前回までのあらすじ
メタい話ですが、読者の大半が+43℃の熱風に挑む真経津さんの心配をしていなかったのです。
本編あらすじ
水を被り熱風を防御した真経津。
だが濡らしたはずの髪の毛は乾き、頭を防御した手の甲は焼けていた。
熱風を耐えきったとしても、室内は脅威の53℃。
ただ座っているだけでも体力を消耗する状況だが、眞鍋は「制限時間ギリギリまで」待つと言う。
「どうぞご自由に 君の最期の時間だ」
札を置きながら真経津は、眞鍋の室温がゲーム開始後からほとんど変化していない事を指摘。
1ラウンドと2ラウンドで「-17℃」「-3℃」の冷風を浴びていた真経津は、温度差が大きい程風の冷たさが強くなる事に気付いていた。
「今この勝負が"引き分け"になれば 互いの室温は100℃まで上がり 当然100℃までより遠い君の部屋には ボクより強い熱風が流れる」
「一緒に焼け死のう ただし君が先だ」
真経津の言葉を聞きながら眞鍋は、真経津の姿に鏡を見る。
そこに映るのは、時計、花丸、テスト。
花丸はまるで、不正解ばかりのテストを監視するかのように目を光らせている。
そんな光景を見せられた眞鍋だったが、冷静に「バツ」をつけるように鏡を砕いた。
「減点 98」
眞鍋は2つの減点ポイントを挙げる。
「その1 ”罠はかけてから教えろ”」
「その2 ”イタズラは相手を選べ”」
敵にわざわざ自分の狙いを教える=嘘だと簡単にわかってしまう。
そして眞鍋は敵=生徒への愛があり、イタズラなどは見逃さない───と言いながら、自身の手札をひっくり返して見せた。
明かされた手札「HOTのパー」を見た途端、慌てて自身の手札を変更する真経津。
周りが困惑する中、最終4ラウンド1戦目の結果は───
第4ラウンド1戦目 | オーダー | 残り手札 | ストック |
真経津 | HOT グー(0℃) | HOT パー(+5℃)、HOT チョキ(+2℃)、 ICE パー(-5℃)、ICE チョキ(-2℃)、ICE グー(0℃) | 0℃ |
眞鍋 | HOT パー(+5℃) | HOT チョキ(+2℃)、HOT グー(0℃) ICE パー(-5℃)、ICE チョキ(-2℃)、ICE グー(0℃) | +5℃ |
結果は、周りの困惑を更に深めた。
眞鍋は手札を見せていたのに、真経津は何故自ら負けに行ったのか。
真経津の風の話はブラフ?
本当の狙いは?
眞鍋はなぜ札を見せ、真経津はなぜ札を変えたのか…?
「暉 なぜ晨は君の真似をしたと思う?」
混乱していた御手洗に、眞鍋が質問をする。
「僕は常に自分を戒めている 良い教師は生徒が作ると」
生徒が知らないこと、足りていないことに気付かせるのが教師の務め。
だが、それには御手洗のような熱心な生徒が必要不可欠だという。
「逆に言えば 熱心で無知なフリが上手ければ 教師にそれを"教えさせられる"」
「晨は ボクの教育を誘導したんだ」
「そしてそのせいで 今 自分を殺そうとしている」
感想
これに尽きる
+43℃の熱風
水をかぶっていた真経津さんでしたが、手の甲を火傷してしまいました。
4ラウンド中、暑さのためか上着を脱いでいた真経津さんでしたが、長袖・長ズボンだったため、素肌へのダメージは手の甲だけで済んだようですね。
思い返すと、ジャンケットバンクに登場するギャンブラーは皆、肌の露出少ないですね…。
季節感を出さないためでしょうか?
厚着の人もいないですし
もし半袖だったらダメージが悪化してましたね。
鏡が出たけれど…
妄想言っていいですか?
このゲーム中、もう一度、別の鏡が出ませんかね?
と言うのも…鏡に映った姿が、あまりにも人間ぽくないというか。
…いや、人間ぽくないと言うとそういう人たくさんいましたが、何というか…
獅子神さんのキツネ以外は、映されたギャンブラーを容易に想起できる姿でしたよね?
眞鍋先生の鏡…これをパッと見て、「眞鍋先生だ」と思えるでしょうか??
以前の花丸演出はだいぶ狂っていましたが(※誉め言葉)、この花丸=眞鍋先生?うーん??となってしまいます…。
本編での真経津さんの追い詰められ具合などを見ていると、何か、もう一段階ありそうな気が…してしまいます。
後から読み返してこっぱずかしくなってしまうかもしれませんが、まあこれも、リアタイの醍醐味という事で!