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【ジャンケットバンク】第20話 感想 村雨さんがあの顔になっちゃった!

2022年1月30日

前回までのあらすじ

音楽を鳴らす本体、チップを見つけたと言う真経津。

真経津の姿に”鏡”を見る村雨だったが、村雨はその”鏡”を打ち破る―――

本編あらすじ

村雨は真経津の行動に敬意を表しながらも、「自分に仕組みを教えたマヌケ」と罵る。

命懸けで掴んだゲームの本質は、時間にも体力にも余裕のない真経津には到底扱いきれないもの。

「0秒レコード」のチップはまだまだあるのだから、自分でも移植は可能だ―――

そう語った村雨に対し、真経津は

セット

と言い放つ。

唐突な宣言に村雨と御手洗はあっけに取られる。が、渋谷だけは真剣な表情でそれを聞いていた。

なぁにが”セット”だこのマヌケがっ!!!

大笑いする村雨に渋谷は「”セット”宣言後にレコードに触れたため 村雨様は そのレコードを選択したとみなされます」と進言。

だからなんなんだ?

私はこのレコードを選ぶつもりで印をつけた チップの正確な位置が わかるからな

村雨はこの後、全てのハズレレコードに「0秒」チップを移植するという。

ゲームの敗北条件は、「10分1秒」以降の音を聴くことそのものではなく、「レコードを返却できない状態になること」。

現在の体力からしても、このままお互いに「0秒」を選び続ければどちらが先に倒れるかは明白。

そう語る村雨に「君の言葉は聴こえないけど」と前置きしつつ、真経津は「やっぱり君は 見たいようにしかものを見れない」と言う。

真経津は、村雨が印をつけていないレコードのジャケットをひっくり返す。

そこに記載されていた時間は「0秒」。

え?

真経津が3枚全部のレコードをハズレにするなら、「0秒」レコードにチップを移植するはず。

真経津は、ダメージを負ってまでペナルティを受けるメリットを3つ語る。

一つ、ペナルティの情報を独占できる。

二つ、身体の変化を読まれにくくなる。

三つ―――真経津が命をかけて見つけた”真実”を、誰も嘘だと思わないこと。

レコードにチップなんて入ってないんだ

んなっ…

なふ…

ふざ…

ふざけたことを抜かすなマヌケがっ!!! こんな馬鹿げたことがあるかっ!!!

今まで自分にアタリを教え続けていたのも、死の一歩手前まで血を流し続けたのも、たった一度自分を欺くためだったのか、と驚愕する村雨。

話が噛み合っているか分からないが、と言いながら、真経津はペナルティを受けていた時の事を話す。

真経津は実際に針を折ったしレコードも割った。

それでも曲は流れたため、イカサマ出来る可能性は消えたが、一つだけ揺るぎない真実を手に入れた。

たとえどんな状況だろうと 選んだレコードは絶対に再生される

渋谷はそれらしい動きをしていなかったため、恐らく別室で監視している誰かが遠隔で操作しているのだろう、と断ずる真経津。

そして自分の嘘を信じてもらうため、村雨の助言を活かした、と言いながら真経津は、先ほど取り去ったレコードのラベルを取り出した。

そこに表示されている時間は「3:00」。

”嘘をつく時は真実を少し混ぜる それが見抜かれないコツだ”

ヒトの話は聞いておくもんだね まだ聴こえる内に

感想

チップの話が嘘とは…

恐らく、誰もが真経津さんの話を信じていた事でしょう。

レコードで音楽が再生されるわけではない ⇒ 分かる

音楽を再生する本体が別にある ⇒ 分かる

そこで「チップ」の話をされれば、「なるほど~」となりますよね。

しかも真経津さんは、チップの実物っぽい物を持っていたのですから。

あれはレコードを折った際の破片?なのでしょうか…

思えば前回、真経津さんが「チップ」を取り出した時、渋谷さんは「何だそれ」みたいな表情をしていました。

チップなんて存在しないから、あんな表情だったのですね。

しいなさん達、監視しているだけかと思っていたら…

なんと、有害音楽を流す係はしいなさん達でした。

再生画面、よく見ると音量最大になってる…(怖)

今後は御手洗君にも、こういう役割が回ってくる事があるのでしょうか?

真経津さんの担当行員になるとしたら、そういった裏方作業はあまりやらないかも?

これでゲームは決着…かと思いますが、この後まだ一波乱あるのでしょうか?

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