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【ジャンケットバンク】第142話 私の頭の中:謎10【ネタバレ】

2024年3月7日

前回までのあらすじ

汝の敵を愛せ…

本編あらすじ

誰が見ても劣勢に陥っている村雨・天堂。

天堂は村雨のブタを、漆原は天堂のオオカミを攻撃指定する。

オオカミがオオカミを攻撃指定してもビビって攻撃できないため、実質漆原は行動ナシです

プレイヤーカード残り手札
牙頭
命:4 労:2
レンガの家オオカミ、木の家
漆原
命:5 労:1
オオカミレンガの家、藁の家
村雨
命:3→2 労:0
木の家レンガの家、藁の家
【親】天堂
命:3 労:2→3
オオカミ木の家、藁の家

まさに、「ライフ・イズ・オークショニア」にて村雨が獅子神に行ったような事を今、天堂が村雨に行っている。

屈辱と怒りが込み上げるも、そのような状況だからこそ揺るぎない論理で戦わねばならない、と決意する村雨。

第3ラウンド3戦目、既にオオカミを持っているのは牙頭しかいないため、村雨たちが狙いたいのは「あいこ」。

「木の家」を持っているのは天堂しかいないため、実質、村雨と漆原の一騎打ちとなる。

一対一であれば決して「人間」には負けない村雨。

だが互いの相棒に全幅の信頼を寄せる漆原相手では───

プレイヤーカード残り手札
【親】牙頭
命:4 労:2
オオカミ木の家
漆原
命:5 労:1
レンガの家藁の家
村雨
命:2 労:0
レンガの家藁の家
天堂
命:3 労:3
木の家藁の家

読み合いは敗北。天堂もブタを奪われ、牙頭が宮殿完成に一歩近づく。

プレイヤーカード残り手札
【親】牙頭
命:4 労:2→3
オオカミ木の家
漆原
命:5 労:1
レンガの家藁の家
村雨
命:2 労:0
レンガの家藁の家
天堂
命:3→2 労:3
木の家藁の家

敗北、その先にある死が迫る中、村雨の頭の中は「私には何が足りないのか?」という己の無知への探求心でいっぱいだった。

考えを巡らす村雨の眼前はやがて、かつて己が診てきた患者たちのカルテで埋め尽くされていく。

…マズイな
予想より酸素が足りていない

感想

神託【しんたく】=神のおつげ。託宣。「ーを下す」

手段は目的によって生まれ 目的は意志によって生まれる
人間は病気の塊ではなく 小さな過ちの集合体だ

頑なに論理で戦おうとする村雨さん。

天堂さんは、「見る視点が違う」という事を伝えたいのだと思いますが…

カルテと患者の言葉

酸素が足りなくなってきた事による幻覚?なのか、かつての患者の言葉やカルテが見えてきた村雨さん。

カルテの方は分かりませんが、患者の言葉はところどころ■■■で隠されています。

この子 妹を助けようとして■■■で」「■■■になったら■■■したいって笑ってます!
手術が終わったら■■■に行きます!!」「ずっと■■■したかったんです!!

この■■■は、恐らく天堂さんの言う「意志」にまつわる内容なのではないでしょうか。

そしてそれを村雨さんは、「治療には必要のないもの」として聞かずに切り捨ててきた。

実際、聞かなくとも知らなくとも、村雨さんには支障なかったんでしょうね。

人の身体を見さえすれば、何もかも把握できる村雨さんですから。

ただ今回、相手は「人間」ではないので、それが通じない。

今まで切り捨ててきた部分に目を向けなければならない、そういう描写なんだと思います。

「先生!本当にありがとうございました!」

ただ、上記のシーンですが、はじめに思い浮かんだ患者さんの言葉が村雨さんへの感謝の言葉でした。

元気になった患者(もしくは患者の家族)からの、感謝の言葉。

それを思い浮かべるきっかけになった、村雨さん人形の「何のために?」という言葉。

そもそも村雨さんが人の中身を見るようになったのは、お兄さんの…

上手くは言えないのですが、村雨さんの根底にも、たしかに「愛」があると思うんですよね…。

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