前回までのあらすじ
第4ラウンドにて、真経津は10個の石を獲得。
しかし真経津の表情は険しい。
そして特2・朔班の面々は、ゲームの行方を見守るのであった…
本編あらすじ
はたから見れば真経津が一矢報いた形に見えた第4ラウンド。
だが見守る榊は“施し“を与えた天堂の考えが読めず、落ち着かない。
続けて始まる第5ラウンド、「大敗を恥じる必要はない 相手は神なのだから」と語りながら、天堂が配置を完了する。
「次の選択は左端だ ニセモノの説法は必要ないよ」
速攻で選択を終えた真経津。結果は
対象の天秤 | 天堂 |
石の増減 | ラウンド×2(10個)プラス |
「“神は信じる者しか救わない“ 愚か者がよく口にする屁理屈だが 実際は真逆なのだ」
「救われぬような道しか選べないから お前達は神すらも信じられない」
そんな天堂の姿に、御手洗は「歪みきった邪悪が互いを喰らい合うこの場所で 過剰とは言えこの人は善性を武器に戦っている」「真経津さんを倒すのは こういう真逆の人間なのかも」と感銘を受ける。
攻守交代しての第6ラウンドが始まる中、罰ゲーム実施中のこっしゃんは「主語がでかい」と天堂に対してディスり出す。
神を信奉しているというよりは、神の名で言いたい放題しているように見えるためだ。
だが朔は「主語がデカいだけの善人がここまで来れる程 オレ達のゲームは甘くない」と釘を刺す。
そして第6ラウンドの結果、
対象の天秤 | 天堂 |
石の増減 | ラウンド×2(12個)プラス |
となってしまい、
天堂:44個
真経津:10個
という結果に。
そして、ゲーム開始以来最大の天秤の大変動が起こる。
まともに座っていられない状態の真経津の姿を見た御手洗は、これがいつものブラフなのか本当の苦しみなのか判断はつかないながらも、変わらない願いを胸に灯す。
───もしも負ける時は 相応しい気高さで逝ってください
真経津は「騙される人がいること自体 信じ難いことだったけど」と前置きしつつ、「苦しみ悶えるボクを眺める その顔を見て確信したよ」と呟く。
真経津と相対する天堂の表情は、醜悪そのもの。
「君は善人なんかじゃない」
「“神様“って 誰のことをそう呼んでるの?」
感想
ガンガン攻めてくる天堂さん
ラウンドが進む毎に効いてくる「R」のカードが連発する結果となりました。
あまりの猛攻ぶりに、「前回の施しはなんだったの?」と思わされてしまいますが…
やはりあの施しは、「裏ルール」とやらに関係していたのでしょうか?
進化しても騙されちゃう御手洗君
御手洗君は天堂さんの事を「この人は特別なのかも」と感じていました。
…まあ確かに、読者と違って天堂さんのあのクレイジーっぷりを見ていないとなると、そう勘違いしてしまうのも無理はないのかも…?

天堂さん結構、御手洗君に好意的ですしね。
真経津さんは「騙される人がいること自体 ボクには信じ難いことだったけど」と、そんな御手洗君をチクリと刺していました。
今回の朔班語録
姫プ:仲間に守ってもらうプレイスタイルのこと
「皆が終わったら」と言っているので、つまり他の面々は制限時間の半分以下でノルマ達成できる…という事でしょうか!?
どんな“神様“?
まあ完全に邪教ですよね。
パッとイメージしたのはクトゥルフですが、あれって神父や司教に類する役割の方いるんでしょうか?

最後に
5月18日に、ジャンケットバンク7巻が発売です!
あと少し!