲームは全20ラウンドと明言されており、そこまでに削り切れていなかった岩が落下してくると言われています。
今回が19ラウンド。
つまり次のラウンドが最終ラウンドで、真経津さんが14ブロックの岩を掘り抜けない場合は落下確定です。
…1ラウンドで14ブロックはどう考えても無理ですね。
・両プレイヤーが同ラウンド中に「ブランク」の岩を選んだ場合、同じラウンドをもう一度やり直す
・もし両プレイヤーが岩を削り切っていた場合は「より遅く掘り抜いた側」、完全に同時だった場合、もしくは20ラウンド終了後60分経過しても死者がいない場合は「総採掘回数の少ないプレイヤー側」に致死量の猛毒を散布する
・通信・暴力・3分以上の遅延行為は禁止
ちょっと確認したのですが、このゲームのテーブル、下に潜り込めないようになっています。

真経津さんが意味深に欠片を投げていた、177話のアングルが分かりやすいです
椅子が動かせるなら、椅子を盾に上からの爆風を防ぐことができるかもしれませんが…。
今の所は、三角さんが爆発は耐えるもののケガをしてしまい、3分以上の遅延をしてしまう、という可能性に賭けるしかないですね…。