前回までのあらすじ
前回の記事に貼りましたが、今回もルールについて載せておきますね。
出典:ジャンケットバンク コミックス6巻より
本編あらすじ
開幕から、「敵だけが毒を飲む」という最高の結果を出した叶。
御手洗のモノローグをまたも読み取った叶は、「その通り 晨君はもう勝てない」と言う。
このゲームの結果は
・敵だけが毒を飲む
・自分だけが毒を飲む
・2人とも聖水を飲む
・2人とも毒を飲む
の4種類しかないが、「2人とも毒を飲む」をいとわない叶は、このまま聖水100㎖のリードを守れば確実に勝てる。
だが真経津は「観測にこだわる割に 随分 単純なモノの見方をするね」「初めて見たカラスが白かっただけで ”カラスは白い”と言い切る子供みたいだ」と返す。
両者がオブジェクトを選択したことで、1ラウンド目が終了。”浄化の儀”として、それぞれの”運命の器”に液体が注がれる。
注がれたものが毒と知りながら、真経津は「祝杯をあげよう」と乾杯を促した。
2人がそれぞれの液体を飲み干したところで、2ラウンド目がスタート。次は叶のチャリス側から始まる。
2ラウンド1巡目、叶の結果は───
毒+偽の聖杯=毒100㎖
御手洗は喜ぶが、叶は「…声か?」「…目線…」「姿勢…指…動き…」と、どこから考えを読まれたのか推察していた。
そして2ラウンド2巡目、真経津の結果は───
毒+偽の聖杯=毒100㎖
差は埋まらず、両者とも毒を飲む結果に。
オブジェクトを”浄化の儀”のために設置する前も、入念に確認を行う真経津。
”運命の器”に注がれた液体が毒と知りながらも、躊躇なく飲み干す叶。
「味しね───」とつまらなさそうな叶であったが、すでに毒を200㎖摂取した真経津が血をこぼすのを見て、「なんだか美味しく感じてきたな」と愉快そうに呟くのであった。
感想
乾杯してますが…
注がれるたびに飲め、なんて言われてませんよね?
蔵木さんも、2ラウンド目を進めそうな雰囲気でしたし…。
2人のやり取りがいちいちオシャレ
今まで登場したギャンブラーは、対戦相手である真経津さんに対して刺々しかったのですが、叶さんはそうでもないですね。
そのせいか、2人の会話はどこか小気味良いです。
「さあ今日の楽しいゲームに 祝杯をあげよう 乾杯」
「引かない男は魅力的だ 乾杯 晨君」
「ちゃんとオレに教えてくれよ カラスは黒いって」
「あまり自信はないな 君がソレを学ぶ頃には もう何も見えなくなってるだろうしね」
「なんだか美味しく感じてきたな」
吸血鬼?