前回までのあらすじ
村雨先生 in water
本編あらすじ
村雨が完全に水没した、5ラウンド1戦目。
「トレジャー」側室積は当然のごとく、選択を遅延する。
空気は1分につき1ポイント消費される。
常人であれば発狂しそうな状況だが、村雨は冷静に「自分は何を見落としているのか」を思考していた。
だが思考の最中、「もしかして、見落としているモノなどなく、ただ殺されて終わるのではないか」という考えが芽生える。
───正しい診断の邪魔をするな
───私はそのために己の感情を排除してきた
───だが自分で気付いたんだろう?
───人から感情は消えないと
「”人”とは 誰のことだ?」
───私は望むモノのために 正しい論理を無視してここに来た
───矛盾した私は 嘘つきなのか?
───否
───…礼二よ
───お前は賢いくせに大馬鹿だな
───世の中には問題と その解決法しかないと思ってる
「"事実"と"真実"は 別のモノなのか?」
「嘘と真実の間には無限のグラデーションがある」「私はその違いを探すことに躍起になっていたが」
「単なる"事実"に個人の感情を乗せたモノが "真実"?」
思考にのめり込む村雨に「暇すぎて哲学者にでもなったのか?」「死の淵は皆そうなる」と返し、時間ギリギリで選択を行った室積。
そして村雨も間髪入れず、手を選択。
5ラウンド1戦目、結果は───
| 室積 | 村雨 | |
| 水位 | 28 | 60+8 |
| 伸縮 | 45-4 | 59-4 |
| 空気 | 24 | 36-4 |
| 宝物 | 14+6 | 13+2 |
室積は、村雨が既に作戦を切替え、室積に宝物をありたっけ取らせ、かごを上昇させ続け、天井で押し潰そうとしている事を見抜いていた。
切り替えたばかりの作戦を見抜かれた村雨の脳裏に、自身がすでに矛盾だらけの行動を取っていた記憶がよぎる。
職業柄、人の死を見慣れていたはずの村雨。
だというのに、死んだわけではない、入院した兄に一時間も小言を言い続けた。
そんな兄は、自分が死んだとなれば、その何倍も泣くのだろう。
「フ… フフ フフフフ…」
突如笑い出した村雨を訝しがる室積。
村雨は、生まれて初めて「死」を恐ろしく感じていた。
「考えられんことだ この私が自らの死を恐れ 矛盾を孕みながら勝てるかもわからん敵に挑もうとしている」
「私は どんどん人の心に近付いている」
「続けるぞ 私が理想へ辿り着くために」
感想
まずはじめに
人の心に近付いてる笑顔じゃないの~~~!!それは~~~!!(怒)
なんで思いやりに目覚めた時といい、そういう時に限って村雨先生は顔が怖いんだよ(怒)(怒)(怒)
「単なる"事実"に個人の感情を乗せたモノが "真実"?」
以前もどこかで取り上げたかもしれませんが…
これ、漫画「This コミュニケーション」のラストとすごく重なる話かもしれないなぁと…。
ネタバレを考慮するので(もしかして以前取り上げた時にはガッツリ書いてます?だとしたら意味ないか。まあ一応ボカしますね)ぼんやりした書き方になりますが、あの漫画で最後伝えていた事。「これがコミュニケーションだ!」という、作者様のメッセージ。
結局は相手の気持ちも、世界の見え方も、「自分」があってこそ。
「事実」は「事実」としてあるけれど、「真実」は、それこそ人の数だけあるのでしょう。
死を恐れている、というか…?
今回順番がめちゃくちゃで申し訳ないのですが、序盤の、村雨先生の手が震えていたシーン。
普通に読めば、死への恐怖が村雨先生の体に現れたシーン…に見えますが。
私、水温上昇説大PUSHニキでして、Geminiちゃんに聞いてみました。

~中略~

けいれん!!!!!
これじゃないですか!!??
まあこの説の最大の弱点は、村雨先生より遥かに水量の少ない室積さんが、水温の変化に気付かないはずないって事なんですけどね。
テヘ★
豪華オマケ&スペシャル鼎談!!
鼎談はオンラインでも読めます!

なお、「対談」は一対一で話す事、「鼎談」は3人で話す事、だそうです。
オンラインだと文字だけなのですが、実物には田中先生・斉藤壮馬さん・安田陸矢さんのカラー写真も…!
てか田中先生の顔を隠してるアイコンが(笑)
Xのアイコンもいつの間にかコイツになっていた…


オマケは3号連続でつくらしいので、気になる方はぜひご購入を!
次号は獅子神さん!※本編の更新はありません!!
