前回までのあらすじ
土屋田様がみてる…!
本編あらすじ
第1ラウンド1戦目。
両プレイヤーの選択は「黄金」。
よって、真経津・雛形両名共、金貨は「4枚」となる。
真経津 | 4 |
雛形 | 4 |
ゲームの内容は行員にも開始前には掴めない。
だからこそ、情報量、事前の契約が勝負を分ける。
土屋田は、監視カメラを利用した「覗き見」をする事で、絶対に負けないようにしていたのだ。
真経津は雛形に「いつもそうやって相談しながら戦っているのか」と問う。
「俺達のやり方に口出しするな」と答える雛形に、「別にやり方はどうでもいいけど」「そろそろ飽きてきたよ 君のぶりっこ」と返す真経津。
そのまま2戦目。
2人は1戦目と同じくどちらも「黄金」を出し、金貨はさらに4倍に。
真経津 | 16 |
雛形 | 16 |
御手洗は、土屋田が真経津の手札を覗き見ている事に気付く。
しかし、「今までの僕ならパニックになっていた」と冷静に考える。
自分が気付いているならば、真経津が気付かないはずがない。
戦う前から「私語の禁止」を命じてきた土屋田。つまり、土屋田側は自由に私語を使いたい=価値のある情報を得られるという事。
そして今自分が騒げば、土屋田は作戦を変えてくるかもしれない。
───気付かないフリをしろ
───僕は「無能な働き者」から 一歩先へ進むんだ!!
3戦目、またも両者「黄金」。
真経津 | 64 |
雛形 | 64 |
4戦目───ここからはカードは残り3枚。「黄金」「盗賊」「魔人」、それぞれ1枚ずつとなる。
「真経津は最後の「黄金」を選んだ 「盗賊」でいけ」
土屋田が指示を出した後、両者カードオープン。
───一体…どうやったんだ?
後ろから真経津の手札を見ていた御手洗ですら、真経津は絶対に「黄金」を選んだように見えた。
にも関わらず、真経津が出したのは「魔人」。
方法は分からないが、覗かれている事を逆手に取った不意打ち。
だが、雛形が出したカードは───「黄金」。
「魔人」は「黄金」に対して何も出来ない。
このような手は、真経津の不意打ちを読んでいなければ打てない。
だが、土屋田はそのような指示は出していない。
「…驚いたな もう遊ぶのはやめたの?」
「そんな所だ お前の言う通り潮時だろう」
そこに在ったのは、唯々諾々と従うだけの男とはかけ離れた、醜悪な笑顔───
感想
さすがに御手洗君も気付くか
ダイナミック覗き行為、さすがにサクッとバレました(笑)
まあ一人だけ話すのを禁止されて、相手はめっちゃスマホ見ながら何やら担当ギャンブラーに話し掛けていれば、さすがに分かりますよね…。
そして御手洗君、「自分が気付いているなら真経津さんも気付いているはず」と勘の良さを発揮。
土屋田さんが村雨さんばりの観察眼を持っていない限りは、なんとかしのげたでしょう。
しかし…
雛形さん顔怖ッ!
途中デフォルメの可愛らしい顔が出ていた分、落差が激しすぎます。
デフォルメの可愛い顔
出典:ジャンケットバンク コミックス3巻より
怖すぎる
出典:ジャンケットバンク コミックス3巻より
後ろで見ていた御手洗君が気付かない真経津さんのすり替え…も十分すごい事なのに、この怖い顔がすべてを持っていってしまいました!
村雨さんも大概人間離れした方でしたが、村雨さんが「狂気」なら雛形さんは「不気味」。
方向性の違う怖さがありますね…。