前回までのあらすじ
1/2ライフゲーム「アンハッピー・ホーリーグレイル」が始まる。
そしてその水面下で、担当行員同士も50年のキャリアを賭けたギャンブルを始めようとしていた。
本編あらすじ
蔵木により、ゲームのルール説明が始まる。
・ゲームは全10ラウンドの、オブジェクト選択型対戦ゲーム
・3本のボトルのうち、1本には聖水、残る2本にはカラス銀行特製の毒が仕込まれている
・ゲームの目的は全10ラウンド終了時に、相手より多くの聖水を取得する事
・また、対のオブジェクトとして3つの器───1つの聖杯と、2つのニセモノが存在する
・「聖杯」は注いだ液体の性質を反転させる。ニセモノは単なる器であり、注いだ液体の性質はそのまま
・プレイヤーは各ラウンド、「聖杯側」「聖水側」に分かれ、担当オブジェクトを並び替える
・「聖杯側」から器、そして「聖水側」がボトルを選ぶ事で、「聖杯側」の組み合わせが完成。
・その後サイドを交代し、次の「聖杯側」が一つの組み合わせを作ったところでラウンドの最終局面へ。
「中央の巨大聖杯による ”浄化の儀”が行われます」
・ゲームのペナルティは「取得した聖水と毒をすべて飲む事」
・毒の詳細は伏せるが、500㎖が限界量
・ボトル1本の容量は100㎖
・巨大聖杯は、取得したオブジェクトを判別し、プレイヤーの持つジョッキ=”運命の器”へ応じた液体を注ぐ
・聖水には解毒剤の効果があり、100㎖で毒50㎖を中和する事ができる
そこで何かを忘れていた蔵木が「あ やべ…」と、何かを大急ぎで持ってくるように伝える。
「毒を500㎖飲むと こんな感じになりますのでご注意ください」
巨大なトレーの上に横たわった男は、膝をかかえた状態で目を見開き、血を吐いていた。
そんな中真経津は「トントントントン」とこめかみを叩く。
「フフフ…」
「これだから賭場(ここ)は好きなんだ 見たいと思える奴に出会える」
そしてゲームが始まる。
「今回は実に6億円を賭けた大勝負!! 普段と同じく 暴力行為 及び意図的な遅延行為は即失格です」
また他に
・あらゆる行動は各5分以内に決定
・いずれかの”運命の器”に注がれた液体を「飲まずに捨てる」「吐血以外の嘔吐」「他の液体を混入させる」等、不当な理由での増減は禁止
・飲食 及びゲーム開始後の外出は禁止
といった禁止事項が挙げられた。
「”アンハッピー・ホーリーグレイル” ゲームスタートです!!」
「落胆させるなよ? 覗いてみたらすぐ底が見えるなんてゴメンだ」
「保証はできないね 君の目が節穴って可能性もある」
一方、御手洗に「Betは?」と昼間からの連絡が入る。
───叶黎明の死亡に賭ける。
感想
蔵木さんはちょっと天然?
以前ルールブックを読み込み、スムーズなルール説明をしていた梅野さんとは一転、蔵木さんはうっかり説明を忘れていました。
叶さんからも「アイツ大丈夫?」と心配される始末。
昼間さんは「見ての通りだ」との返答。…そうですか…
実は、何か伝え忘れているルールがある…とか、ないですよね!?
食べ…物…?
「気分屋ルーシー」「サウンド・オブ・サイレンス」に続き、恒例の実演。
毒サンプルの方、完全に「ジャックポット・ジニー」の後の周防さんたちが持ってきたディナー風の登場でしたが、大丈夫ですか?VIP達に喰われたりしませんか??
お客様の中に…喰種がいらっしゃる…!?
喰種がいらっしゃるにしろいらっしゃらないにしろ、あの大きさのトレーはちょっとシュールですね。
大金は大金なのに
今回の賭け金は6億円。
…ですが、真経津さんも叶さんも、お金には全く興味なさそう。
雛形さんも村雨さんも、お金には頓着しなさそうでしたし。
獅子神さんがちょっと微妙なライン…?
そう考えると、タンブリング・エースの大学生たち(というかマナブ君)はとっても清々しかったですね(笑)