前回までのあらすじ
本編あらすじ
真経津の言葉を、不良中学生の脅し文句のようだと言いつつも、「この場で聞くと趣がある」と愉快がる雛形。
「別に脅してるわけじゃないけど」「後で泣かれても困るからね ”聞いてなかった”って」
第2ラウンド2戦目、3戦目とも両者「黄金」を出し、第1ラウンド同様、残り3戦のジャンケン対決になる。
真経津 | 832 |
雛形 | 31,936 |
ギリギリまで切り札である「盗賊」を温存する持久戦、そのために不安を押し殺せる真経津の姿勢を称賛していた雛形だったが、突如真経津からすべての感情を読み取れなくなり、驚愕の表情を見せる。
しかし雛形は
───オレが惑うとでも思ったのか? 阿呆が……!!
このランクのギャンブラーであれば、感情を隠すことは容易い。
だが、行動の刹那に滲み出る真の感情。
雛形の目はそれを見逃さない。
4戦目、カードを出した瞬間真経津から滲み出た感情は「安全」の「黄色」。
セオリー通りなら、この状況で真経津が出すのは「盗賊」。
そう思い雛形は「黄金」を出すが、なんと真経津が出したのは「黄金」。
───オレの自爆… 「魔人」読みの「黄金」っ…!!
賭けに出る手としては間違っていなかったものの、結局残った手札は同じ2枚。
「2度あることは3度ある お前にできるのは祈ることだけだ」
真経津 | 3,328 |
雛形 | 127,744 |
感想
差が広がり続ける…
金貨の数がどんどん増えていきますね…。
それもそのはず、これまで真経津さんは一度も雛形さんの金貨を奪えていません。
黄金と黄金を出しても、お互いの金貨が4倍になるので、差は縮まらない。どころか広がり続ける。
差も4倍になってしまいます…
やはりここは「ジャックポット・ジニー」の名の通り、「魔人」が逆転のカギを握る…のでしょうか!?
「魔人」は相手の金貨の90%を奪えます…が、相手が「盗賊」を出さないと、効果はありません。
「無」
「無」の表情…
だというのに、凄まじい迫力です。
油絵?のようなタッチで描かれているのは、やはり画家である雛形さん視点だからなのでしょうか…?