前回までのあらすじ
「誰のなんの何?」
本編あらすじ
真経津の強さを感じ取ってしまったちーくん=千尋は、それでも「ゲームを楽しむこと」から逃げずにいようとしていた。
真経津の選択を覗き見ることの出来るイカサマを封印し、必死に頭を回転させ、手を選ぶ。
1ラウンド目ではどちらも「宝石倍化」を選んだが、2ラウンド目では
真経津:宝石倍化
千尋:切替(千尋→真経津)
3ラウンド目では
真経津:宝石倍化
千尋:宝石倍化
特に3ラウンド目、真経津は「開放」を選べば確実に宝石を取れたはずなのだが、「ボクは小銭を拾うつもりはない」との回答。
「なるべく早く終わらせる」
「弱い人と遊んでも楽しくないから」
この言葉に神経を逆撫でされる千尋。
───冗談じゃない
───僕はチームのブレーン
───EzModeのゲームマスター 若見千尋だぞ!?
自分は誰より強く、誰よりもゲームも愛している。
しかしふとここで、かつてのうじゃめとのやり取りを思い出す。
コラボ相手と純粋にゲームを楽しみたいのに、卑怯な裏工作をするうじゃめ。
だがうじゃめは、それは「演出」だと言う。
千尋は間違いなくゲームの天才だ。
しかし、どんなに千尋が賢く芸術的なプレーをしたところで、わかりやすい派手さがなければ誰もその凄さに気付かない。
「お前はゲームだけに集中しろ」「お前の凄さはオレが伝える」
───あれ? ちょっと待って
───もしかして今まで 僕が天才でいられたのって───
───うじゃめくんが 守ってくれてたからじゃない?
真経津のような化け物が、自分を叩きのめしに来ないように。
子供の頃、友達に自分の事を「天才」だと紹介してくれたように。
面倒なことを全てうじゃめに任せ、自分は安全地帯から「楽しくゲームをしたい」と言っていただけではないのか。
「…なんて バカな子供なんだ」
呟いた千尋は、オフにしていたチートモード=真経津の手の覗き見をオンに切り替える。
「真経津君 君のお陰で大事なことに気付けたよ」
「怪物に本気で勝とうと思うなら 手段を選ぶのは誇りじゃなく甘え」
「───そして」
「勝てないゲームって 僕は全然楽しくない」
「気付くのが遅い気もするけど 君が楽しそうでよかったよ」
感想
EzModeのイカサマ
あらすじでは省略してしまいましたが、やはり真経津さんの宝箱の底は上げ底にされているようです。
つまり、真経津さんがピッタリ100個宝石を貯める事は不可能。
となると、真経津さんが勝つには相手の反則負けを誘発するしかなさそうです。
EzModeの絆(うじゃめとちーくん)
先週も描写ありましたが、うじゃめは本当にちーくんの才能を買っていて、その凄さをみんなに分かってもらおうとしてるんですね…。
ちーくんの中では、「自分は面倒事をうじゃめ君にやらせて安全圏でゲームだけを楽しんでいる」みたいな考えになっていますが、うじゃめくん、別に面倒事だと思ってないんじゃないんですかね…。
いやぁ…。
少しずつ少しずつ、EzModeの株が上がってゆく…。

アッでもりょうたんと木村チェダーはそんなに。
イカサマ解禁!
「自分はゲームが得意だから」「ゲームを楽しまなきゃいけないから」、イカサマを封じていたちーくん。(※上げ底はやむなし)
しかし、自身が「安全圏」で守られていたと思ったちーくんは、最後とうとうイカサマを解禁します。
…うーん、まあいい話?なんですかね…?
真経津さんも「君が楽しそうでよかった」と言ってますしね!うん!
いい話!

まあ、同時に「気付くのが遅い気もする」って言われてますが…
(恐らくもう巻き返せないんだろうなあ…)
次回、200話!
さらにその前日、19日にはコミックス20巻と初の!小説が!刊行されます!!!
皆さん買いましょう!!!
