前回までのあらすじ
ついに始まる「アンハッピー・ホーリーグレイル」。
御手洗は、「叶黎明の死亡」に賭けるのだった───
本編あらすじ
出典:ジャンケットバンク コミックス6巻より
第1ラウンド。
どちらが聖杯(チャリス)・聖水(ポーション)から始めるか、相談の上で決める事に。
サイコロで決めるか、と真経津は言うが「ナメてんのか? そんなモンいくらでも操作できる」と叶は反対。
また、その後のやり取りでも叶は真経津の反応を見ながら「オレがポーション側スタートだ」と決定する。
「両プレイヤーは自分の担当オブジェクトを並び替えてください」
「確認 及び並び順を決定したら”チェック”の宣言をお願いします」
オブジェクトが設置され、両者の「チェック」という声が響く。
まずは、チャリス側である真経津から自分の取得する聖杯を選択。次に、叶が真経津へポーションを渡す。
そんな中、御手洗はこのゲームのルールについて考えていた。
これは不公平な3択、明白な利の裏の裏まで読み切らなければ勝てない、と。
「オイ そこの銀行員」
「さっきからゴチャゴチャうるせえぞ くだらねえ計算ならヨソでやれ」
出典:ジャンケットバンク コミックス6巻より
オレは世界の中心であると同時に入国審査官だ、と主張する叶。
叶の世界に必要なのは、愛する相手と害ある相手のみ、御手洗のような無害な人間は必要ないと言う。
「雑音鳴らすなら消えてくれ」
「オレは今 晨君と楽しんでるんだ」
「見ろよ いかにも有害な顔だ」
1ラウンド1巡目、真経津の結果は───
毒+偽の聖杯=毒100㎖
そしてサイドを交代し、次は叶がチャリスを選び、真経津がポーションを渡す。
「コッチが本物だろ?晨君 顔に書いてある」
「気分が上がってきたよ 君は楽しい奴だ」
1ラウンド2巡目、叶の結果は───
毒+本物の聖杯=聖水100㎖
「楽しみにしてるよ晨君」
「作戦の一環なんだろ もっとよく見せてくれよ」
感想
当然のようにサイコロを操作できる系ギャンブラー
「タンブリング・エース」にてサイコロ操作の話が出ましたが、叶さんも「当然」出来るようです。
「ダイスなんて面倒な手順踏むくらいなら」と言っているのがまた、強者感を出してます。
まーた心を読んできやがったぞ
村雨さんが御手洗君の表情や体の変化から考えていた事を読み取ったのとは別次元ですね…。
完全に読者目線で、御手洗君のモノローグが聞こえてきたような反応でした。