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【ジャンケットバンク】第14話 感想 表情の歪み具合からヤバさが伝わる

2021年12月27日

前回までのあらすじ

今回のゲームは”有害音楽レコード”を使った戦い!

異常者同士の戦い、軍配はどちらに上がるのか!?

本編あらすじ

言い忘れていたが、「セット」宣言後は5分以内にレコードをチョイスする事。

そう言う渋谷の説明を聞いた後、真経津と村雨は先攻後攻を決める。

先に「セット」側になったのは村雨。

それで? どれが”0秒”のレコードなの?

村雨がレコードをセットするや否や、真経津は正面から尋ねる。

村雨は「運任せに挑まれるより 私が勝ちやすくなる」と、端のレコードを指して「ココだ これが”0秒”のレコードだ」と答える。

ウソが下手だね

真ん中を意識し過ぎだよ コレが”0秒”だって顔に書いてある

真ん中のレコードを取った真経津に、村雨は驚いて見せるが―――

そのレコードは”2分”のものだった。

予想以上の大マヌケだ こんな単純な誘導にひっかかるとは

村雨は唐突に、「サッカー選手はサッカーが好き」「画家は絵が描くのが好き」で許されているのに、医者だけは「人の命を救いたい」という立派な動機を求められる事が不満だ、と語る。

私は手術そのものが好きなんだ 喋る糞袋の本性を暴けるから

村雨は体の動きがどんな”雰囲気”を生み出すかを把握しており、今のブラフも「真ん中に注意が行き過ぎている」ように見える動きをしただけ、と語った。

かくして真経津は、開幕早々”有害音楽”を2分間聴く羽目に。

レコードを手に、音響ブースへ入る真経津。

レコードの設置方法が分からずまごつくが、やがて再生が始まってしまう。

再生が始まった途端に、表情を苦悶に歪める真経津。

そのあまりの苦しみに、立つことも叶わず、防音壁を爪で搔きむしり、床に転げまわる。

永い永い2分間が過ぎ―――

ご来場ありがとうございました レコードを返却してください

真経津は息も整わぬまま、ほうぼうの体でレコードを回収し、返却ボックスへ差し込んだ。

レコードの返却を確認しました またのご来場をお待ちしています

実に災難だったね お疲れのところ申し訳ないんだが

さっさとレコードを並べてくれ

私の番が終わらないと あなたが曲を聴けない

感想

冒頭だけほのぼの

先攻後攻を決める際、真経津さんは「じゃあ じゃんけん?」と訊き、村雨さんは「よし」と承諾しています。

ちょっと可愛いやりとりですね(笑)

その後はギャンブラー同士らしい駆け引きが繰り広げられるわけですが…。

村雨さんすごい

真経津さんは(恐らく)コールドリーディングで、村雨さんのしぐさから0秒レコードを当てようとしていました。

ところが結果は、村雨さんがあえて「そう見える」動きをしたため、2分のレコードを引いてしまいます。

村雨さんは、雰囲気を作り出す体の動きを意識してこなせる、というわけです。

観察力が半端ないだけでなく、雰囲気の演出まで出来るなんて…

獅子神さんとは明らかにレベルが違います。

思えば御手洗君は、獅子神さんと対峙した際はあまりリアクションしていませんでしたが、村雨さんを見た瞬間には異様さを感じ取っていました。

…村雨さん、お医者さんなんですよね?

村雨さんにかかる患者さん…大丈夫なんでしょうか(笑)

しかし「喋る糞袋」とはまた…強い言葉を使いますね…

絶対聴きたくない!

有害音楽の演奏シーン、これが非常に恐ろしい演出になっています。

イケメン(笑)の真経津さんが、今まで見た事ないほどに表情を歪めています。

壁をかきむしり、足をバタバタとさせている様子は本当に苦しそう…。

2分経って音楽が止んだ後も、余りのダメージに立ち上がる事すら出来ません。

―――開幕早々、先制パンチを喰らってしまった真経津さん。

「気分屋ルーシー」では全くダメージを負わなかっただけに、今回のゲーム・対戦相手のレベルの高さが伺えます。

この後の展開が気になりますね…!

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