前回までのあらすじ
本編あらすじ
1ゲーム目の親はマナブ、場代は10枚。
チップは実物ではなく、モニタに表示される数字で確認する形になる。
マナブの最初の手は10のワンペア。
続くミツルもJのワンペアで、どちらも良い手とは言えない。
そもそも、はじめに皆で選んだダイスは全て重り入りで重心がメチャクチャのダイスで、間違っても4カード以上の役は出来上がらない。
続けて真経津も9のワンペアを出し、村雨に至ってはブタ(役無し)。
そして2周目。
マナブは10のペアとKを残し、「コール」しダイスの振り直し。
その結果、マナブはKと10のツーペアに。
ミツルもJのワンペアを残し「コール」するが、役は変わらず。
真経津の番。真経津は20枚「レイズ」し、30枚で勝負すると宣言。
マナブはそれを受け、ミツルは降りる。
9のペアを残し振り直した真経津は、9のスリーカードを出す。
続く村雨は「私がミスするなどありえん」と「コール」。すべて振り直す事に。
出典:ジャンケットバンク コミックス5巻より
大笑いする獅子神は「オイ真経津!! コイツほんとにオレより強ぇーのかよ!?」と真経津に話し掛けるが、「うん 全然強いよ」とノータイムで返される。
2ゲーム目の親はミツル。
場代は10枚を宣言、しかし途中で真経津がまたも30枚まで吊り上げ、最終的に、村雨がゲームを制する。
そして3ゲーム目の開始前───チップの精算を全員がモニタで確認する中、マナブはテーブルの下から特製のダイスを取り出す。
───好きなだけチェックしてくれ
───その間にオレは 特製のダイスを用意するからよ…!!
「もう振り返っていい?」
モニタから一切目を離さないまま、真経津は背後のマナブに声を掛ける。
「3ゲーム目始めようよ 準備万端でしょ?」
イカサマがバレたのか、と慄くマナブ。
そして何故か笑いだす村雨。
「いや失礼 始める前に2点ハッキリさせておきたいんだが」
村雨は立っているギャラリーの男性2人、女性1人を指し「どの組み合わせてまぐわってるんだ? 匂いが混じり合って気色悪い」と言い、次にマナブを名指し───テーブルにメスを突き立てる。
「次にテーブルの下に手を伸ばしたら 指を切り落とす」
更に慄くマナブをよそに、真経津は明るく「オッケーじゃあそういうことで 楽しんで行こー!」と声を上げる。
「次の親はボクだ 場代は100枚にしよう」
感想
秒でイカサマバレてる
ダイスを振った際、真経津さんはすでに違和感を覚えていたようですし、村雨さんも何か考え込んでいるようでした。
しかも、マナブ君がダイスを取り替えていた事に至っては、2人ともノールックで見破っていました。
獅子神さんは…真経津さんのセリフで初めて気付いた感じでしょうか?
普通のギャンブル漫画なら、イカサマを見破った時点でお話が終わると思いますが…まだまだ終わらない、「タンブリング・エース」(笑)
ここから大学生コンビは、オーバーキルされてしまうのですね…。
村雨さん、警察犬を超えた?
「どの組み合わせてまぐわってるんだ?」って、そんなん匂いで分かるんですか…?(怖)
警察犬ですら、そこまで分からないと思うのですが…。
しかしここまで嗅覚が良いと、日常生活に支障をきたしそうですよね。
ニンニク料理を食べた人や、オナラした人がそばにいたら大ダメージを喰らいそうな…。
そして「どの組み合わせ」って事は…
単なる女性の二股って訳でもなさそうですね…。
修羅場の予感