前回までのあらすじ
飛ぶ鳥を落として焼き鳥にして喰らい尽くす新入り（ルーキー） vs 災害扱いされるわ校門で出待ちされるわでキレそうな瞼無し（リッドレス）
ファイッ！！
本編あらすじ
引き分けは認めない、勝利条件は「対戦相手の死亡のみ」であると強調する白金。
万が一の万が一、室温が100℃になった状態で一時間以上両者が生存していた場合、全ゲーム中ジャンケンで負けた数が多いプレイヤーを、銀行が直接処刑するという。
そこで姿を現したのは、”厨房担当”として料理人風のコスチュームに身を包んだ特０・黒光班。
すれ違いざま、蔵木に「いい加減戻る気になんねえのか？ 人手不足でヒィヒィ言ってんだ」と声を掛ける。
そして最後に、それぞれの注文テーブルに「公正な勝負に欠かせない必須アイテム」が搬入される。
「まあ大げさに言っちゃいましたがフツーの水です！ 計画的に使って生き延びてもらいましょう！」
反則行為は暴行・通信機器の使用・遅延。
全ての選択を「１分以内」に行わなければならない。
また、ゲーム開始後はいかなる理由があろうともプレイヤーと審査役、及び特０行員以外のダイナーへの立ち入りは禁止となる。
「それでは両プレイヤー 入店をお願いします！！」
「残念だよ晨」
白金のコールの後、真経津に話しかける眞鍋。
「君とは せめてハーフライフで会いたかった」
「同感だね 君が死ぬのは残念だ」
「うまい皮肉だな でも気を付けろよ」
「”筆者の気持ちを述べなさい” 国語のテストなら落第だ」
ガラスのドーム状の個室にそれぞれ”入店”するプレイヤー。
真経津はドアの継ぎ目、運び込まれた水、テーブル、椅子…等、じっくりと観察する。
「”シヴァリング・ファイア”！！！ ゲームスタート！！！」
第１ラウンド、「単純なじゃんけん勝負ですので 両プレイヤーにはサクッと最初の一枚を選んでもらいましょう！」とアナウンスする白金の声に、「このゲームの どこか単純なんだ…！！」と憤る御手洗。
このゲームは熱を集めるゲームであり、HOTで勝つ必要がある。
もちろん自分を守るだけでは共倒れになるため、相手にICEで勝たせる事もしなければならない。
また、これはただのジャンケンではなく、出す手によって明確に価値が変わってしまう。
「パー」が出目としては一番価値があるものの、「チョキ」を出されれば意味はない。
カードを選択しながら、眞鍋は真経津に語り掛ける。
「はじまりの瞬間は いつも未知に溢れている」
「何も知らないことへの不安と 知らないが故の希望や可能性」
「晨 君がまっすぐに歩けることを願っているよ」
「先に待つ 苦しみの時間の中でも」
「卒業式の練習？ ボクも心で復唱するよ」と眞鍋の言葉に軽口を返しながら、真経津もカードを選択。
「両プレイヤー選択完了！！ 参りましょう！！第１ラウンド一戦目───オーダー！！！」
| 第１ラウンド一戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
| 真経津 | ICE パー（-5℃） | HOT パー（+5℃） HOT チョキ（+2℃） HOT グー（0℃） ICE チョキ（-2℃） ICE グー（0℃） | -5℃ |
| 眞鍋 | ICE グー（0℃） | HOT パー（+5℃） HOT チョキ（+2℃） HOT グー（0℃） ICE パー（-5℃） ICE チョキ（-2℃） | なし |
「人の成長は失敗から始まる」
「頑張ろう晨 成長には価値がある」
「たとえ残りの人生が 今日しかないとしても」
感想
特０の登場と、蔵木さんの掘り下げ！
銀行の殺意が高すぎる。
ヤンジャンやジャンプラ等、コメントでさんざん「真経津さんなら100℃でも生き延びるんちゃうん？」と言われてきたせいでしょうか(笑)
しかし、特０が登場すると殺すというよりは、倉庫行きになるようなイメージが…。
いや、それでは暗黒金持ち達は納得しないですね。
黒光さんはレストランのシェフのような恰好、丸尾（ヨシツネ）さんは職人風、小夜子さんは…可愛い♡えーと、ウェイトレスって事でしょうか？
そしてここで、まさかの蔵木さん掘り下げ！
お前…元・特０だったんか！！
蔵木さんの個別記事でも私「やべぇ奴では」と書きましたが、そうか…やはりヤバイ奴だったのか…。
やべぇ特０の事を「あんなホワイトな職場」と言ってますし…もう本当蔵木さん、なんなんだろう…。
荒廃した世紀末的なSF世界から転生してきたと言われても信じてしまいそう…。
あのタトゥーはつまりそういう事なんですよ（閃き）
シヴァリング・ファイア、ゲームスタート！
水！！！
これ絶対重要アイテムじゃないですか。
500㎖ペットボトルだとして…2ダース？
24本なので、12ℓでしょうか。
喉が渇くからお水を渡した…なんて生易しい理由なわけ、ないですよね。
恐らく湿度コントロールのために利用するのではないでしょうか。
例えば、温度が低くても、湿度が高いと寒さを感じにくくなるらしいです。
…とはいえ、温度がマイナスになれば当然、水は凍ってしまいますよね…。
また、逆に温度が高い中で湿度が高くなると、危険性が増してしまいます。
サウナが100℃近い高温にも関わらず無事でいられるのは、湿度が低いからだそうです。
うーん、分からない…。
グッズ化だと！？
買う～～～～！！！
