前回までのあらすじ
「せんせー りっぱな大人ってなぁに?」
「賭場にいるの?」
「ギャンブラー側じゃなくてギャラリー側?」
本編あらすじ
立派な大人を探してこんな所まで来た、と語った眞鍋に「ここまで探して見つからないなら 探し方か 探すモノを間違えてる」と返す真経津。
第2ラウンド3戦目。
司会である白金のコール前にすでに札を出していた眞鍋。
「勢いを大事に参りましょう2ラウンド3戦目!! 両プレイヤー札を選択してください!!」
第2ラウンド3戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 <3勝中> | ICE グー(0℃) | HOT グー(0℃)、 ICE パー(-5℃)、ICE チョキ(-2℃) | +7℃ |
眞鍋 | ICE チョキ(-2℃) | HOT パー(+5℃)、HOT チョキ(+2℃)、HOT グー(0℃) | 0℃ |
「真経津晨 "ICE"のグーでじゃんけんは3連勝!!」
「しかし眞鍋に"ICE"のチョキを処理されてしまい 手放しでは喜べない勝利となりました!」
成長と共に思考は変わる。
故に正せるなら間違うこと自体は問題ではないが、
「盲信に近い愚直さ」「過ちを認めすぐに撤回する潔さ」
この対極にある2つの考えを伝えることが教育の難しさだ、と眞鍋は言う。
「僕に任せろ 誰が間違ってるか気づかせてやる」
「心配はいらないよ ボクは正しさに興味がない」
「誰が正しくてもボクが勝つ」
息つく間もなく、第2ラウンド4戦目───
第2ラウンド4戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 <3勝中> | ICE チョキ(-2℃) | HOT グー(0℃)、ICE パー(-5℃) | +7℃ |
眞鍋 | HOT グー(0℃) | HOT パー(+5℃)、HOT チョキ(+2℃) | 0℃ |
一見真経津の調子が良いように見えるが、御手洗は残り手札の関係から、
次に真経津が読み間違えれば、眞鍋も全く同じ勝ち方となる事に気付く。
「言っただろう 教育だと」
これまでの流れ全てがカリキュラム通りの授業だと言わんばかりの眞鍋に、「君に ボクを試す資格はない」と主張する真経津。
押し付けは不快なモノだと同意しつつも「僕の高慢さが 君の人生を豊かにすると信じているから」と取り合わない眞鍋。
「オーダー!!!」
第2ラウンド5戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 <3勝中> | HOT グー(0℃) | ICE パー(-5℃) | +7℃ |
眞鍋 | HOT パー(+5℃) | HOT チョキ(+2℃) | +7℃ |
前半は順調に勝っていた真経津だったが、蓋を開ければスコアは横並びに。
人生における大小の選択、無限の回答の手助けをするのが教育だが、「幸福」には教科書が存在しない事が大きな弱点だ、と眞鍋は言う。
ステレオタイプな幸福ですら、要求が多すぎて多大な時間を消費してしまう。
その結果手に入れたモノを見て、人は「で?」「コレがなんなの?」と思ってしまう。
それは用意された幸福であるため、人は勝利を見失ってしまうのだ。
人生は無限に続く抜き打ちテストであり、眞鍋は「落第者」に「追試」を行ってきたと言う。
「君は落第するなよ 晨」
「…ちょっとした疑問だけど そのテストに合格した人はいるの?」
「もちろんだよ」
「だが残念なことに」
「僕だけだ 今の所はね」
「…ナルホドね 確かに災害だ」
感想
眞鍋先生の狂気教育災害っぷり
司会の進行を無視するわ、
押し付けは不快と断じつつ「押し通す」わ、
勝手に追試するわ、
「僕だけ」だわ…
この一話だけで眞鍋先生の狂気レベルが爆上がりしてませんか!?
すごいですよ。この話の前までは、眞鍋先生って方向性間違えてるだけで良い人…なのかも…みたいに思わせておいて、
唐突に「あっダメだこの人/(^o^)\」と読者に匙を投げさせた…!
最終ページのはなまるの、なんと禍々しいこと…!
真経津さんもこの時ばかりは引いてましたね。
ユミピコが「自分」を神として信奉していると察した時に似てますねー
真経津さんちょっと怒ってる?
「君に ボクを試す資格はない」
のシーン、真経津さんちょっとムッとしているように見えました。
真剣にゲームするのは良し、しかし試されるのは御免という事なのでしょうか?
それとは別に、4戦目の「誰が正しくてもボクが勝つ」のセリフは、アンハッピー・ホーリーグレイルを思い出させました。
正しかった奴を間違ってた奴が倒す…
ジャケバングッズ商品化!
ポップアップストアに加え、更にamieさんからもジャケバングッズが商品化されるそうです!!
カラス銀行粗品セットが気になりすぎる…!