前回までのあらすじ
やはりセレブは犬の散歩すら格が違う
宇佐美を「課長」にするため、キャリア100年の「主任解任権」を手に入れる事が目標となった御手洗。
しかしジャックポット・ジニーの決着がついていない現在、真経津は新たなゲームを行うことは出来ないのだった。
本編あらすじ
雛形が降参しないため、新しいゲームを行えない真経津は、「パンのかんばやし」で「パン屋さんごっこ」をしていた。
しかしそれすらも午前中のため閑古鳥。
そこへ、最近様子がおかしいという神林の娘・美香が帰宅。
美香を見た真経津は、「負けた人の目をしてる どこでギャンブルやったの?」と興味津々で声を掛ける。
美香は大学の友人に誘われ、オーバーキルというクラブに行ったという。
友人とおしゃべりをしていたところ、男性に奥の方でゲームをしようと誘われた。
ほんの少額の賭けだったため、遊びでやってしまったが、終わるころにはすごい金額になってしまっていた。
「ヘンなんです…大きい勝負になると… 絶対こっちが勝てないようになってて…」
「学生証も取られちゃって… 一週間以内に50万円払わないと怖い人が取り立てに行くって…」
話を聞いた神林は、(自分の事を棚に上げ)美香を叱る。
そして、真経津の強さを知っている神林は、真経津に助けを求める。
が、真経津はそれを拒否。
「買い物でもギャンブルでも 同意しなきゃお金は動かない」
「お金を使いすぎた人はいつも被害者ぶるけど 悪いのはお金の価値を知らない本人だ」
…と言いつつ、「遊びに飢えたボクに遊び場を教えてくれた」情報料として、真経津は神林の頼みを快諾。
「2人じゃないと参加できない」ゲームだ、と言い共に参加しようとした美香だったが、真経津は「弱い人とは遊びたくない 友達は自分で誘うよ」と断る。
場所は変わって、クラブ「オーバーキル」。
大学生の辺見 充(ヘンミ ミツル)は「稼ぎが足りない」と仲間たちを説教していた。
が、「中身のねぇ説教たれてんじゃねぇ 殺すぞ」と、リーダーの京極 学(キョウゴク マナブ)に蹴飛ばされる。
「貧乏人ばっか狙ってカモるから 支払いが滞って稼ぎになんねぇんだ」
金持ちを連れてこいとマナブが言ったところに、「どーもー ここで遊べるって聞いて来たよ」と真経津が登場。
何故かスーツでキメてきた真経津に、ざわつく店内。
更に、真経津がブラックカードを出したことでマナブは完全に真経津をターゲットとしてロックオン。
マナブは、あの「関谷仁」の一番弟子という自負があり、並の人間には負けないという自信があった。
しかし、ここで行うゲームはタッグマッチのため、真経津1人では参加できないという。
「それなら大丈夫! 友達呼んであるから」
時間とかにキッチリしてそう、と真経津が評した男は───
「どういう精神構造なんだ? 私を遊びに誘うとは」
村雨礼二。
感想
神林さん再び
チラッと出ていた、娘の美香ちゃんも再登場です。
しかしなぁ…
決して楽ではないであろう私立の獣医学部に通わせてもらいながら、クラブに通って50万円の負債とは。
真経津さんの
「買い物でもギャンブルでも 同意しなきゃお金は動かない」
「お金を使いすぎた人はいつも被害者ぶるけど 悪いのはお金の価値を知らない本人だ」
という言葉が、深く刺さります。
また、真経津さんがちょいちょい神林さんにツッコミを入れているのも面白かったですね(笑)
圧倒的勝率を誇る帝王(笑)
お前の師匠、地下オークションで売られてるぞ!!!
村雨さん、まさかの再登場!
これには驚いた人が多かったのではないでしょうか。
…しかし、誘う真経津さんも真経津さんですが、来てくれる村雨さんも村雨さんのような…
というか、どこで連絡先を交換したんでしょうか…?
伝説の始まり
掲載当時、最終ページの煽りに「大学生たち、ご愁傷さまです」的な文章が載っていました(笑)
煽り文が本当に煽っている(笑)
そしてネタバレになりますが、今回から始まる「タンブリング・エース」編、煽り文はずっと大学生たちを追い詰めていきます(笑)