前回までのあらすじ
悪魔たちの罠に嵌まり、まんまと上限なし、場代300枚のゲームを始めてしまったマナブとミツル。
彼らの運命やいかに───?
本編あらすじ
最終ゲーム1周目、マナブはKの5カード。
ミツルはJのワンペアであり、真経津・村雨は両者ともブタ。
それを見て「勝てる」と踏んだマナブは、「コール」し、手をそのまま残す。
同じく「コール」したミツルは振り直し、Jのスリーカードで負け確定。
そこでなんと真経津は「レイズ」。Betを上限の200枚にまで引き上げる。
「お前のコケおどしも もう飽きた」と、マナブは「コール」で受けて立ち、ミツルは勝負を降りる。
真経津は穏やかに「イカサマをするなら 最高の手を出せなきゃダメだよ」と話す。
ダイスを全て振り直した真経津が出したのは───このゲームにおいて最強のAの5カード。
「ボクたちは普段ダイスゲームでは遊ばないんだ」
「なぜなら一番面白い”運”の要素を 技術で台無しにしちゃうからね」
出典:ジャンケットバンク コミックス5巻より
重心がマトモなサイコロさえあれば、狙った目くらい出せると言う真経津。
重心がメチャクチャなダイスを渡されていたはずの真経津達は、獅子神が飲み物を持ってきた際に、替えのサイコロを受け取っていたのだ。
「違うサイコロを使っちゃダメってルールはなかった 君も替えてたしね」
村雨はジュースについて「小さな傘を添えて」とリクエストしていたが、その傘が仕舞われていた箱の戸棚に、飾りとしてダイスで作られたすだれがかけられていた。
そんな相談一言も…とうろたえるマナブだったが、「ナメてんのか? そんくらい言われなくてもわかるだろフツー」と獅子神が返す。
500万以上の負けに呆然としていたところへ響く「コール」の声。
同じくAの5カードを出した村雨が「何を終わった気でいる? マヌケ面が酷くなるのはここからだ」と言う。
「まさか自分達で作ったルールを忘れたのか?」
チップのレートはダイスを振る度に15%増える
ゲーム中、最も強い出目のプレイヤーが2人いる場合、両者がダイスを振り直す
つまり、
「私達が引き分け続ける限り あなたの負債は無限に増える」
───そして、引き分け回数8回。
学生チーム最終負債総額───1億9024万円。
飽きたという真経津がわざと負け、村雨の勝利でゲームは閉幕。
楽し気に「この後メシでも食おう」と話すギャンブラー達だったが、追い詰められたマナブは「ダメだ 殺そう」という結論に至り、ナイフを取り出す。
だが、察した獅子神がマナブの顔面をテーブルに叩き付け、未遂に終わる。
「不安が絶えないだろうが 金のことは心配しなくても大丈夫だ」
「私への借金は 様々な形で返済できるからな」
感想
あの顔で会話しちゃったよ
とうとうピカソ顔になってしまったマナブ君とミツル君。
しかも、その顔のまま会話するという(笑)
出典:ジャンケットバンク コミックス5巻より
鬼畜な真経津さんと村雨さん
負債を無限に増やし続けるという真経津さんと村雨さんに、獅子神さんもドン引いてます。
「みんなで遊ぶと楽しいね」という真経津さんのセリフがもう…すっごく怖い…。
総額、ほぼ2億の借金…。
(多分)命拾いしたマナブ君
獅子神さんに暴力を振るわれたマナブ君でしたが、あのシーン、村雨さんも懐に手を入れていました。
獅子神さんが止めていなければ、もっとヤバ~い目に遭わされていたのでは…?
そして最後の村雨さんの笑顔…。
すごくイイ笑顔なのに、不穏さしか見当たらない…。