前回までのあらすじ
決して砕けない絆で、天才ゲーマー・黎明を倒せ!
行け!!Ez Mode!!
【次回】イジモ、死す
本編あらすじ
黎明 vs Ez Mode、最後のゲームは「ザ・ラビットホール」。
「すでにイカサマを実行している」と解説するチーくんによると、Ez Modeのメンバーは本来縦横0~3マスしか動けないところを、全方向0~5マス移動できるようになっている。これにより、ゴールするまで必要な最短ラウンドは3ラウンドで済む。
うじゃめは2ラウンド目でお守りを持っている誰か一人を守れば、それで3ラウンドに無事進めるという計算だ。
「オイシイとこを取られちゃうのは癪だけど やっぱこういうのはリーダーの仕事っしょ」
「いいことも悪いことも みんなで一緒にやるんだホイ!」
「楽勝じゃなくても 僕達は楽しまなきゃ」
「よっしゃああ!!"脱出側"Ez Modeッ!! 1ラウンドの移動先を指定しろ!!」
「ザ・ラビットホール」、ゲームスタート。
まずは真っ先に狙われそうなチーくんがお守りを使用し、うじゃめを守る事に。
続けて、”オニ側”の黎明が罠を5個指定。
「ん───」
「おわったぞー」
「司会がプレイヤーだとメンドーだな」
「…皆 ありがとう」
「Ez Mode!! 指定したマスに移動しろっ!!」
「オレ達はっ!! 勝つっ!!」
その途端、巨大な目玉に見下ろされる幻影を見るEz Mode達。
次の瞬間、うじゃめ以外の4人───りょうたん、チェダー、ワッホイ、チーくん、全員が落下していた。
ハカセ:いったいこれは どうしたんじゃ うじゃめくん!
うじゃめくん:なかまが みんな1回で落とされちまったんだ!こんなことある!?
うじゃめくん:おれたち5人は25マスから1マスを別々に選んだんだ!
うじゃめくん:5人全員のマスをあてるなんてありえないだろ!
ハカセ:たしかに とてつもなくひくいかくりつじゃのお~~
「じゃが それがありえたから なかまはみんな いなくなったんじゃろ」
うじゃめくん:…そんなこというなよ
うじゃめくん:じゃあ つぎのラウンドでおれの選んだマスがバレるかくりつは?
ハカセ:なんじゃ!それならかんたんじゃよ
ハカセ:100パーセントじゃ
我に返るうじゃめ。
黎明は「何ボーッと立ってんだ? もう2ラウンドが始まってる」と声を掛ける。
「早く選べよ どのマスから落ちるのか」
一人になってしまった。
もはや勝てない、と悟ったうじゃめは、マスを指定し、黎明の方へ歩み寄る。「オレは…ずっとアンタに憧れてた」
「アンタは死ぬ程ゲームが強く 唯我独尊のカリスマ」「自分のルールで自分の世界を回してる天才だ」
「オレは アンタみたくなりたかった」
ゲーマーとしては能力が低く、世渡りの才能だけで人気はなんとか一人前なものの、中身がない事に視聴者たちも気付いている。
「アイツらを許してやってほしい バカなオレを助けようとしただけなんだ」
「オレは強くなりたくて 間違った努力をしてしまった」
「どんなセコい手を使ってでもアンタに勝てたら 惨めな自分を変えられる気がしてたんだ」
「こんなに別モンだって知ってたら 憧れるだけで済んだのにな」
黙って話を聞いていた黎明が、静かに後ろのマスへ下がる。
「さっきから ずっと気になってたんだけどさ」
「その話 オレになんの関係があんの?」
「ですよね」
「カッケェなぁ~…」
落下するうじゃめ。
「魅せない奴は見ない オレのこと見てたならわかるだろ」
感想
かくりつのおはなし
唐突に何か始まりましたね(笑)
もしジャンケットバンクがアニメ化した際はここの演出気になりますし、
万が一実写ドラマ化した場合は、ここは人形劇風にやって欲しいです(笑)
Ez Mode全滅
1ラウンド目、意気揚々とスタートした後からの流れ、たまらなく好きです…!
とうとうチーくん以外も、ヤベェものを見てしまったんですね。
見開きでの全員落下。
ピカソ顔。
そして始まるハカセとうじゃめのかくりつのおはなし…。
どう転んでも、もう黎明には勝てない。
ですよね~~~
仲間の助命嘆願だったり、今まで拗らせていた想いをぶつけたり…。
うじゃめ君はすべて曝け出したわけですが、そこに返される「その話 オレになんの関係があんの?」。
黎明に憧れるうじゃめにはファンサとなったのか…!?
最後の黎明のセリフ、「オレのファンなら分かってるだろ?」というように聞こえて、一応はうじゃめの話はちゃんと聞いていたんだな…と思えました。
