前回までのあらすじ
村雨先生のお兄さんの名前が「礼一」じゃなくて「一希」で、ご尊顔が獅子神さんに似ている事にどうにも言い表せない感情を抱いた人、
手ぇ~挙~げてっ!
本編あらすじ
村雨に明らかな変化が訪れた4ラウンド、1戦目。
その結果は───
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:4 労:3 | オオカミ | レンガの家、木の家、藁の家 |
【親】漆原 命:5 労:1 | レンガの家 | 木の家、藁の家、オオカミ |
村雨 命:2 労:0 | レンガの家 | 木の家、藁の家、オオカミ |
天堂 命:2 労:3 | 木の家 | レンガの家、藁の家、オオカミ |
なんと、手番最後尾の牙頭がブタを手に入れるという意外な結果に。
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:4 労:3→4 | オオカミ | レンガの家、木の家、藁の家 |
【親】漆原 命:5 労:1 | レンガの家 | 木の家、藁の家、オオカミ |
村雨 命:2 労:0 | レンガの家 | 木の家、藁の家、オオカミ |
天堂 命:2→1 労:3 | 木の家 | レンガの家、藁の家、オオカミ |
この様子を観戦していた黎明は、「バカだなぁ も───」「サイアクだよ 何やってんのマジで」と嘆く。
獅子神も「何やってんだ村雨の野郎…!?」と憤るが、真経津は「叶さんが言ってるのって そういう最悪じゃないよ」と返す。
「サイアクだよユミピコの奴 礼二君強くしてどうすんの」
「感情を計算に取り込まない、それが礼二君の唯一の弱点だったのに」「見てよあの顔」
「礼二君が 思いやりに目覚めちゃった」
「どうやって勝てって言うんだよ あんなのに」
天堂の命に王手がかかった4ラウンド2戦目。
親番である村雨、そして天堂は示し合わせたかのように即行で札を置いた。
手番最後尾の漆原は、村雨と天堂の姿を「何百何千と見てきた ハズレくじを引いた奴ら」の姿だと断じた。
このゲームではブタを1ラウンドにつき一匹しか得られないため、労働力3の天堂は、労働力4の牙頭に喰らい付こうとしてくるはず。
だが漆原は敗者の小競り合いに付き合うつもりはない、とばかりに札を選択。
───ブタの一匹などくれてやる…!! この手ならどちらでも同じこと!!
「一つだけあなた達に質問だ」
「私はあなた達の連携によって苦しめられた」「だがここに来て実に単純な疑問が湧いているのだ」
「全てのものが無価値だと断ずる男と」「己の欲以外に価値を見出さない男」
「語る言葉が真実ならば なぜ互いを信頼できる?」
「え?」
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:4 労:4 | レンガの家 | 木の家、藁の家 |
漆原 命:5 労:1 | オオカミ | 木の家、藁の家 |
【親】村雨 命:2 労:0 | オオカミ | 木の家、藁の家 |
天堂 命:1 労:3 | オオカミ | レンガの家、藁の家 |
「もっと私に聞かせてくれ どんな嘘を心についたか」
感想
サイアクだよ~
黎明くんが「どうやって勝てって言うんだよ あんなのに」とお手上げしてしまうほどのレベルアップを果たしてしまった村雨礼二。
村雨さんを自陣に持つ宇佐美主任などはウハウハでしょうが、互いにゲームする立場のギャンブラーからすると「余計な事しやがって!」なんでしょうね。
そもそも村雨さんはかつて、ワンヘッドにまで昇りつめた人間。
現時点で、灰色の眼の男は除き、最強ギャンブラーは眞鍋瑚太郎先生のはずですが、村雨さんは眞鍋先生に並んだか、あるいはそれを上回ってしまったという事でしょうか…
眞鍋先生に勝ってるんだから、真経津さんが作中最強では?というツッコミはまぁ…置いておいてください(笑)
思いやりに目覚めちゃった顔
思いやり(純度100%の悪意)
即断即決後のシーン
牙頭さんがカードを出した後、村雨さんとユミピコの表情が一度映り込むのですが…
なんだか意味深にも見えるような…
ユミピコが目を閉じていたのがちょっと気になりました。
「語る言葉が真実ならば なぜ互いを信頼できる?」
価値観が違うからこそ仲良くできてるのかなーと思っていました(小並感)
大ダメージ「オオカミの憤怒」
プレイヤー | カード | 残り手札 |
牙頭 命:4 労:4 | レンガの家 | 木の家、藁の家 |
漆原 命:5 労:1 | オオカミ | 木の家、藁の家 |
【親】村雨 命:2 労:0 | オオカミ | 木の家、藁の家 |
天堂 命:1 労:3 | オオカミ | レンガの家、藁の家 |
4ラウンド2戦目の結果です。
これは
①村雨→自分以外のオオカミ(残り2枠)を指定、ビビって何も行動せず
②天堂→自分以外のオオカミ(残り1枠)を指定、ビビって何も行動せず
③漆原→自分以外のオオカミを指定できず、自身の子ブタ2匹を喰い殺す
…となります。
今までライフを全て保ってきた漆原さんでしたが、ここでまさかの大ダメージです。
以前記載した、漆原さん二酸化炭素で窒息説はなくなりそうですが…
更にここでオオカミのカードは全て使用されたため、4ラウンド自体が終了となります。
オオカミの憤怒が何か大きなキーになる事は明らかでしたが、今気付きましたがこの手って、その場のブタ総数を減らしてしまうんですよね。
現在総数12だったブタが、オオカミの憤怒により10に減少。
そしてルール説明時にあった、「労働ブタになったブタは いかなる方法でも取り返せない」=ライフに戻すことはできない、というもの。
…労働ブタにする事もできず、ただただ消費された2つの子ブタ。
これ、何度も繰り返されたら(※)マズイ事になりませんか?
※わざわざ「ラウンド無制限」とも宣言されてますし…ブルー・テンパランスやライフ・イズ・オークショニアの前例もあるし…
さて、ここからはただの妄想語りになります。
仮に
プレイヤー |
牙頭 命:1 労:4 |
漆原 命:1 労:1 |
村雨 命:1 労:0 |
天堂 命:1 労:5 |
…てな展開になったとして。
天堂さんが王手をかけていますが、宮殿の完成=牙頭さんor漆原さんどちらかの死が確定ですね…。
まあそれはまだ良いとして、牙頭さん。
牙頭さん的には労働力をあと2つ手に入れなければ勝てませんが、労働力の入手先の一つに漆原さんを選ぶ可能性が高そうです。
何故なら、ここまで追い詰められたとしたら、牙頭さんが一番読み易いのは漆原さんでしょうから…。
…と、闇の妄想をして今回は終わります。
そもそもここに至るまでに「オオカミの憤怒」を2回も発動できるなら、トドメもそれを使いそうですけどね…w